籠城 (2日目 20:00)

うみねこのなく頃にエピソード4までの完全なネタばれを前提とした、二周目のプレイメモです。未プレイの方はどうぞご注意を。

  • 南條さんたちの治療もむなしく、嘉音くん死亡。
  • 激しい返り血を浴びている南條さん。
  • 戦人さんは、嘉音くんの死亡をちゃんと確認した? この描写だけでは、実はまだ生きていてそのへんうろついている想像も出来ます。
  • ただし、朱志香さんが泣いているという状況証拠は強いですね。彼女のことですから、臨終の瞬間は無理を言ってでも傍にいようとするはずです。共謀してるのでもない限り。
  • いずれにせよ、戦人さんは、少なくとも臨終の瞬間を看取っていない様子。
  • 感情を爆発させ、熊沢さんを責める朱志香さん。"普段、細かい気遣いのできる朱志香から出たとは思えない"という戦人さんの感想。戦人さんは朱志香さんをその様に認識している。
  • 魔女が生き返らせてくれるとか言って笑う真里亞ちゃんに、朱志香さん激怒。犯人と通じているのだろうと、真里亞ちゃんに掴みかかる。見かねた夏妃さんに頬を打たれる。
  • 手紙を誰にもらったのかと、再び真里亞ちゃんに問う穣治さん。真里亞ちゃんの答えは同じ。「信じないのは、殴れる相手じゃないから?」と穣治さんの心を見透かす真里亞ちゃん。
  • 戦人「…魔女はいるいるって言ってたお前にとって、さぞや現状は愉快だろうが、とりあえずそいつはお前だけで噛み締めとけ。他人にまで押しつけるんじゃねぃ」
  • プライベートな想像は自分の中で大事にしていい。この態度は、テーマ的にも重要な指摘だと思いますのんね。
  • 夏妃さんも真里亞ちゃんに釘を刺す。無言の威圧系のお叱りに免疫がなかったらしく、口をつぐむ真里亞ちゃん。
  • 使用人は、勤務時間中ならマスターキーを持っている。殺害された後に奪われた可能性もあり。郷田さんや紗音さんの鍵を奪われていたなら、後はなんとでも説明が付きますわね。そもそも、倉庫の件で使用人室にも立ち入っているわけですし……。
  • EP1では、マスターキーは複数本。EP2以降は設定が変わる。
  • 金蔵の書斎のみ、マスターキーでは入れない。これは源次さんの証言。一本は源次さんが、もう一本も焼却炉の死体から回収。
  • 夏妃「あの怪しげな臭いの部屋に一晩も立て篭もるなど、考えたくもありませんが」
  • 立場上は当主様を敬いつつ、けっこうきついこといいますよね夏妃さん……。
  • 金蔵を部屋の外に出したトリックを、再現させるチャンスだと考える戦人さん。これはなかなか示唆的。それがどういう形で実現されるかというと……。
  • 金蔵の部屋には、トイレから流し、酒棚までひととおり揃っている。
  • 客間だから無事だったのか? 道の場所へ移動するのはかえって危険では? と自問する戦人さん。これも示唆?
  • 霧絵さんとの会話の回想。チェス盤思考には、相手が最善手を指しているという前提がある。よって、ノイズ、気まぐれ、誤解、認識ミスに弱い。無駄の多いベアトリーチェの指し筋はまさに天敵。
  • 相手が気まぐれだったなら? 自分の知らない特別なルールがあったなら?
  • こんな時に霧絵さんがいたなら……と考える戦人さん。霧絵さんの活躍って、結構引っ張られて先延ばしにされてますよね。その分、後半で大活躍してくれそうですけど。
  • 熊沢さんが夕食を作るも、毒を恐れて食べずじまい。缶詰など、毒の混入の可能性のないものを持ち込む流れに。

金蔵の書斎

  • 金蔵の扉は魔法防御が強い。ベアトリーチェにも開けられない、と真里亞ちゃんのお墨付きが出る。
  • このドアノブにも、サソリの意匠が。火星の5の魔方陣。強力な魔除け。
  • 魔法や使い魔を使って、自分から金蔵が外に出るよう仕向けることは出来る、と真里亞ちゃん。
  • 入室。扉の開閉の効果音が今までになく豪華。「ただの扉ではない」という感じがよく出てます。そして閉じると自動的に鍵が閉まるオートロック。
  • 机の上に残されたチェス。黒が白をかなり追い詰めていて、あと一息でチェックメイトというところで、惜しくも間に合わなかったという感じ。
  • 南條さんと金蔵さん、どちらが黒? そして、この譜面はいつからこのまま?
  • 金蔵の部屋にも、小型のベアトリーチェ肖像画
  • ようやく! 絵羽さんの部屋に残された手紙を読もうとする一同。
  • 「我が名を讃えよ」これだけ。
  • 手紙が出現したのはEP1だけ。これも気になるところですね−。
  • 夏妃さんは、ベアトリーチェについてわざと詳しくは調べてこなかった。しかし、この期に及んではそうも言っていられない。知っている限りを話せと命じる夏妃さん。
  • 「…妾、ですか?」と、当主の不名誉を自ら問う夏妃さん。恋愛感情の存在については、源次さんも認める。
  • 屋敷は昭和27年竣工。作品時間から数えても、30年以上前。
  • そして屋敷が出来るより前に、彼女は死んだ。あー、そういえばそうでしたね。
  • 金蔵がさんが黒魔術にのめり込んだ直接の原因は、彼女の死とのこと。
  • 何十年も前に亡くなった女性への一途な愛情という文脈を知り、不気味にしか見えなかった金蔵のオカルト趣味の意味を一気に理解する一同。この部屋に集められた偏執的な研究の全ては、ベアトリーチェへの愛情で繋がれている。
  • なお、本妻との結婚は右代宮の長老が決めたもの。
  • 話は再びきな臭く。福音の家は黒魔術の生贄を選出するための施設、という中傷が存在したとか。
  • 確かに、金蔵が使用人に選ぶのは若い子ばかりだったらしい。
  • 殺人事件と碑文との符号に気づく戦人さん。驚き叫ぶ一同。って気づくの遅いわ!(つっこまざるをえない)
  • サソリのお守りがなければ自分が襲われていた!? と恐怖を感じる夏妃さん。内面描写っぽく地の文で書かれますけど……。
  • サソリは部屋の中にかけただけなので、どうやって外からそれを確認したのか、というのは地味な謎。朱志香さんから情報が渡っていたとか、朱志香さん本人が犯人とか、ただの偶然とか……。
  • 丁寧に、一人一人の死に方の符号をおさらいしていく流れ。
  • そして衆人環視の中、いきなり三通目の手紙の出現!
  • 真里亞「……今、見たら置いてあった。うー」
  • 遂に銃を構える夏妃さん。さっきまでこんな封筒はなかった。この中の誰かが封筒を置いた。人間の位置関係は?
  • 封筒を読むよう命じられる戦人さん。位置的に、戦人さんは犯人でないと判断された様子。
  • "お楽しみいただけているでしょうか?" "時間切れは私の勝ち"云々。
  • 肖像画の前に集まる直前、夏妃さんは机に缶詰を置いた。その時点で、手紙はなかったことを確認している。(本当?)
  • その時点で、戦人さん、穣治さん、朱志香さんが肖像画の前にいた。彼らは手紙が現れるまで、肖像画から離れていない。
  • この中に犯人がいるという言葉に反応し、朱志香さんの憎しみが爆発。時間的に嘉音くんを殺害することが可能だった熊沢さんに矛先が向く。
  • 絵羽さんが殺害された時、アリバイがなかったのは使用人たちだけだと穣治さんが加勢。
  • 源次さんを実行犯と責め立て、そして遂には真里亞ちゃんにまで銃口を向ける夏妃さん。
  • 人を疑いたくないときは魔女のせいにし、憎しみをぶつけたい時は人間のせいにする。そんなことだから"視えない"のだ、と一同を批判する真里亞ちゃん。示唆的なセリフ。
  • 夏妃、朱志香母娘は完全に臨戦態勢。落ち着けととりなす戦人さん、穣治さん。
  • 戦人「こういう時はよ、頭を後に反らして、クールに慣れって3回唱えるといいらしいぜ……」余計なことを言う戦人さん。まあファンサービスですが、いい感じに白々しく聞こえるので、ディスコミュニケーションな場の雰囲気を高める効果はありますね。
  • で、チェス盤思考的には、この流れは明らかに「分断させるため」の罠なんですよね。
  • 結局、使用人+真里亞ちゃんが出て行く流れ。
  • 真里亞「ここ、テレビがなくてつまんないもん」マジックアイテムが大量にある金蔵の部屋は真里亞ちゃんにとって垂涎の場に思えますけど、そんなことはなかった? 竜騎士さんがそこまで考えてなかっただけかもですが。
  • ある程度覚悟してる南條さんや源次さん、にやにやしてる真里亞ちゃんはいいとして、泣きながら部屋を出て行く熊沢さんが哀れ。
  • 夏妃「…冷たい伯母さんを、どうか許して。」 夏妃さんも断腸の思いではある様子。自分が追い出そうとする当人たちを、殊勝な態度で送り出す。上辺だけ哀しそうな顔をする楼座さんとは違う感じ。
  • 源次さんが、夏妃さんに金蔵の部屋の鍵を日二本とも預ける。屋敷の鍵束も同時に。
  • 戦人さんがサソリのお守りを真里亞ちゃんに返す。なくしたというのはブラフ。

黄金の魔女 (2日目 23:30)

うみねこのなく頃にエピソード4までの完全なネタばれを前提とした、二周目のプレイメモです。未プレイの方はどうぞご注意を。

  • 四人が出て行った後、戦人さんが手紙がもう一枚あったことに気づく。謎の魔方陣
  • "互いを疑わなくてよい楽園から、彼らを追放した"
  • 魔女の存在を信じていれば、分断されることもなかったわけで、そうすると皆殺しという結果には陥らなかった可能性もありますよね。
  • 金蔵さんの蔵書で、魔方陣の意味を調べる戦人さん。
  • 真里亞ちゃんに対する仕打ちを後悔し始める朱志香さん。
  • 譲治さんの証言。楼座さんの父はだいぶ前に蒸発している。この話は、右代宮家でもなかばタブー。
  • 真里亞ちゃんのせいで再婚も難しい、そのせいで楼座さんは感情的になって真里亞ちゃんに当たることがある。こういうところを周囲は気づいている。
  • 朱志香「真里亞を好きになろうと努力してるように見えた」
  • 真里亞ちゃんにとっての魔女はネガティブなものではなく、人の夢を何でも叶えてくれる存在。母に愛されないことの代替。
  • チェス盤思考的に、本物の犯人がわざわざ怪しまれるために手紙を置くとは考えられない、と戦人さん。
  • 難攻不落の書斎から、自ら出て行くように仕向ける細工。
  • 夏妃さんに「真里亞の母でもあってほしい」と訴える子供たち。
  • 戦人さんが魔方陣を発見。「火星の3の魔方陣」。意味するところは「不和」。
  • 突然鳴る電話。しかし現在、電話は"故障していて使えないはず"!
  • 無言の電話。その向こうから聞こえる、"女の子の歌声"。受話器の遠くから聞こえるという感じ。明らかに、書斎の中の人間をおびき出すための罠。あるいは、この中に犯人に通じる人がいたとすれば、何らかの"合図"と考えることもできますが。
  • 外線は相変わらず不通。
  • 犯人の意図通りであることを理解しつつ、それでも彼らを助けに出て行かざるを得ないと考える四人。もっとも安全であったはずの書斎を、自ら捨てる。
  • 真里亞ちゃんが歌っているのは、学校で習うような平凡な民謡。そうすることを命じられているような、無機質な歌い方。明示されていないということは、曲名は重要ではない?
  • 客間の扉前。扉は自分が開けるから、夏妃さんと戦人さんは武器を構えておいてくれと"自ら"名乗り出る譲治さん。扉は施錠されており、夏妃さんから受け取った鍵でこれを開ける。
  • うがって見るなら、譲治さんは犯人と通じており、客間には鍵などかかっていなかった……というパターンがありえますね。
  • 源次さん、南條さん、熊沢さんと"思われる"死体を確認。顔面損壊+悪魔の杭。それぞれ第六の晩の腹、第七の晩の膝、第八の晩の足。
  • 真里亞ちゃんが壁を向いて歌っていたのは、ベアトリーチェにそう命じられたため。鍵は源次さんがかけていた、と証言。
  • 四人の中で自分だけが助かったのは、戦人さんの返したサソリのお守りがあったからだと真里亞ちゃんの証言。そう言えと命じられたか、あるいは魔女を信じさせるために自分であれこれと理由づけている可能性もありますね。
  • 「さぁさ、壁に向かって、お歌を歌って聞かせなさい」
  • 「さぁさ」という語り口に、ワルギリアさんから伝わるそれを思い出さずにはいられません。この語り口がEP1の時点で出ていた、というのはちょっと驚き。
  • また手紙。夏妃さんが発見し、一人で読んでどこかへ去っていった。燭台で客間の扉を外から? ロック。
  • 描写通りの展開だとするなら、子供たちを巻き込まないため足止めしたと。そうでなければ?
  • 夏妃さん視点。
  • 肖像画の前で、明らかにベアトリーチェと喋っているような描写の夏妃さん。ベアトリーチェの立ち絵や台詞は存在しない。
  • 黄金の蝶が、人型を作る描写。
  • 「魔女が、黄金の杖を振り上げ、…笑う」かなり曖昧。とはいえ、明らかに"姿を持ったもの"として描写されています。
  • 銃声。
  • 肖像画前、仰向けに倒れる夏妃さん。額から一筋の血。ライフル銃から硝煙の臭い。

 聞こえた銃声は一発。死んだのは夏妃さん。銃が一発しか撃たれていないなら、夏妃さんは銃殺ではない? 赤字で、射殺されたとか言われてましたが……。あるいは夏妃さんは銃を奪われ、犯人によって射殺された後に銃だけを手に戻されたとか。同時に発砲された可能性はありますが。

銃殺なら後頭部が割れるはずだ、というKEIYAさんの指摘も気になります。こういうディテールに関しては、「作者がそこまで考慮していない」という可能性が常にありますが。

  • 真里亞「……第九の晩に、魔女は蘇り、誰も生き残れはしない。……そして、第十の晩に旅は終わり、黄金の郷へと至るだろう。……これで全部終わったね、ベアトリーチェ。おめでとう、おめでとう。」「もう、旅は終わったんだよ」
  • 魔女がよみがえるところまでしか終わってないように思えますが、どうせすぐ死ぬのだからこれは特に突っ込むようなところではない? それとも真の解釈では、14人しか死んでいないこの時点で「誰も生き残れはしない」という状況が成立したということを暗に言っているのでしょうか。
  • 真里亞ちゃんが"黄金の魔女にしがみつく"。この描写をどう見るべき? 魔女が蘇ったことで、既に戦人さんの主観までが幻想サイドに取り込まれている……と見るのが無難そうだと思っていますが。
  • 「きひひひひ、くすくすくす」「くっくっくっ、あっはっはっはっは!!」(笑い声はそれぞれもっと長いけど、略)
  • 「」が二つあります。前者は真里亞ちゃんっぽいですが、後者は本当にそこに誰かがいて、その人が発言している? それとも、真里亞ちゃんがそれっぽく言っているだけ?  幻想描写?
  • 時間切れで魔女の勝利。
  • 鳴り響く0時の鐘。

リザルト

  • 全員死亡。

クリア後

うみねこのなく頃にエピソード4までの完全なネタばれを前提とした、二周目のプレイメモです。未プレイの方はどうぞご注意を。

お茶会

  • 自分たちの死に様をにこにこ喋る薄ら寒さ。ひぐらしお疲れ様会でも感じた一種の寒さを、上手いこと後の展開への布石に転化してますね。
  • 19人目はいた説を喜んで持ち上げる戦人さん以外の一同。うわーいうさんくさーい。間違った意見をわざと標榜して、それを否定させるように仕向ける自己啓発セミナーみたい。いちおう、「戦人だけが屈服しなかった」という本編EDの記述に倣っていますが。
  • 紗音「……まぁその、…痛かったわけじゃないですし…」え? そうなんですか? 実はこれが麻酔薬とか、殺害方法を思いっきり暗示してたりとか……。
  • 何とも頼りない戦人さんの推理。ここから考えると、EP4ラストはよくぞあそこまで成長したものですねと。推理の現実感のなさはどっこいどっこいですが……。逆に言えば、魔女のゲーム的文脈ならこの時点の反論もわりと筋が通っています。
  • 間違ったことは言っていないけど、明らかに戦人さんの空気が読めてないという流れ。同調圧力こわいよー。
  • ベアトリーチェの立ち絵登場。ファーストプレイ時はベアトリーチェなんていないものと信じ込んでましたから、立ち絵の登場はえらいぶったまげました。それでも、「何かの擬人化」ということで自分を納得させたのですが……。
  • この時点のベアトはまだまだアクがありませんね。よくあそこまで濃ゆい濃ゆいキャラクターになったものです……。
  • 「存在しないからこそ、躍起になって信じさせたがる」と戦人さん。
  • 黄金のキセルはベアトにとっての大事なケーン、とここで幻想サイドの設定。
  • 「さぁさ、お出でなさいな子供たち。我こそは地獄の案内人。大罪を赦せし七つの杭を持て」
  • 七杭は、罪人の罪を赦し、魂を解放するためにその人を殺す。らしいですね、この物言いを見ると。
  • 戦人「手前ぇのトリックなんざ、千年じゃねぇ、せいぜい百年程度のミステリー界が作ったお約束の累積上にあるだけだ!」 ミステリーを敬ってるのかコケにしてるのかわかんない物言いですの。
  • 戦人さんが魔法を信じないので魔法が解け、次々死んでいく一同。
  • 紗音さんを救いたいがため、戦人さんに魔女を信じるよう訴える譲治さん。そのまま死亡。
  • 最後の最後で、魔女に抗えと戦人さんに訴えて死ぬ朱志香さん。この態度の違いも何かの示唆?
  • 真里亞ちゃんの身体にも赤い模様が浮かぶものの、ばらばらになって死ぬ描写はなし。 ベアトが真里亞ちゃんを殺すような描写が入ったら、後々のことを考えると後味悪いですしねえ。
  • 「人間とトリック」で解けということを煽りつつ、スタッフロール。ラストのロールへ入る流れは毎回神懸かってますね。

裏お茶会

  • ベルン卿登場。第一声が梅干紅茶。
  • ベアト:一人を無限(回数?)に殺す力
  • ラムダ:一人を限りなく絶対に近い確率で殺す力
  • ベルン:確率がゼロでない限り必ず成就させる力
  • ベルン「貴女は一見、慈しみがあるけれども、まったく理解できない」
  • この時点ではそういうキャラ設定のつもりだった、と解釈することもできますね。後のEPでゲヘゲヘ笑ってるのを踏まえると、慈しみ? え? みたいな印象になりますが、EP1の時点ではまだお上品さの中に残酷さを秘めているという感じです。
  • この時点のベルンは、ラムダよりベアトの方が恐ろしいと強調してますね。EP4を見る限り、本当はあまり驚異に感じてないようですけど……ブラフ?
  • ベアトには出したい目がない。どの目が出ても楽しめる。
  • ベアトの中にはゼロしかない。だからベルンの力では勝機を得られない。
  • ラムダならベアトの"無限"を殺せるから相性がよい。
  • 三すくみですけど、ちょっと言葉遊びっぽくてなんとでもとれそうですね−。
  • ベアトが立ち去り、ベルンがプレイヤーに語りかける視点に。
  • ベアトは"一個体の女性"とは限らない、ルールの擬人化、とまあ今さらと言えば今さらな助言。魔女が出た時点で、真っ先に疑うところですよね。
  • 「駒の動きと役割に気づきなさい」
  • 「そしてあの子のゲームの勝利条件を探りなさい」
  • 「それらが暴けた時、そこにあの子の心臓が曝け出される」
  • 心臓を曝す! この印象的なフレーズもEP1から出てたんですね。ますます重要そう。
  • 「ダカラ、私ガ魔女ダッテ判ルデショウ?」
  • この発言をどう解釈すればいいかよくわかってなかったり。

TIPS

  • ウィンチェスターM1894 ソードオフ
  • 装弾数は4+1。 速射可能。
  • ジャンヌ・ダルクを拷問したウィンチェスター枢機卿というのがいますが、それと関連づけるのはさすがに牽強付会でしょうか……。

寄り添う二人 (2日目 19:00)

うみねこのなく頃にエピソード4までの完全なネタばれを前提とした、二周目のプレイメモです。未プレイの方はどうぞご注意を。

客間

  • 穣治さんが少し雨足が弱くなった? という発言。ただの捨てシーン? 何かの意味が?
  • 迎えの船な明日の9時くらいには来てくれるだろう、と夏妃さんの予想。この情報が意味をなす時は来るのでしょうか……。
  • 厨房で夕食の用意。熊沢さんも、郷田さんほどではないにしても料理が上手。漁村育ち。
  • 源次さんが南條さんとチェス。あらめずらしい。南條さんは、客間の空気が気まずくて逃げ出してきたとのこと。
  • 使用人+南條さんが集まってるので、いくらでも怪しめるシーン。特に、使用人ではなく夕食の準備をするわけでもない南條さんまで同席していることを"わざわざ記述している"とういうのが気になりますよね。
  • 源次さんは落ち着いており、金蔵さんの仕組んだことだと自体を受け入れている。逆に南條さんは混乱している素振り。二人が何か共謀していると仮定して、南條さんが状況を理解していない風なのは単なるブラフ描写?
  • 南條さん視点の地の文で、「この屋敷の中で何が起こっているのか、全く想像がつかない」と堂々と書いてありやがりますよ! まったく、これを信用できたらどれだけ楽なことでしょうか……。
  • 源次さんの落ち着きっぷりに、自分は蚊帳の外で狙われることはないと思ってるのではないだろうかと訝しむ南條さん。実際は自分の死まで受け入れているというところでしょうけど、南條さん視点でこの描写を入れてくるのが気になりますの−。地の文すら状況証拠にしかならないという……。

絵羽と秀吉

  • 絵羽さん視点。死亡フラグ一直線の二人。
  • 二人になるとえらいしおらしくなる絵羽さん。
  • (おそらく)50代カップルのいちゃいちゃシーンをノベルゲームで見られる日が来ようとは……!
  • 蔵臼さん・夏妃さんになかなか子供が生まれなかったところにつけこんで……という一件についての語りがここで。
  • "……天の啓示を聞いたのだ。……あるいは、欲深な自分が聞いた悪魔の囁きだったのか"
  • 秀吉と結婚したのはこの件がきっかけ。身よりのなかった秀吉さんは家族というものを感じたがっており、どちらの名字になるかはこだわらなかった。
  • 困難はあったものの。金蔵に婿養子を認めさせることに成功。
  • 裸一貫の秀吉さんに、金蔵は自分を重ねたのではないか……と、これはあくまで絵羽さんの予想。
  • 厳しく育て、立派に育った穣治が紗音などに恋心を抱いているのが許せなかった。
  • 倉庫の事件の際には、紗音が死んで安堵した。
  • 子供の頃の蔵臼への憎しみが人生を支配し、家族まで振り回してしまった、という後悔。
  • 弱気になる絵羽さん。絵羽と会ってからの自分の人生に後悔は微塵もないと言い切り、包容力を見せる秀吉さん。
  • 正月ごろ、モルジブあたりで過ごさないかと秀吉さんの提案。新婚時代の続きを……とか言い出す。絵羽さんとろんとろん。
  • 「いやぁ。………今、…すぐがいい。」 お後のよろしいことで。(誤用)
  • 二人きりになると秀吉さんに主導権が移ることもあるようなので、実は絵羽さんではなく秀吉さん主導で事件を起こしてたということもありうる?
  • で、明らかに魔法の一切絡んでないように見えるこのシーンですけど、こういった叙述すらも信用はできないんでしょうか?

客間

  • 源次さんは金蔵の相手ができるくらいチェスが強く、南條さんよりも強いとか。
  • 先ほどまで、真里亞ちゃんのノートでお絵かき大会をしてた模様。みんな絵心あるよな、と驚く戦人さん。微妙に意味ありげな情報な気がしましたが、これも何かの伏線?
  • 絵羽夫妻を呼んできなさい……どうせ断るでしょうが、と夏妃さん。ここでまた夏妃さんに頭痛。
  • 夏妃さんの頭痛が幻覚か何かのスイッチ、みたいな説もありましたわね。
  • さきほど南條さんに危機感を持った方がいいと指摘されたらしく、嘉音くんを連れて絵羽さんを呼びに行く源次さん。この隙の暗躍は可能? ボイラー室で何か細工するくらいは出来そうですが……。
  • 呼びかけても返事がない。絵羽さんの部屋の扉の下に、洋形封筒を発見。昨夜真里亞ちゃんが持っていたのと同じ種類のもの。
  • 嘉音くん「…………テレビの音らしきものが。…でも気配が感じられません」
  • 普通なら、軽く読み流すところですけれど、家具として常人離れした感覚の鋭さを発揮したという見方も可能かも?
  • 普段は許されないが、緊急時ということで鍵を開ける決断をする源次さん。
  • 鍵を開けても、まだドアチェーンがかかっていて中が見えない。ドアチェーンは在室を示す。まあチェーンのトリックくらいなんとでもなりますけど。
  • 厨房で熊沢さんと合流してからチェーンを切断するよう、源次さんが指示。源次さんは夏妃さんに報告に行く。
  • 自分はどうなっても構わないが、嘉音に万が一のことがあってほしくない。(だから熊沢と行動するように言った)と、源次さんの内面描写。ほう。
  • 使用人+南條さんが厨房に揃う。源次さんには南條さんが同行。
  • 現場の危険性、万が一の検死の可能性などを考慮に入れると、南條さんでなく老婆の熊沢さんを同行させた選択にやや違和感。南條さんもいちおうお客人だから、ということでしょうか。
  • ちなみに、源次さんは熊沢さんのことも呼び捨てですね。南條さんに対しては「南條先生」。
  • 嘉音くん視点。熊沢さんを連れ、倉庫でチェーンの切断道具を物色。
  • 番線カッターをゲット。指を容易に切断できる程度の能力。
  • 熊沢さんを置いてけぼりにする勢いで走る嘉音くん。とはいえ別れたわけではないので、単独行動できるような余裕はなさげ。
  • 絵羽さんの部屋の扉に、またも魔法的な図形。先ほど鍵を開けた時はなかったもの。時間にして5分も経っていない、と嘉音くんの感覚。今さっき描かれたように塗料がしたたり落ちている。
  • 死体が出る前から、もう腰を抜かす熊沢さん。
  • チェーンはあっさり切断。
  • 指紋を残さないよう、ハンカチを用意。まあ役に立つことはありませんが……。
  • "靴を履いたまま"ベッドの上で死んでいる絵羽さん。
  • 「眉間に何かの凶器を打ち込まれ、絶命していた」という表現。打ち込まれ……。凶器にはオカルト的で複雑な意匠。
  • 秀吉さんもバスルームでシャワーを浴びながら同じように絶命。なぜシャワー?
  • 夏妃さん到着。
  • 「どうせ指紋など残っていません」手紙をあっさり拾い上げる夏妃さん。この行動を隠蔽工作ととることは出来なくもありませんが、その場合でも「警察の捜査が及ばないような形で事件が終わる」ことまでは予見できていなかったと言えますね。
  • 秀吉の死んでいるバスタブの中には、ボディーソープの小瓶が蓋を開けたまま落ちていた。入浴中に襲われた、orそう思わせたかった?
  • 南條さんの適当な検死。ご丁寧に脈を測り、瞳孔を調べてから死亡を宣言。そんなことしなくても一目で死んでると分かるじゃないか、と嘉音くんの内面描写。それを強調すると言うことは、逆に"実は死んでない可能性"を想定すべき?
  • 死斑が出ておらず、死後硬直も始まっていないので、死後1時間経ったかどうか。このくらいシンプルな状況だと、さすがに嘘の余地はない? でも、そもそも「死んでなかったら」死斑も死後硬直もありえないですし、その可能性は一考に値しますね。
  • こんな短い凶器で頭蓋骨を貫いたなど考えられない……と驚く南條さん。

 凶器を抜いての確認はしてないので、本当に額に「置いてあるだけ」か、少なくとも頭蓋を貫通してない可能性はありますね。EP4の赤字で「二人は他殺」と明言されましたが、この時点では生きていて、その後殺された……という可能性は、まあないとは言えないくらいに考えておきましょうかの。

  • 関連しそうな赤字。
  • 二人は他殺である!
  • 密室構築後に片方を殺害の後に自殺したのではない!
  • また、殺人は執行者、犠牲者が共に同室して行われた! 執行者が室外から殺害する手段は存在しない!
  • 身元不明死体について、その身元を全て保証する

  • 後に杭であろうことが判明する凶器は、見た目からして明らかに悪魔的で、もともと凶器として作られたという雰囲気。そういうところが文章で強調されてるからこそ、逆に"ほんとは刺さってないんじゃ"と考えることもできますが……。
  • 駆けつけてくる子供たち。穣治さんが号泣。夏妃さんが落ち着かせようと手を触れるものの。乱暴に振り払われる。
  • この時点の穣治さんにとって、18人の中でいちばん怪しいのは夏妃さんでしょうから、そういう意味でもこの反応は無理のないこと? でも、銃持って監視してた当の夏妃さん自身には時間的余裕がないとも言えますね……。
  • 婚約者と両親を一日で失った穣治さんの姿に、戦人さんも号泣。
  • 多少落ち着いた一同。BGMも収まる。

ボイラー室 (2日目 --:--)

うみねこのなく頃にエピソード4までの完全なネタばれを前提とした、二周目のプレイメモです。未プレイの方はどうぞご注意を。

  • 客間へ戻ろうとして、異臭に気づく一同。
  • 調理をしていた熊沢さんが、火は止めたはずなのだがと厨房へ駆ける。源次さんの指示で、熊沢さんを一人ににしないよう嘉音さんも追いかける。
  • この時点で、熊沢さんと嘉音くんの二人に暗躍の余地が。無理をすれば、単独行動も不可能とは言い切れませんね。(特に、追いかける側の嘉音くん)
  • 戦人さんと穣治さんの会話。穣治さんは既に立ち直っている。
  • またきひひ笑いの真里亞ちゃん。今度は戦人さんも呑まれずに、拳骨をお見舞いする余裕がある。さっきの扉の魔方陣について教えろと容赦なく叩きまくる戦人さん。
  • 月の1の魔方陣。扉を開ける。さらに、八方ふさがりの事態を開かずの扉に見立て、解決策を与える。
  • 後者の御利益が、ちょっと意味深。八方ふさがりとは、誰にとっての状況? そしてそれは解決された?
  • 嘉音くん視点。臭いの元は厨房でなくボイラー室と気づく。
  • 地下で「バタン!」と扉の閉まる音。また腰を抜かす熊沢さん。
  • さきほど、絵羽たちの部屋の前に生存者全員が揃っていたはず。
  • ボイラー室には屋敷側の他、中庭側への出入り口もある。そこから逃すまいと、熊沢さんを置いて駆ける嘉音くん。
  • 嘉音くんを一人で行かせてはならないと、追いかける熊沢さん。ここは地の文で内面描写あり。信用できますのん?
  • 熊沢さんが追いかけようとする時点で、嘉音くんは既にボイラー室に到着。
  • 嘉音くん、工具棚から鉈ゲット。 鉈?
  • 黄金の蝶の幻想。まあ、嘉音くんの主観自体が幻想サイドみたいなものですからねー……。
  • 嘉音くんの口から、リスクと配当についての金蔵理論。
  • ルーレットにおける、赤でも黒でもない0の目。親の総取り、駆けたコインが全て流れてしまう没収試合。紗音さんが先に死んだ時は自分がルーレットのゼロになるという、嘉音くん自身の作ったルール。
  • 笑い声の効果音と、煉獄の杭の効果音.それぞれ初お披露目。旨を貫かれ、倒れる嘉音くん。
  • 最後の抗いとして、嘉音くんは胸に突き刺さった杭を抜く。
  • 遅れてきた熊沢さん。既に嘉音くんは血まみれで倒れている。

熊沢さんの内面描写。

  • "あぁ、なんという不運! 自分と一緒だったなら殺されなかったのに!"
  • "あぁ、何という幸運! 自分と一緒だったなら自分も殺されていたかもしれない!!"
  • すごく印象的な、真に迫った表現。こういう地の文まで疑いたくないな−、というのが正直なところ。可能性には入れておきますけどね。
  • 駆けつける夏妃さん、源次さん、戦人さん。
  • 嘉音くんにまだ息がある。
  • 怒りの戦人さん、犯人を追ってボイラー室から中庭へ。当然、犯人は既にいない。あるいは、そもそもはじめから誰もいない?
  • 中庭から屋敷に入る入り口は二つ。どちらも鍵はかかっていない。(屋敷の構造上、外から進入できないため、施錠されていなかった)
  • 追いつく夏妃さん。また号泣する戦人さん。「どうして殺すんだよ?! どうして…、どうして…ッ!!!」
  • 戦人の心を理解し、受けとめる夏妃さん。母として、右代宮家の代表として、穣治も真里亞も戦人も自分が守ると。

 EP2では、真里亞ちゃんを守るために最終的には戦人さんまで犯人扱いして締め出した楼座さん。一方、自分の娘だけでなく、穣治さんや戦人さんまで守ろうとする夏妃さん。二人の性格がうまく対比されている気がします。

  • 全ての生存者にアリバイがある! さらに死者も含めようぞ!! つまり、島の如何なる人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!
  • 嘉音は自殺ではない。
  • 嘉音は事故死ではない!


 EP4の赤字含めて考えると、どうにも言葉遊びっぽい雰囲気になりますねえ。

再びボイラー室

  • 嘉音くんは穣治さんと南條さんが使用人室に運んだとのこと。
  • まだ死亡確認はされてません。わざわざ「息がある」と明記したということは、その意図があったかもしれません。息のあるうちに誰かに何かを伝えたとか、実は血液は偽装で……とか。
  • 残された杭は、柄も含めて全長25センチほど。半分ほどは血に染まった杭状の部分。
  • ボイラー室には真里亞ちゃんと源次さん。焼死体を眺めている。
  • 両足とも、六本指。
  • 焼死体の眉間にも杭。当主の指輪はない。
  • 右代宮家には生まれつき多指症が多い。二千人に一人程度の確率で起こるものだが、病院が一年以内に処理してしまうことも多いとのこと。
  • 豊臣秀吉が六本指なのと、右代宮家の秀吉さんとの関係はなにかあるんでしょうかの−。なさそうですけど。

右代宮家で多指症は名君の象徴。だから金蔵に家督が回ってきた。

  • 部屋は施錠して封印。
  • ボイラー室は普段は施錠されている。
  • ここでようやく、顔面損壊による入れ替わり説が戦人さんから出てくる。
  • 焼死体をしげしげ眺める真里亞ちゃん。おそらく悪魔の杭に興味があるのだろう、と戦人さんの推測。