『BLEACH(16)』

BLEACH 16 (ジャンプコミックス)
日番谷くんがかわいすぎる件と雛森さんが健気すぎる件について。あと浮竹さんが渋すぎる件について。
登場人物が多いというのはわりと不評なんでしょうか。まさに群像劇の様相を呈してきているわけで、このスタイル自体はなかなか面白いと思います。ただ久保さん自身がそこを自覚的にやっているかどうかがひとつの分かれ目ですね。『ゾンビパウダー』のときもそうだったように久保さんは設定を大量に積めたがる人のようで、なんとなく登場人物を増やしていったら今のようになってしまったという可能性もないわけではなく。その辺、この数の人物を捌ききれるかどうかはちょっと心配です。まあキャラクターの書き分け自体はできているようですし、今後の展開を見守りましょう……。
素直に読めば例の人が黒幕にしか見えませんけど、これは匂わせすぎで逆に怪しい気もします。単に「悪役だけど悪人じゃない」展開になるのかもしれませんけど。そして海燕さんの髪の色をオレンジにして下睫毛を少なくしたら、そのまま「彼」になると。なるほどーなるほどー。