『BLEACH(23)』

BLEACH 23 (ジャンプコミックス)

各地でどんどこバトル勃発。この一連の戦闘が収まるまでに、また三冊くらいかかりそうな予感……。

今回の主役は斑目一角さん。あのハゲの一角さんです。阿散井恋次さんと微妙にキャラ被ってる気がしてたんですけれど、今回の描写ではっきりと差別化することができました。一角さん→バトル命 恋次さん→ルキア命 ということで理解。えー。

大勢のキャラクターが様々な場所で同時に動いているんですけれど、それぞれのシーンがわりと独立していてあんまり相互に絡み合いそうにないのはちょっと残念。ばらばらなベクトルが複雑に影響し合う有機的な展開が群像劇の魅力のひとつだと思うんですけれど、しばらくそういう流れは望めなさそうです。

コマを小さくして1バトル20ページくらいのペースでお話が進めば、さぞや刺激的な作品になりそうな気はします。(無茶) 大ゴマは久保さんが好んでやっていることですし、大ゴマだからこその表現もあるわけですから、それ自体に文句をつける道理はありません。けれどその分失うものもあるでしょうし、その辺のバランスはもう少し考えられてもいいかなーと思いました。