砂浜 (1日目 15:00)

うみねこのなく頃にエピソード4までの完全なネタばれを前提とした、二周目のプレイメモです。未プレイの方はどうぞご注意を。

浜辺

  • 子供たち、碑文の話題。
  • 真里亞は忘れやすいので、いつもいろいろメモしている様子。とはいえ、それがワインボトルを書いたのが真里亞だとする説の補強にはなりそうにないですね……。少なくとも、あの文章量を島に来てからかいたと考えるのはきつい。
  • 子供たちによる、碑文についての軽い考察。まあこの時点で出る意見は全て捨てアイデアでしょうけど、ヒントくらいはあるかもしれず、ミスリードの方が多いだろうとも予想でき。
  • まずは基本の小田原・曽我岸説。紗音さんや朱志香さんは修学旅行で小田原城に行ったとか。
  • ただし分家の金蔵は右代宮本家の小田原に住んではおらず、震災の影響がないほど遠方だったのではないかと紗音の指摘
  • 「寄り添う二人を引き裂け」は、単に殺せと言う意味の他、恋仲を破談させろという意味にもとれると戦人さんの指摘
  • 真里亞ちゃんは金蔵に嫌われているけど、金蔵の作った碑文=ひいてはベアトリーチェ伝説を好意的に見ている。ところで真里亞ちゃんって、金三自身のことはどう思ってるんでしたっけ。
  • サソリがエメラルドを抱いているペンダント。サソリは魔除けのシンボル。エメラルドは心に平和をもたらす。「サソリのペンダント:というところが強調されがちですけれど、エメラルドの要素もあるんですね。
  • 穣治さんの顔に雨が「ぽたり」。ここで天気が崩れそうなことに言及される。戦人さんや真里亞ちゃんには「ぽたり」が来なかったという会話。この「ぽたり」の有無は何かの比喩? 考えすぎ?
  • なお、ここで食べているクッキーは熊沢さんの贈り物。
  • 「ウェイトレスにフォークを拾わせない」を強調する戦人さん。一般的な比喩なのか、それとも何か近い経験が実際にあったのか。

薔薇園

  • 今夜の台風で薔薇がやられてしまうだろう、という会話
  • 印をつけた薔薇が見つからずごねる真里亞ちゃん。真里亞ちゃんは薔薇のあった場所を記憶している、(少なくともそうそう信じている)様子。でも現にそこに薔薇はない。
  • 他の場所を探そうとすると怒る真里亞ちゃん。「何かを隠すため、皆が他の場所に行かないようにする演技」と見ることは可能?
  • 真里亞ちゃんは基本嘘をつきませんが、同時に「約束を破らない」という性質もあります。後者は前者に優先しそうだから、そういうこともありえるのかな、とか。あるいは楼座さんとつるんでるとか……。
  • ここで楼座さんが屋敷の方から登場。兄姉たちとの会談後と思われる。何をしに? 薔薇を見に来たのか、ゲストハウスに用があったのか、と戦人さんが予想しますが、あるいは事件に関わる何らかの暗躍という可能性も。楼座さんあやしいので。
  • 戦人さんの記憶では、薔薇は別の場所に生えていたと主張。でも真里亞ちゃんは関心のあることに対して異常な記憶力を示す……という背景があるので、これを記憶違いと見るのは釈然としませんねえ。だからと言って、戦人さんの方が記憶違いをしているんだとするのも納得できませんし……。
  • さらに真里亞ちゃんが嘘をついていないとすると、ここに強力な矛盾が生じます。薔薇が移動したとかその程度であれば、物理的な手段を用いていくらでも説明可能。でも「記憶を動かす」なんて意図的に行うことは不可能なわけです。ep1の最大の謎は、殺人事件とかでなくこの薔薇の一件だと思っています。事件と離れたところで起きているため通常の推理対象としては扱われていないことから考えて、ひぐらしの祭具殿のドタンバタンの音的な「解けない謎」なのかもしれませんが……。
  • 参考:薔薇庭園回転説 画像がすごく笑えます。
  • 癇癪状態の真里亞ちゃんを見て怒る楼座さん。
  • 真里亞ちゃんの幼児的な言動に関して「可愛いからいいじゃないか」とお茶を濁そうとする戦人さん。その無責任な発言に激昂し、戦人さんの胸ぐらを掴み上げる楼座さん。こんなアグレッシブだったんだ……。
  • 単なる萌えキャラ描写に思われた真里亞ちゃんの言動が、実は「年齢的に異常なもの」として描かれていたことが分かるシーン。こういうところをちゃんと責任を持とうとする竜騎士さんの態度が興味深いです。
  • ヒステリーを起こす楼座さんの描写が真に迫っています。これとか、ひぐらしの民生課関連の話とかは、竜騎士さんのお仕事の経験が活かされてそうだなあと。
  • これは親子の問題であり、真里亞自身も怒られている姿を見られたくはないだろう、とその場から立ち去ることを主張する穣治。これはとても正しい意見ですし、だからこそ取りこぼしてしまうものもありそう。でも、それを偽善と言ってしまっていいものかどうか。
  • ここでまたふっと楼座さんの視点に切り替わり、彼女の葛藤が語られる。そしてさらに視点が移動し、薔薇園に一人残される真里亞ちゃんの描写。このあたりの視点の遷移は刺激的。どこまで戦人さんの視点で、幻想の可能性があるのはどこからか……とか考えるとややこしくなりますが。
  • ない薔薇を探し続ける真里亞ちゃん。"見る角度がおかしいのではないか。見る高さがおかしいのではないか。"という記述。これは作品を眺める視点のアナロジーとしてもいろいろと示唆的……考えすぎ?

金蔵の部屋

  • 雨が降り出したタイミングで、「今こそこの島は現世より切り離された」と発言する金蔵。
  • 「右代宮家の家督を返そう」と、当主の指輪を窓から投げ捨てる金蔵。このシーンが幻想だとすると、それはつまりどうなりますのかしら。