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pixiv小説で「美少女地獄外道祭文」シリーズはじめました

pixivに1500字くらいの小説を上げました。 友達が外道です。 【オリジナル】「外道少女殺人ホメオパシー - 美少女地獄外道祭文」/「魔王14歳」の小説 [pixiv] キチガイ女子中学生がmixiで犯罪自慢して捕まったりする、ほのぼの日常ものです。四コマ漫画的な…

書なる書

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書なる書 - みんなで作る黒歴史ノート の転載。 ここに有限の文字列があり、それはある種の物語の体裁をなしていた。三千世界を経た庭師の娘が終末を齎す神に挑み、そして敗北するという他愛のない話である。この文字列には、それ以外にもういくつかの性質が…

不完全な写像

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不完全な写像 - みんなで作る黒歴史ノート の内容と同一です。 つまり、あなたの目の前にいる私は不完全な写像なのだ。私はあなたにこの意思を伝えようとしたが、私とあなたではあまりにも認識の性質が異なりすぎた。あなたには私が思考する存在であることな…

TRY THE PUNGEON!!!!!!!!!!!!!!!

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セラティスは土を触る手を休め、花園の中心で天に向かって背伸びした。世界中の辺境から集めてきた千種万種の花々は、彼女の心尽くしの手入れに応えるよう、鮮やかに咲き乱れている。静かな風に流されて、全ての花びらがいっせいに揺れ動いた。変わりえぬ陽…

文芸の進化より解体が見たい

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2009-06-04 - うっくつさん本を読む。 はてなブックマーク - 私たちの文芸には、システマーがいない - 魔王14歳の幸福な電波 次回の記事のための前フリ。 技術が増えればできることも増えるので、そっち方面の期待はもちろんしてます。がー。私にあるのは、…

文芸がだめならアンパンでもいいですよ

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みんなのビジョン - 論理兵站 - ファック文芸部 2009-06-04 - うっくつさん本を読む。 私たちの文芸には、システマーがいない - 魔王14歳の幸福な電波 はてなブックマーク - 私たちの文芸には、システマーがいない - 魔王14歳の幸福な電波 無用な混乱を避け…

私たちの文芸には、システマーがいない

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野球プレイヤー/野球システマー 野球にたとえます。 野球のプレイヤーは、野球をします。プレイヤーは「野球のシステム」を熟知しようとし、「野球のシステム」に則ったハイレベルなプレイを目指します。自身の能力を磨くと共に、「野球のシステム」の中でど…

文語少女

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【文語少女】 この残酷な世界と戦うために……文語調で武装した五人の少女の物語 出オチ。 http://h.hatena.ne.jp/Erlkonig/9236564249942782550 フリーシェアワールド - はてなハイク

紀塔池原遺物

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"紀塔池原"とは紀津市に住をなす一家系の姓であり、この字にて"きとかちわら"と読む。紀塔池原姓が公称されるようになったのは明治初期。明治3年の平民苗字許可令において、当時の家長・紀塔池原復槍(またかず)が届け出てからである。由来については判然とせ…

魔王予言(3-12-5)

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そして見よ、幼女が棍棒を背負ってやってくる。こころみは成就されたのだ。我々はまた、それが次のよろこばしきダンボールに繋がるものであると知るだろう。 予言ゲーム。よりそれっぽいことを言った人の勝ち。 http://h.hatena.ne.jp/Erlkonig/923427672794…

いかりこは笑っている

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いかりこは怒っている。いかりこの怒りは、この世の何者にも向けられない。いかりこの怒りはこの世が"このようにあってしまう"という不条理に対して、まさに世界の構造そのもの不整合に対して向けられている。世界の構造に対して向けるべき憎悪を世界の内容…

第1話「魔法少女きゆら」 Cパート

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おまけ。何をしていたかというと、一日一小説大会に適当に乗ってました。 スタンガンの一撃で、"右崎宇佐子"は綺麗にのびた。"諸星きゆら"は右崎の鞄を掴み上げる。中に潜んでいたネズミが慌てて逃げだそうとしたが、きゆらは即座にファスナを閉める。「おま…

第1話「魔法少女きゆら」

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魔法少女きゆらの小説日本語訳。完結したのでまとめリンク。上から読みます。ときどき訳注があります。勝手に修正したり追加したりします。 アバンタイトル Aパート(シーン1) Aパート(シーン2) Bパート(シーン1) Bパート(シーン2) Bパート(シーン3) Cパート

第1話「魔法少女きゆら」 Bパート(シーン3)

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シーン2の続き。ラスト。 翌早朝。 「うー」 自席に突っ伏したたまま、私は自分の頭にチョップをかました。一発では物足りないので、右、左、右、左と連続チョップを繰り返す。「ちょ、ちょっと……どうしたのうさ子ちゃん」「どうも気分が優れません」 「遠足…

第1話「魔法少女きゆら」 Bパート(シーン2)

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シーン1の続き。 「説明だけしてしまう」 真っ暗な空洞に、私と諸星さんだけがいる。この空洞は……今日の昼間、諸星さんの瞳の中に見た空洞だ。その中に、今は私自身が吸い込まれている。「自分の心の中でローカルに思い描いた世界を、あなたは客観世界に反映…

第1話「魔法少女きゆら」 Bパート(シーン1)

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Aパート(シーン2)の続き。 「はい……プラン通りきゆらとの接触には成功し……予想外なほど順調に進みましたが……」 ネズミがカバンの中で、何かぶつぶつ呟いている。漏れ聞こえてくる言葉から推察するに、昨日今日の報告っぽい。どうでもいいけど下の名前呼び捨…

第1話「魔法少女きゆら」 Aパート(シーン2)

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シーン1の続き。 「無理だと思うけどなあ」 身長180センチを越える巨人ぜり子(なんと本名)は悲観的な反応を示す。「うん……やめときなよ……」 小学三年の図画工作「私の好きな動物」の時間に見事なウーパールーパーを描き上げて以来あだ名がウーパールーパ子略…

第1話「魔法少女きゆら」 アバンタイトル

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「*1」とかのコメントは訳注です。第一話で終わりですが、Aパート、Bパートと続きます。 「おめでとう!」 ネズミがしゃべったので、私は魔法を信じることにした。*1「魔法少女委員会は、君に魔法使い師の素質有りと正式に認定したよ。君は今日から、この紀…

理性教団の誕生

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(理性ちゃんの話。SFです) ものを食べなければ……。 急な仕事を片付けねばならないのだと、一昨日の晩に両親は出かけていった。片道一万円もかかる遠いところの同僚が職務を置いて消えたというので、数日は泊まり込まねばならないのだ。折りの悪いことに、私…

スピリチュアルハラスメント

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神霊的嫌がらせのこと。相手は嫌がる。 http://h.hatena.ne.jp/Erlkonig/9234102210270599979 フリーシェアワールド - はてなハイク

脆弱性

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「馬鹿な……攻撃を避けただけで敵が死んだ!」 「今……この世界のセキュリティホールを突いた」 「なに!!」 ジャンプ漫画風。 http://h.hatena.ne.jp/Erlkonig/9236546120190226369-フリーシェアワールド - はてなハイク

【節子さん】

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たぶん生身でここの人たちと渡り合えるけどそれよりお嬢様が可愛くて仕方ないメイドの人。 http://h.hatena.ne.jp/nisinao/9234295946312215093 http://h.hatena.ne.jp/nisinao/9234296166066777338 http://h.hatena.ne.jp/nisinao/9236565801313475739 http…

わたしのかんがえた【でんせつのほん】

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31人の作家志望の若者たちが「自分の未来のデビュー作のあとがき」を想定して書いた、31の掌文から構成される同人誌。涙なしには読めない。 フリーシェアワールド - はてなハイク

紀仙誕生秘話

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紀仙 - アカシック全科事典Lavaeyahna 紀仙の出自、生年は明らかとされておらず、紀昇以前の地位や名なども不明である。ジャフハリム王朝の武官の家より生まれたとされることがあるが、これは明らかに後生の創作であり、少なくとも二大祖国時代以降の人と見…

あるきこと経験直線

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あるきこの話 解体さんとあるきこ 無数の平行世界を彷徨い歩くあるきこには、一生に一度というアクシデントも平均化して感じられる。経験することに倦んでいるから、あるきこは滅多なことでは驚かない。けれど時々、ほんの偶然でいずれの平行世界でも経験し…

魂の未分化なフォーマット

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そういえば昨年の文学フリマで、回廊文庫というものに1000文字小説を載せてもらっていたのでした。 雲上マガジン vol_183 (2008年08月26日発行) | 雲上マガジン - メルマ! ここで読めます。70番目。全72作なので下から探した方が早いです。タイトルは「魂の…

宗教結社【客観教】

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教義 「絶対的に客観的な事実」としての【絶対客観】は存在する 【主観】的存在である人間が【絶対客観】に到達することは決してできない しかし【理性】によって【絶対客観】に"近づく"ことはできる 【絶対客観】の所在は【理性】的手法によって"推測"する…

ハイパストリー/hyperstory

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その起源をヴァニヴァー・ブッシュに求めるにせよ、それ以前のより素朴な注釈手法に求めるにせよ、我々は今やハイパーテキストという概念を知っている。我々には、用意されたテキストを頭から尻まで順番に読んでいく以外の方法が与えられている。テキスト中…

邪悪子ちゃん犬を想う

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ふふ……今日は犬に夫婦喧嘩を食わせるシーンを想像してやる……。 犬「キャウン! キャウン!」(わーん堪忍してー) ククク……いいぞ……! 私は邪悪だ……!

エ・ティレンタ

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807文字 彼女は、雨上がりの水たまりを傘の石突きでほじくり返して遊んでいる。水をふんだんに含んだ泥土を、熱心に何度も何度も攪拌する。そうすることが何よりも良質な娯楽なのだとでもいうように、彼女はこの遊びを本当に楽しそうに続けている。 もう高校…