ジョージ・R・R・マーティン

『氷と炎の歌 七王国の玉座V』

バァーン! 第一部・完! 既に大作ひとつを読みきったくらいの興奮がありますけれど、まだこれで第一部です。序章です。もう目が回るったらありません。 敵/味方の軸を微妙にずらしてくれる作品の視点が面白いです。権謀術数渦巻く王国の中にあって質実剛健…

『七王国の玉座IV 氷と炎の歌(1)』

権謀術数渦巻く群像歴史大河のエピローグ部、その急展開とでも言うべき第四巻。 単純に「面白い」作品に読者が望むことは、その作品が面白くあり続けることだけです。でも、登場人物に強い感情移入をしている場合、読者は「登場人物の幸せ」をも同時に願いま…

『七王国の玉座III 氷と炎の歌(1)』で悶える悶える

読者を悶え殺す気ですかーと続きが気になってしょうがない傑作群像歴史大河。早く先を読みたい、でも一気に読んじゃうのは勿体ない、ていうか急いで読んでもどうせ出版のスピードがおっつかないので遅かれ早かれ待ちぼうけ食わされる羽目になるわけで鬼。マ…

『七王国の玉座II 氷と炎の歌(1)』

ああ生殺し生殺し。早く続きが読みたいのに出版は律儀に月一冊ペースを守っています。まあハードカバー版を借りてくるというのも手ではあるんですけど、一気に読むのもそれはそれで勿体ないですしねえ。どうしろと。ど、どうしろと。 前巻を読んでから一月ほ…

『七王国の玉座I 氷と炎の歌(1)』

きゃああああ。歴史小説はめちゃくちゃ面白いジャンルなのだと思い出させてもらいました。複数人の視点を断片的に切り替えていくことで展開するストーリーテリング、人の世で繰り広げられる権謀術数、その影で北の大地に蠢く人智を越えた恐ろしい何者か……と…