「ゆらぎの神話」入門(3) キュトスの71姉妹

ゆらぎの神話」の中でおそらく最も記述量の多い要素が、このキュトスの姉妹です。彼女らは神の時代から生きる不老の魔女。「71姉妹」というのは冗談でも誇張でもなく、本当にこれだけの人数が存在します。頭悪いとか言ってはいけません。奴らは本気です。

現在、既にキャラクターとしての肉付けまでされている者から設定だけにとどまっている者までいますけれど、少なくとも71人全員の記述が揃っています。「妹たくさん」みたいなシチュエーションの作品はもうぜんぜん珍しくありませんけど、さすがに「71姉妹」となるとそうそう多くの前例はないでしょう。

発売当時は頭おかしいとしか思えなかった『シスター・プリンセス』ですら12人、キュトスの姉妹は実にその6倍の姉妹軍団です。まあ『超妹大戦シスマゲドン』の600余名には負けますけど、あれも別に全キャラクターに名前と設定があるわけじゃありません。その点、キュトスの姉妹はこれからもどんどん詳細な記述が重ねられ、肉付けが行われていくはずです。

これだけ姉や妹がいればさぞや萌え要素の強い集団になりそうなものですけれど、「ゆらぎの神話」の場合なぜか話がなかなかそっちの方向に向いてくれません。

自らが海になる日を夢見て一日中がぶがぶ海水を呑み続ける頭のかわいそうな子とかVIPPERな子とかエミリニェロギッポロネーシャとかは、人間の姿をしているだけまだマシです。中には「場所」だったり「気体」だったり、あまつさえ「数式」だったりするくせに、堂々と「姉妹」の一員に加わっている者もいます。

ともかく、キュトスの姉妹は現在の「ゆらぎの神話」の看板要素のひとつです。詳しいことはこちらのWikiがよくまとまっています。ページの下の方には姉妹71人全員分のリストがあるので、気になる方は参考にどうぞ。またキュトスの姉妹専用記述スレッドはこちらです。ピンと来た方は何か適当に書き込んでください。