高橋克彦

高橋克彦『水壁』

水壁 アテルイを継ぐ男 (講談社文庫)作者:高橋 克彦発売日: 2020/07/15メディア: 文庫 久々に読んだ高橋さんの蝦夷もの。朝廷の圧政に苦しむ東北の蝦夷たちが一致団結、同じく中央に反感を抱く義士たちと手を携えて一矢を報い、たとえ最後には敗れようともそ…

『総門谷R 白骨篇』

白骨女さん、どう見ても萌えキャラです。ホネだけど。ところで他の人の感想見ようと思ってISBNページ見てみたら、ハードカバー版・ノベルス版含めて一人もいやしませんでしたよ。せっかく七年ぶりの続巻なのに! 渇きの世界のEGFにも負けてないのに! みんな…

『天を衝く(3)』

蝦夷ばんざい。蝦夷礼賛小説最終巻。祖先は源氏・心は蝦夷の九戸政実さん大暴れ。一巻二巻が内輪揉めばかりだった分、それを気にしないでいい状況になった当巻の熱いこと熱いこと。九戸党側の人間は一人残らず格好良いし、敵方の武将にもようやく見所のある…

『天を衝く(2)』

長牛友義さんは和みキャラだと確信した昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。陸奥三部作の第三弾「秀吉に喧嘩を売った男 九戸政実」の二巻です。信長が死んで秀吉の世となり、東北では大浦為信や伊達政宗があれしてこれしてというあたり。後半からは秀吉さん…

『天を衝く(1)』

黒っ! サブタイトルは「秀吉に喧嘩を売った男 九戸政実」。ここを見ている人とは層がかなり外れてると思うので、ちょっと詳しめに紹介っぽく。高橋克彦さんは『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞からデビューした人ですけど、本格的なホラーを書いたりUFOや超能…