2010-01-01から1年間の記事一覧

本日一信

最近は『Civilization5』とか『ラストレムナント』(PC版)やってます。ゲームやり始めると露骨に更新頻度が下がるので恐ろしいですね。勢い余って、造幣局のコピー機を借りて印刷したお金でメカの新調までしてしまったのですが、どうもCiv5はソフトレベルで処…

『ボトルネック』

「人生は罰ゲームです」なんてフレーズがありますが、これはまさにそういうお話。読んでいて歯軋りしたくなる小説です。 ほとんど何の疑問も抱かず「タイムループもの小説」のひとつとして読んでいたのですが、よく考えたらこれ、別に時間移動なんて一切して…

『新世紀エヴァンゲリオン(12)』

パパがちゃんと「父親」として振る舞ってる!(でも悪い顔) 復活したアスカの表情が妙な弱気さをたたえていていい感じ ラストの初号機の構図は「伸縮自在なエヴァ」設定の面目躍如 めくるめく「異本」的展開にヨダレが止まりませんね。つい数年前までの「貞本…

奇刊クリルタイ5.0で原稿を書かせていただきました

連絡が遅くなってしまいましたが、明日の文学フリマで発表される「奇刊クリルタイ5.0」で原稿を書かせていただきました。フリーゲームの作品性の傾向を、一般的な同人ゲーム文化と対比する形で論じてみたという内容です。どうぞよろしゅう。

ナンセンス論理ジョークとしての『九マイルは遠すぎる』と、読者のミステリリテラシー

もっともらしい理屈をいくつも並べて積み上げて、最初見えていた光景とは全く異なる結論を導いてしまう、というナンセンスジョークミステリー。フジモリさんの書評などで上手いこと解説されている通り、実証性を無視した飛躍的な論理展開はアクロバティック…

映画『ひぐらしのなく頃に 誓』が驚いたことに良作でした!(ネタに非ず)

前作無印の感想 「どうしてこうなった」の反対。「誓」を観てから無印の方を見ると、むしろあちらの方が「どうしてああなった」のかと思いますけど。何にしても前作とは比べものにならないほど良い作品に化けていて、劇場で観なかったのが悔やまれます。 前…

映画『ひぐらしのなく頃に』

観てしまったのですよ……。映画版についてはほとんど情報を追いかけていなかったのですが、801ちゃんの人が続編の「誓」がなんか本当にいいものらしいと力説してはったので、これは観た方がよさそうだということで、まずは一作目から手をつけてみました。ただ…

そして優越感ゲームが始まる - 法月綸太郎『密閉教室』

事前に聞いていた前評判をふまえて、「青春の自意識粉砕小説」として読みました。探偵として振る舞おうとする主人公の全能感は終始滑稽。読者から見れば歩くたびにメッキが剥がれていることが丸わかりなのですが、主人公はそれに気づかず、妙にキャラを作っ…

『屍鬼(8)』

奥さんにシカトされっぱなしの趙公明かわいそう 辰巳のあんちゃんにもキャラ食われてる趙公明かわいそう ラストのコマの先生の悪い笑顔がとても悪い(冗語) "化物に立ち向かうためには、自分自身もイレギュラーな化物ならねばならない"展開。これまで積み上げ…

美少女地獄外道祭文/三角錐に包まれた脊椎の神への愛

pixiv小説に新作をupしました。今回はラブコメだそうです。3回続いてびっくりですね。 http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=76220 こちらはpixivアカウントない人用のURL。 http://d.hatena.ne.jp/hyperlore/20101016/1287193206

『銀河英雄伝説(3)』

さんさつめ。天才は天才でも、ラインハルトの人とヤンの人の天才性の違いが色濃く表れてきたなあと。 ラインハルトの人は苛烈にして冷酷な天才的覇者ですけれど、その下には数多くの才能溢れる部下たちがいます。人を従える支配者として有能である、という面…

修辞的表現に頼らない数学パズル小説 - 竹本健治『フォア・フォーズの素数』

短編集なのです。冒頭からオチのない詩のような作品が出てきたり、暇な学生がひたすらカレーを作り続けるお料理SFが入っていたり、「四大奇書作家」のイメージとはやや毛色の違う、バラエティに富んだ作品集です。かと思えばトリック芸者シリーズとかえらい…

古典に見る探偵の挫折 - エラリイ・クイーン『九尾の猫』

初クイーン。初クイーンでこれを読むのは珍しいのかもしれませんが、id:kaienさんのお勧めということで。 NYに現れた「猫」と呼ばれる連続殺人犯。年齢も地位もばらばらな被害者には共通点が見あたらず、犯人の目的も全く不明……というわけで、ミッシングリン…

pixiv小説で「美少女地獄外道祭文」シリーズはじめました

pixivに1500字くらいの小説を上げました。 友達が外道です。 【オリジナル】「外道少女殺人ホメオパシー - 美少女地獄外道祭文」/「魔王14歳」の小説 [pixiv] キチガイ女子中学生がmixiで犯罪自慢して捕まったりする、ほのぼの日常ものです。四コマ漫画的な…

『フラクション』

私がこれまで認識してた駕籠さんってこういう感じだったもので、いきなり大真面目にミステリー語りをはじめた本作にはたいそう面食らいました。それも「ちょっと興味が出てきたから描いてみた」なんてものではなく、十年来ミステリーを読み耽ってきた人が書…

思いついたからって本当にやる奴があるか! - 倉阪鬼一郎『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』

「普通こんなこと思いつかない!」という観点で読者を驚かせてくれる作品は多々ありますが、「思いついたからって本当にやる奴があるか!」*1と呆れ返らせる作品は意外と少ない気がします。本作はそんな「思いついたからやっちゃった」の極北で、閃きが生み…

うみねこEP7ネタばれチャットの日です

今日はうみねこEP7ネタばれチャットの日です。EP7プレイ済みであれば、無制限参加OK。話題もオールラウンドです。どうぞご参加くださいませませ。 9時くらい開始の気分ですが、早めに入って待機してもらったりいる人でお話ししてもらっても結構です。会場は…

事件の謎は解明されたか?-『うみねこのなく頃に Episode7 Requiem of golden witch』

まず大ざっぱな感想 いつの間にか第7話ということで完結も間近に迫り、このままクライマックス向けて一直線? と思っていたら、「今までの主人公は脇で休んどいてもらって新キャラ投入」っと、かなり意外なところを突いてきました。本編の展開をぶった切って…

作家の沙藤一樹さんが復活? 同人誌製作のアドバイス募集

2005年の『エソラvol2』に中編を載せて以来、新作発表のなかった作家の沙藤一樹さんが、数年ぶりに表だった*1活動を再開されたみたいですね。近況がブログにまとめられています。 沙藤一樹 Perspective/ウェブリブログ もちろん、沙藤さんご本人はずっと何か…

うみねこチャット告知

うみねこEP7のネタばれチャットは 9/4(土)の21:00くらい から行おうと思います。EP7プレイ済みであれば、無制限参加OK。話題もオールラウンドです。どうぞご参加くださいませませ。 開場はこちら。 http://digicha.jp/erlkonig/chat_s_view.html

『銀河英雄伝説(1)(2)』

人に作品を勧める者は、自分も作品を勧められる覚悟を持たねばならない いつだったか、id:sindenの人に「うみねこみたいな長ったらしいゲームを人に勧めまくっているのだから、あなたも銀河英雄伝説を読むべきだ」的なことを言われました。ひとッ言も反論で…

本日一信

コミケも終わりまして、皆様いかがお過ごしでしょうか。私はさっそくうみねこEP7をプレイし終えまして、もんもんと考え中です。頭の中だけで考えても形にならないので、うみねこネタばれ話専用のTwitterアカウントを取得しました。 http://twitter.com/valer…

本日一信

日本の皆様は明日から夏コミだとか。私は次のご本で竜騎士07さんについて9000字ほど書かせていただきました。全体では400ページ超の大作です。よろしければよろしゅうお願いいたします。 http://members.jcom.home.ne.jp/then-d/30x30/index.htm

『屍鬼(7)』

この物語の中でほぼはじめてといっていい「カタルシス」が、"あの二人の邂逅"という形で遂に描かれたなりましたねっと。今回もたらされた「希望」は、作品全体をとりまく絶望的状況の中では、本当にごく僅かなものにすぎません。でも、過去の6巻まではそれこ…

本日一信

pixiv小説はじめました。 http://www.pixiv.net/member.php?id=2228475 きわめてのんびりと、思い出した頃に投稿していく予定。とりあえず、過去に書いたものをいくつか上げておきました。

『戦争の常識』

初心者にとって知りたいことが、知りたい言葉で書いてある、ザ・入門書といった感じ。軍隊について知ろうとしている素人にまず一冊だけ勧めるなら、じゃあとりあえずという感じで選べるくらいには手堅い内容。 カバーする範囲は次の八章。 国防の常識 軍隊の…

『葉桜の季節に君を想うということ』

さわやなかタイトルの印象から「セカチューみたいなお話なのかな−」という感覚で読みはじめました。まごうことなきセカチューでした。ただし不治の病の代わりにヤクザの抗争とか疑似科学商法とかが出てくるセカチューでしたが。ひ、ひー。 主人公の男性主体…

文明シミュレーションゲーム『Civilization4』を始めたら4ヶ月廃人になってました記念レビュー

ええ……ずっとやってたんですよ、ええ……。 あまりのハマリ度に廃人を量産し、中毒患者の社会復帰支援団体*1まで存在する文明シミュレーションゲーム。ローマのカエサル、ロシアのスターリン、日本の徳川家康、インカのワイナ・カパック*2等、様々な地域・時代…

『アムリタ(下)』

上巻感想 基本的に上巻と同様の感想。今巻ではよりストレートなオカルト要素が増えましたけど、感覚・認識面の特性がいきなりオカルト方面に飛んでいったのではなくて、舞台に上げる描写の対象をそっち側にシフトさせただけかな、と。むしろ、そういうストレ…

『アムリタ(上)』

初吉本さん。少々スピリチュアルっぽい視点から語られる、日常の話。ここで「スピリチュアル」という既存の言葉を使ってしまうのはかなり乱暴かと思うんですけど、他の表現も思いつかないので、あくまで比喩として「スピリチュアルっぽい」という表現をして…