手紙と傘 (1日目 18:00)
『うみねこのなく頃に』エピソード4までの完全なネタばれを前提とした、二周目のプレイメモです。未プレイの方はどうぞご注意を。
ゲストハウス
- 子供たち。
- 戦人さんたちは、真里亞ちゃんが楼座さんと本館に帰ったと思っている。
本館の楼座
- 疲れて眠っている楼座。源次が毛布を掛けようとすると、電気に弾かれたように目を覚ます。
- このシーンを根拠とした、「楼座は過去に男から性的な暴力を受けたことがあった」「蔵臼が楼座を身籠もらせたて真里亞が生まれた(だから真里亞は呪われた子と金蔵に嫌われる)」みたいな説もありましたね。単にカリカリした親族会議と真里亞ちゃんとの一件が重なって疲れていたから、という説明でも十分納得できるところですが……。
- 真里亞が台風の中まだ薔薇園にいるだろうことに思い当たり、飛び出す楼座さん。
雨の薔薇園
- かけつける楼座と子供たち。
- 真里亞は"白い傘"を持って、まだ薔薇を探している。
- 心から後悔し、真里亞に謝る楼座。でもこれは物語的な前進ではなく、何度も繰り返されてきたお決まりのパターン。どうせまた繰り返して、そしてまた謝るというその後の展開が予想されます。竜騎士さんに母子問題の業を書かせるとなかなかすごい。
- 話と全然関係ないですけど、雨のエフェクトのせいか、文字送りがゆっくりに感じられます。エフェクトによる錯覚なのか、処理速度の問題で実際に文字送りが遅くなってるのか……。
金蔵の部屋
- 金蔵と南條さんのチェス。金蔵を晩餐に呼びに来る蔵臼さん。もちろん出てこない金蔵。ルーレットはもう回り始めた、とのこと。幻想の可能性の高いこのシーンをあえて書く意味は? EP1として、儀式についての説明をするこのシーンが必要だったのか、それ以上の示唆があるのか……。
食堂
- 楼座さんが真里亞の傘について皆に尋ねる
- 楼座さんは兄妹の会談から途中で抜け出した様子。それ以外のメンバーは最後まで一緒にいた、とのこと。
- 蔵臼さんは最後に源次さんと一緒に金蔵を呼びに行っている。南條さんは金蔵さんとチェス。金蔵絡みの発言をする人たちはどこかで嘘をついている可能性が極めて高いので、非常に怪しい。
- なぜ楼座さんは途中で抜けたんでしょう? さっき一人で寝てたところを見ると、単に疲れて気分が悪くなったから? 会談を抜けて屋敷から出てきた後、薔薇園で真里亞ちゃんたちに遭遇するわけですが、気晴らしに薔薇園を見に来ただけなのか、別の隠された意図があったのか。
- 雨が強いのにゲストハウスに客を戻らせるのも悪いからと、本館に部屋を用意させた夏妃さん。でも最終的に子供はゲストハウスに戻り、大人だけが本館に残るという流れだったはず。ルームメイキングしたのは紗音さんと熊沢さんで、この二人も互いにアリバイあり。
- 頭痛で休んでいた夏妃さん、ゲストハウスに子供たちを呼びに行った嘉音くんはわりとフリー
- 戦人「俺だったら傘を貸すより先に、手ぇ引っ張って屋根の下に連れて行くぜ」 それもそう。単なる親切だとしたら、傘だけ貸して放っておくとは考えづらい。
- ちょっとお礼を言いたいだけなのに、なぜこうも煙に巻かれないといけないのか、という楼座さんの心象描写。でも地の文の信用なんてこのゲームでは地に墜ちてますし、楼座さん自身が仕掛け人という可能性も十分にありますわね。
廊下
- 料理を振る舞う郷田さん以外の使用人が、真里亞の傘についての会話。もちろん誰も名乗りでない。金蔵は真里亞が"あまり好きでない"ため、彼が傘を渡したとも考えづらい、とのこと。まあでも源次さんも嘉音くんも紗音さんも、金蔵の死を知ってるはずなわけで……。
- 郷田は源次に対してもちょっと偉そうな態度。嘉音くんは源次を尊敬している、という説明が地の文でで入る。
食堂
- 雷をおもしろがる真里亞
- ベアトの手紙が登場。箔とか蝋とか、即席で手作りできるとは思えない代物。それが金蔵特注の封筒であることを親族は知っている。
- 慌てて、真里亞から封筒をひったくろうとする秀吉さん。それを霧絵さんが止める。
- ここで秀吉さんのやや強引? な描写が入るのは、彼の性格についての何かさりげない示唆? たぶん考えすぎ。
- 傘を渡される時に手紙も一緒にもらい、食事の後に読んで聞かせろと言われた真里亞ちゃん。だから彼女は、食事の終わり時にそわそわしていたのだと思われます。傘を受け取った時は真里亞ちゃん泣いてたはずですが、この辺の話を理解する余裕はあったんでしょうか。
- 封蝋には片翼の鷲の刻印。ひとつしかない当主の指輪の紋章。しかし複製の可能性は否めない、と概ねの結論。
- ベアトの手紙を読み上げる真里亞ちゃん。真里亞ちゃんの雰囲気が変わる。
- 顧問錬金術師って、最初聞いた時は面白い響きだなあと思ったものです。
- 真里亞ちゃんの記憶昂進、人格豹変などの設定を考えると、この手紙をすらすらよめるこに違和感は全くなし
- 南條「チェスの時、金蔵さんの指に何か足りんような違和感は感じとりました………」
- 金蔵がベアトに指輪を返したという旨を肯定するような発言をする南條さん。でも金蔵の死が事実なら、金蔵と会っていたという話は丸ごと嘘。そこでわざわざ"金蔵が指輪を手放していた"という話を肯定するような作り話をするのはなぜ? 単に金蔵の死を黙っていたばかりではなく、ベアトの手紙の一件についても裏である程度噛んでいる可能性が濃厚に。
金蔵の部屋
- 扉の外に押し掛ける息子たち。中では紗音さんが給仕中。
- ベアトの手紙について、「あやつめ、さっそく始めおったか」と金蔵の弁。まあ幻想でしょうけど……金蔵自身があの手紙を仕掛けたわけではない、というのが幻想サイドの設定である様子。
- 金蔵の死を隠していると思われる蔵臼さんや源次さん、南條さんだけが登場するシーンでは、金蔵は扉の外に向かって怒鳴り返していました。でも、金蔵の死を知らない絵羽さんや留弗夫さんもいるこのシーンで、金蔵は返事をしません。これが金蔵の死を示唆しているとも言えます。