『みなごろしの学園 デビル17(1)』豪屋大介

みなごろしの学園―デビル17〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)
デビルー。
以前こういう天啓を受けたことがあったので、ちょっと読んでみましたよ。『ライトノベルめったぎり!』や『このライトノベル作家がすごい!』を読んだ感じ厄介な人だなーという印象はあったんですけど、それはそれとして。たしかに書いてる人が透けて見える、というかむしろ前に出てる感じはありますけど、それは本人そのものの素出しというわけではなさそうですね。わざと作者の存在を強調して自身のキャラクターを作っていくやり方は、良くも悪くもほりえもんさんあたりのそれと似てるかもしれません。
豪屋さんの言うところのユーモアって、基本的に「なんでやねん」で突っ込める形を取っている気がします。「修学旅行に行ったらテロリストに捕まったけど返り討ちにしました」「なんでやねん」「平凡な高校生がいきなり超人になって一人でヤクザの組とケンカはじめました」「なんでやねん」「しかも急に女性にもてまくるようになりました」「なんでやねん」とか。だめですか。えっと、じゃあアクエリオンの熱血ネタをバイオレンスに変えたらデビル17になりますよー、みたいな。だめですか。