異本

『新世紀エヴァンゲリオン(12)』

パパがちゃんと「父親」として振る舞ってる!(でも悪い顔) 復活したアスカの表情が妙な弱気さをたたえていていい感じ ラストの初号機の構図は「伸縮自在なエヴァ」設定の面目躍如 めくるめく「異本」的展開にヨダレが止まりませんね。つい数年前までの「貞本…

清涼院流水/大塚英志の分割線 - 『探偵儀式(VI)』

完結。といっても、この漫画と対をなす流水さん本人の小説版が別に存在するようなので、最終的な評価はそちらも見てからと言うことになりそうですが。ほんまかいな。 最後まで、荒唐無稽な展開で突き抜けました。ただ、この作品にとって荒唐無稽は当たり前の…

『月光条例(2)〜(6)』

月の光に打たれ、おとぎ話の登場人物が物語に逆らって暴れ出す童話異本物語。2巻から6巻まで一気に読んだので、感想も一気に書きます。 一話で完結する読み切り短編と、数話連続して描かれる中編ストーリーが交互に続く展開。読み切り短編では、アイデアや勢…

『ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日(2)』

あの中条長官が素で「こうなるなら大作少年の命だけでも…奪えれば良かったものを〜〜!」とか言っちゃうジャイアントロボ第二巻。「地球の制止する日」と異なり国際警察陣営も悪い顔の人ばっかりで、元々の敵であるBF団に国際警察を加えて挟み撃ちにされちゃ…

『ジャイアントロボ(1)』

じ、自分が何を読んだのか理解できない……。 そもそも今川版ジャイアントロボ自体、横山光輝さんの数多くの作品をごった煮にした編集的キメラ創作物だったわけです。このコミカライズは、その今川版をさらにかき混ぜて善悪ひっくり返したような内容。もの凄い…