『探偵儀式 IV』

探偵儀式 4 (角川コミックス・エース 109-4)

 ようやくBDCに焦点が当たったと思ったらまた雲行きが怪しくなって、なかなか活躍の場が巡ってこないこの子たち。進展はじりじりじりです。

 お話全体の展開の方も、同じくちょっとスピードダウンしてる感。今回はさほど大きな引きもなかったので、また数ヵ月後になる次巻への繋ぎがちょっと辛い気がします。

 そのぶん今巻では、過去の発掘とか黒幕ぽい人の顔見せとかの「真相の開示」に重点が寄っています。順調に行けば二、三巻で終われそうな雰囲気もありますけれど、なにせ御大と大塚さんのことなのでどうなることやら分かりません。

 近頃マナベ巡査の出番が増えてきた気がしますけど、この手の作品の場合「出番が増える」=「なんかよくないフラグが立つ」の可能性が高いので心配です。やっぱり世の中ひどい人ばっかり!