『ユリイカ』あずまきよひこインタビュー

インタビュアーは知らない人でした。
あずまきよひこさんは、実はわりといろいろ計算しながら『よつばと!』を作っているというお話でした。極力物語性を排除して、ただ日常の風景を描くというあずまさんの方針がたいへん興味深かったです。ストーリーなんていらないよー、という主張。そうですよね、最近世の中、物語物語言いすぎだと思います。ストーリーが存在しないから今後よつばちゃんの出生の秘密が明かされることもないし、夏休みが終わっても何事もなく普通に作品は続いていくらしいです。
そういえば『あずまんが大王』って萌え文脈ばかりで語られてる気がするんですけど、それってどうなんでしょう。ギャグの作り方そのものに焦点が当たることが少ないような。あの一種突き抜けたユーモアセンスと優れた間の取り方を「ほのぼの」なんていう言葉で説明されてしまうと、ものすごく激しい違和感を覚えてしまいます。あんなに黒いネタ満載なのに。