黄金伝説(1日目 22:00)
『うみねこのなく頃に』エピソード4までの完全なネタばれを前提とした、二周目のプレイメモです。未プレイの方はどうぞご注意を。
客間
- 子供たち
- カネカネと騒ぎ出した親に幻滅し、傷心の朱志香さん。呆れながらもそんなもんだろうという戦人さん。彼らはそういう立場なのだから仕方ないと、大人たちに寛容を示す穣治さん。
- 結局大人たちは真里亞ちゃんを質問攻めに。真里亞ちゃんはいじけちゃった様子。
- ちょっと会議を抜け出してきた霧絵さんと戦人さんの会話
- 北風と太陽。真里亞ちゃんにがっつきすぎて、聞けるものも聞けなくなってしまったと不快を示す霧絵さん。このあたりでも、霧絵さんの器量が示されます。全体的に、霧絵さんは一枚上手の切れ者という印象が、EP1の時点から示されています。
- 霧絵さんのチェス盤思考
- 姿を隠したいなら、わざわざ真里亞の前に現れる必要はない
- その逆、そもそもベアトリーチェは存在せず、にもかかわらず存在することを印象づけたいなら、"真里亞の前にだけ"姿を現したという事実に筋が通る、
- まあでもこの段階で提出される推理は、ミスリードでなければせいぜいちょっとした叩き台、という程度なんでしょうけれど……。
- 夏妃さんは本館に部屋を用意してくれましたが、戦人さんは子供たちを誘ってゲストハウスに戻ることに。
- 大人たちの会議の後でまだ戦人さんが起きているようなら、家族で話したいことがある……と留弗夫さん。死亡フラグ。結局ここで何が話されるかはEP4まで明らかになっておらず、たいへん気になるところ。
- 留弗夫「…………………俺は多分。………今夜殺されるだろうな」
- 今は話せないと立ち去る留弗夫さん。ここでまた霧絵さんがチェス盤思考。「話すことがあると言ったのに、この場では話さなかった理由」
- 話す勇気がないから、追いかけて聞き出して欲しいのだ……と霧絵さんの結論。
- 示唆的で怪しい。チェス盤思考による別の結論としては、留弗夫さんは戦人さん(と、この時点で共謀していないとしたら霧絵さんにも)に思わせぶりなことを言って何かを印象づけたかったのでは? とか。でも、この印象操作が後々関わってくることってありましたっけ?
- おかげで気が晴れたという戦人さんに、「ならよかった。コミュニケーションは大事ね。」と返す霧絵さん。個人的に、なぜか印象的なセリフ。
夏妃と蔵臼
- マルソー会長に渡されたという伝説のインゴットの実在を示す蔵臼さん。このシーンは幻想? あるいは、蔵臼さんの作ったフェイクとも考えられますが。
- 蔵臼さんはこれを根拠に「黄金伝説は実在する」と言いますが、無数に存在するはずのインゴットのうちのたった一本では根拠にはなりません。逆に、なぜ蔵臼さんは「黄金伝説は実在する」と夏妃さんに告げたのか? そう告げるに足る別の根拠があったのか、彼女を騙そうとしているのか、全ては幻想なのか。
- 今までこの件を隠されたいたことを知り、右代宮家のものとして信用されていないのかと、決定的に傷つく夏妃さん。
朱志香と夏妃
- 夏妃さんの憔悴しきった顔を一目見て、今まで感じていた軽蔑をすっかり引っ込める朱志香さん。互いに気遣い合うものの、うまく言葉に出来ない様子。
- サソリのお守りを夏妃に渡す朱志香さん
- 夏妃さんも、後で朱志香さんに自分が昔使っていたお守りを渡すと約束する。このお守りの詳細って出てきてましたっけ?
子供たちと楼座
- ゲストハウスに戻る子供たち。
- 眠っている真里亞をおぶる穣治に傘を差すため、楼座も同行しようとするが、蔵臼に呼び戻されて代わりに紗音さんが同行することに
- 楼座さんが真里亞ちゃんに謝罪の言葉を呟くものの、それは誰の耳にも届かず雨音にかき消される。示唆的な描写。
- ゲストハウス到着。トランプに誘われて、シフト確認にゲストハウスの使用人室へ向かう紗音さん。
使用人室
- 嘉音くんと源次さんと紗音さん。蔵臼さんの命令で、深夜勤シフトに大がかりな変更があったとのこと。本館の深夜勤は郷田さん。紗音さんと嘉音くんはゲストハウスで深夜勤。熊沢さんと源次さんは深夜勤が入っておらず、ゲストハウスに泊まるようにとのこと。
- 本館とゲストハウスの当番が、まるっきり逆になったとのこと。熊沢さんはゲストハウス、源次さんは本館に宿泊の予定だった。
- 金蔵に近い使用人を本館から遠ざけたい、という蔵臼さんの意思と思われる変更。
- 片翼の鷲を持つ使用人の人事権は金蔵が握っており、蔵臼にもどうこうできないとのこと。
- 紗音さんを気遣い、子供たちと遊んでくることを暗に認める嘉音くん。
- さらに深夜勤の入っていない源次さんが、自分がここにいるから嘉音くんも子供らしく遊んでくるといいと勧める。嘉音くんは家具であることを理由にこれを断る。
- 普段は厳しいらしい源次さんが嘉音くんに子供らしい遊びを勧めたのは、やはり今日が最期の日になると知っているから?
穣治さんと紗音さんの逢瀬
- トランプで遊ぶという話は口実だったらしく、忘れ物を取りに行くと言い訳して外に出た二人
- 主従という関係をフラットにしようとしつつ、どうしてもその関係に頼って「命令」してしまう穣治さん。これ、一歩間違うとすごい腹黒いことになっちゃうところなので、危うい関係ですよね……。
- 指輪を受け取れと、ここでも命令する穣治さん。読者的には、彼への不信感が高まるシーン。
- ただし、「それを指につけるかどうか」だけは命令せず、紗音ならぬ沙代さんの意思に任せる穣治さん。ぎりぎりのところで、ちゃんと言うべきことを言う穣治さん。
- ここは素直に、穣治さんが彼女の意思を尊重していると見るべきでしょう。それでも、無言の圧力が存在することはどうしても否定できませんが……。
- いいシーンのラストで、画面がパリン! と割れる演出で場面変換。ちょう不吉。