寝てました。

でもさー、最近のミステリーって本当にこういうの多いと思うんですけど、真実が読者にはけして推理できないところにあるミステリー、多いよな。与えられた情報だけを持ってはどうしても解けないような! (中略) あれミステリーってそもそもそういうジャンルの小説だっけ?解けない謎を提示しといて名探偵だけがそれを解決するのをわくわく読むものだっけ?
 あるくはてなさん 『クビキリサイクル』についての言及より。(若干ネタばれ気味)

騙されてはいけません! ファンタジーやメルヘンじゃないんですから、探偵が謎を明かすまでに読者が真相にたどり着くなんていうことがあるはずがありません。そんなことが出来たらエスパーです。もしくは総ページ数を確認しようと後ろのページをめくって間違えて犯人の名前を見ちゃった人です。「途中でトリックが分かってしまった」みたいなことを平然と言う人が結構いますけど、あれは流水教徒の陰謀なんですよ。もしくは悪連の。彼らは集団になって「ミステリーの謎は読者の力で解けるのだ」という甘言で私たちを騙そうとしてるんです。恐ろしいことです。非道! でもこの主張には簡単に反論することが出来ます。だって私、今まで一度もミステリー作品の謎を解けたことなんてありませんもの! 『笑わない数学者』も『ヒトクイマジカル』も最後までぜんぜん真相に気付けませんでしたし、それどころか『そして二人だけになった』あたりなんて最後まで読んでも完全には理解できませんでした。そもそも密室殺人が起きても、事件現場の詳細は風景描写程度に読み流しますよね普通!

……という夢を見ました。*1

*1:何か多くの人を敵に回した気がしますけど、夢です。