2006/1/5

ガンガンパワード』漫画版『鬼隠し編』第3話:疑心
喉掻き毟ってお亡くなりになっている富竹さんを数人の男が囲んでいるイメージシーンからスタート。トミーの表情がいかします。圭一さんは大石さんの車の中で事件の概要を聞かされますが、教えられる情報のタイミングなどはそれ以降の大石さんのとの接触含め微妙に原作と変化しているようです。
心配する部活メンバーを蚊帳の外に、一人思い悩む圭一さん。レナさんと魅音さんのひそひそ話を耳にして、疑心暗鬼レベルはさらにアップ。仲間と馬鹿やりながらも一度湧いた疑念は消えようとはしてくれません。どうでもいいですけど、傍で「はぅー」ポーズしてるレナさんがなんだか妙にかわいいですよ。
で、昔の部の備品に悟史さんの名前を発見。誰かと聞いてみるとレナさんはよくしらないと拒絶。KOOLレベルさらに↑。度重なる仲間の隠し事に、圭一さんは「俺は所詮よそ者」といじけてしまいます。駄目な子!
そしてレナさんと二人で下校。圭一さんは「皆は俺にうそや隠し事をしてるよな?」と詰め寄ります。はい最終フラグON。
「圭一君はどうなのかな?」KOOLモード発動。見開きどアップ。いわゆる"目"は爬虫類のような縦に割れたものとして表現されていました。派手すぎて原作の静かな恐怖とは趣が異なりますけど、これはこれでなかなか。で、レナさんは大石さんとの密談に言及して圭一さんを追い詰めます。圭一さんが「皆とは関係ないことだよ」と言い訳したら、「はははなんだ 関係ない話か」と一瞬笑顔になって空気を緩ませ(この演出は原作にはありませんでした)、直後に見開きカラーのどぎつい配色で「嘘だッ!!」骨格が変わったかと思うくらいの物凄い形相。怖いかどうかはともかく、展開を知らずに読んでいた本誌読者は、さぞ驚いたことでしょう。なかなかよい仕事だったと思います。
びくびくしながら帰宅したら興宮書房の大石さんから電話。時代を感じさせるおっきな子機を持って二階へ上がり、失踪した悟史さんと自分の立ち位置が全く同じであることを聞かされて戦慄します。その後はワイルドなお父さんがやって来て、レナさんに盗み聞きされていたことを知るという例の流れ。圭一さんは「この村は狂っている!」と結論付けて待て次号。