2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

たのしい神話(1)「神話世界について」

まずは基本から、「そもそもこの世界ってどうなってるの?」というのを考えてみたいと思います! と言ってもぜんぜん方針とか立たないので、まずは記憶を引っ張り出して思い当たる特徴を片っ端から並べてみましょう! 最強の神は幼女(半裸。寝言ポエマー) 大…

『象られた力』

これから日本のSFを代表していく作家の一人です、くらいには言ってしまっていいんじゃないでしょうか。『グラン・ヴァカンス』や『ラギット・ガール』の評判が凄いことになってる飛浩隆さんの処女短編集。収録されている作品は十年以上前のものですけれど、…

『ROOM NO.1301 #4 お姉さまはヒステリック!』

愛し合う二人が一緒に東大に入ったらあべべべべ。(←間違い) 前巻の衝撃のラストに追い討ちをかけるような、さらに酷い展開に。49ページの挿絵に至る流れは、ライトノベル誌に残る神っぷりだと思います。「世界の終わり」なんて使い古された言葉ではとても表…

本日一信

↓終わりました。

本日二信

チャット中ー。盛況してます。どうぞ誰でもいらっしゃいませ。

本日一信

http://chat.no-cost.no-ip.org/?ajax=no&roomkey=flicker 今晩もチャットやりますー。おいでませおいでませー。

たのしい神話(0)「はじめに」

突然ですけど、性懲りもなくゆらぎの神話入門記事を連載します! 前もそんなこと言って結局続きませんでしたけどそれはそれ! もう同じ徹は踏みませんのだ! さて、入門記事と書きましたけど、ことあるごとに言ってる通り私もこの神話世界の全貌を把握できて…

『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』

(講談社文庫)" title="フリッカー式 (講談社文庫)" class="asin"> ぐえええええー。これはひどい。予想の斜め上を行かれてお腹にキました。 首を吊った妹の復讐のため、犯人の愛娘たちを次々と誘拐していくお話。粗筋からしてろくでもないです。でも、ファウ…

本日一信

いろんなところでリンクされてるなのは様の動画を見ていろいろ再熱してきました。そういえばKanonも10話くらいで止まってるしで大変勿体ないので、機を見て一気に視聴して感想でも書きたいところです。ぷにぷにぽえみぃのアレっぷりは異常でした。

『狼と香辛料II』

これまた良作。友桐夏さんがいなければ、ライトノベル界隈ではここ数年で最高の新人になっていたことでしょう。 ロレンスさんとホロさんの会話の駆け引きが相変わらず秀逸です。旅の道連れとして、男女のパートナーとして、いかに自分が主導権を握って相手の…

本日一信

↑にオンライン文芸マガジン『回廊』第11号のバナーを貼りました。今回は「エロこわい」特集です。えろえろでこわこわです。公開は来月15日なのでみんな楽しみに待つとよいのですよ。

『新世界 2nd』

かなり込み入った世界観のSFではあるんですけど、相変わらず設定に対する気負いは感じられません。お話を進めるための必要最低限の情報だけを、渋々小出しにしている感じすらあります。 その一方で、作中に描かれる偏愛的なまでの「少年」への眼差しからは、…

本日二信

というわけで、↓でチャット中でーす。おいでませおいでませー。

『太めの竜にまたがって』

http://bothhands.at.webry.info/200705/article_19.html ある世界の始まりから終わりまでを描いたような感じの小話。リンク先から読めます。 まずタイトルが面白くて、かっこいいのか間抜けなのか分かりません。いえ「太めの竜」というフレーズは多分間抜け…

本日一信

http://chat.no-cost.no-ip.org/?ajax=no&roomkey=flicker 今晩チャットやります。ゆらぎの人もゆらぎじゃない人もどうぞ。(ajax版→こっち)

本日三信

↓おしまいです。

『火星の人類学者』

脳神経科医の作者が、人の認識にまつわる様々な症例を描いたノンフィクション。 色覚を失うことで「別の世界」が見えるようになり、新たな表現力を獲得した画家。視力を回復することで新しい世界に打ちのめされ、健康な生活を送れなくなった元盲人。などなど…

『水滸伝(三) 輪舞の章』

青面獣楊志さんや行者武松さんに焦点が当てられ、同志たちの中心人物である宋江さんにも大きな動きが見られる第三巻。そしてこの巻で、梁山泊の最大の敵である青蓮寺の思想もだんだんと見えてきました。 あらゆる策謀を用いて国を支える青蓮寺ですが、意外な…

STUDIO VOICEの滝本竜彦vs海猫沢めろん対談でアンディー・メンテの話題ががががが

タイトル通り。どうやら映画雑誌らしいです。北野たけしさんの表紙が目印。「ヤンキーの自由」ではなく「ダライ・ラマの自由」を追求しないといけないんだ! みたいな話の流れの中で滝本さんが「アンディー・メンテ」の名前を挙げました。 "僕の敬愛する「ア…

『ソラリスの陽のもとに』

ケールリング人間観という思想があります。これは「自然や神や宇宙や猫といった強大な存在が闊歩するこの世界にあって、人類は怯える弱者以外の何者にもなりえない」みたいな思想なんですけれど、本作に登場する「ソラリスの海」を見ていると無性にこのケー…

本日一信

ゆらぎについて調べものをしたのでメモ。 【燦然たる珠】ダーシェンカ キュトスの姉妹の第二番、つまり次女 悪魔の九姉が一人 柔和な知性派 紀人レメスの妻 (←えー!) 【珠】がコアで、体は沢山ある ダーシェンカ"姉様"と呼ばれることを嫌がる RPGなら回復魔…

『涼宮ハルヒの驚愕』発売延期の真相

お察しの通り、悪いのはアルセスです。あのアルセス野郎!

『忌憶』

祥伝社文庫から出ていた『奇憶』に加え、記憶に関する二つの短編を加えたオムニバス作品。作品間の登場人物が共通していて「著者初の連作ホラー短編」なんてオビに銘打たれてますけれど、そのことを用いて全体に大きく作用してくる仕掛けというのは多分ない…

『柔かい月』

なんかもう限界突破。私たちが「常識」として思考を停止させている部分をあえて掘り下げ、ありえないものとありえないものを関連付けさせて語るその御技。 だって掌編ひとつを丸々使った細胞の文学的描写とかですよ。しかも細胞視点。それで細胞の目を通して…

本日一信

キューティーライダー2ndシリーズ第26話エンディング (ニコニコ動画) きゅーてぃーきゅーてぃー。ニコニコ動画検索結果:キューティーライダー

『ミミズクと夜の王』

舌足らずな主人公の口を通して表現される言語感覚もすばらしいですし、それによって描き出される情感には強く心を動かされます。お話の筋はオーソドックスで、単純な悲しみと単純な救いが描かれているだけですけれど、見るべきはその表現力。 王道という意味…

本日二信

おしまいです。

本日一信

さびしいのでチャットにいます。 http://chat.no-cost.no-ip.org/?roomkey=flicker

『アヒルと鴨のコインロッカー』

相変わらずハズレなしの伊坂さん。読んでる間は意識もしませんでしたけど、最後まで読んでみる『重力ピエロ』と似た構図の作品に仕上がっていて、伊坂さんの基本スタイルを垣間見た思いです。 伊坂さんって、基本的にはすごく柔軟な考え方のできる人なんだと…

『電波的な彼女 〜幸福ゲーム〜』

シリーズ三作目にして今のところの最終巻。 前作の連続えぐり魔事件ほど心臓にクる要素はないのでアクは若干控えめですけど、やはりすっきり読後感というわけにはかないものを突きつけてきます。けれど、にも関わらずその残酷さに正面から向き合おうとする主…