不条理

『セピア色の凄惨』

地の文がなく、会話劇と独白劇で構成された異色の短編集……といいたいところですが、小林さんの小説ではこういったスタイルが頻出するので別に珍しくもありませんね、はい。「相手と話がぜんぜん噛み合わないのだけど、向こうの意見にも一見矛盾が見あたらな…

ライトノベルの形をした「物語」批判 - 大樹連司『勇者と探偵のゲーム』

「勇者が巨大侵略UFOを撃退すれば、次の日には防衛法が整備される」「探偵が妊婦連続殺人事件を解決すれば、出生率が上昇する」などなど、社会問題を象徴する「物語」を次々と生成しては現実と直結させる「日本問題象徴介入改変装置」。この装置によってライ…