ぐっげっげっげっげっげげっげげ。そろそろ正視に堪えなくなってきました。こんなの感想書けませんよ。何書いても墓穴ですもん。バナナグローブの社長でなくてもえのっぴドゥーです。
この作品には七人の「持たざる者」が登場します。彼らは七人七色でありながら、それぞれが異なる形での「痛さを」抱えています。たとえば、自分の意見に誤りがあるなど露とも想像できない高慢な"自称批評家"。思い込みが激しく、自分が人前でアニメキャラのような言葉遣いをしていることに"気付いていない"電波な女性。上手くやっている周囲の人間への憎悪を募らせながら、一人縮こまって何もしない"ただのオタク"。
どんな人であっても、だいたいこれら七人の内の誰かの行いに心当たりを感じるのではと思います。それだけに、この作品を読む読者は必ずどこかで自意識に対する糾弾を受ける羽目になるわけです。とにかく、読んでいて心地良い作品では決してありませんけれど、こういうものと向き合わない限り人間は成長できないんだろうなあとも思います。