イタロ・カルヴィーノ

タロットから無限生成される物語 - イタロ・カルヴィーノ『宿命の交わる城』

変な小説ー。タロットカードをどんどん並べていって、そこからの連想で物語を作っていくという試みから生まれた作品集。タロット元来の意味にとらわれず、用いたカードの「絵」そのものから連想を働かしているのが面白いです。 大塚英志さんの『物語の体操』…

『柔かい月』

なんかもう限界突破。私たちが「常識」として思考を停止させている部分をあえて掘り下げ、ありえないものとありえないものを関連付けさせて語るその御技。 だって掌編ひとつを丸々使った細胞の文学的描写とかですよ。しかも細胞視点。それで細胞の目を通して…