「星見の塔トーナメント」のキャラクターを作成しました!

ザリス

 見て見て見て! 星見の塔トーナメントに参加させるキャラクターを作成しましたよ! 私の考えたピンクの髪の中二病萌えヒロインです! 元ネタはこのへんこのへん。写真はうちの家来に盗撮させてきました。トーナメントでどんな戦いを見せてくれるのか楽しみですね! ザリスちゃんの派手な散りっぷり見てみたい!

「劣る姉」ザリス

 彼女は術の名門の才覚ある跡継ぎとして生まれましたが、悪魔的天才の妹に家と人生をめちゃくちゃにされて劣等感の塊になってしまいました。色々ストレス溜まってるせいで無闇やたらと火力に任せる癖があり、魔術師のくせに知力は低めです。神経反射の値が妙に高いのはストレスで神経過敏になってるからです。

 自作詩集ノート(黒遺物)に書き留めた一節「ああん、殺すと子宮がびくびくするよ」が何かの拍子に外部に流出してあまつさえ巷で大ブレイクしてしまったので、本人は穴があったら入りたい心境です。今もことあるごとに「思い出し恥ずかし」で突然顔を覆ってじたばた暴れたりします。

 今回はキュトスの姉妹の挑発に安いプライドを刺激されて星見の塔まで乗り込んでしまいましたが、周囲の屈強な戦士たちを目の当たりにして今さら後悔しはじめてなんだかお腹も痛くなってきたしもうおうちに帰りたいというか今にも泣き出しそうな心境です。今回車椅子に乗って現れた車輪の女王ヘリステラに対しては、車椅子という点が自分とキャラ被ってると思って勝手に敵愾心を抱いています。

ザリスの惨めな一生

 彼女は魔術の名家に長女として生まれ、将来を嘱望されてきました。しかし後に生まれた妹アリスは悪魔的な天才であり、生後三日にしてこの世に見切りをつけて生家と一門を焼き払ってしまいます。一人生き残されたザリスさんは、妹さんに弟子として扱われることとなります。そうやって厳しい修行と激しい屈辱に耐えて妹の下に生き続けてきた彼女ですが、ある日やはり突然に見切りをつけられ殺されかけてしまいます。両足と引き換えに生き延びた彼女は、今や邪神の一員となった妹さんへの復讐を誓いました。彼女の惨めな一生はここから始はじまったのです。

スタイル

 基本的に中二病なので、術を行使する際には前口上と必殺技名を欠かしません。別に術を発動させるために呪文が必要なわけではなくて、完全に個人的な拘りによってああいった長たらしい文言を置いているわけですけれど、対外的には魔力の行使にはその呪文が不可欠であるという風に振る舞っています。緊急の時などにはうっかり無詠唱で術を発動してしまうこともあり、後から「あ、やべっ」という顔をしているところを観察できます。「命の危機に瀕して一か八かで挑戦した圧縮言語に成功した」というのがそういうときの彼女の言い訳です。

 たとえば彼女は「イフリータルバーン」なる術を好んで使い、その度に「炎の魔人の尽きぬ怒り……義憤の牙となりて燃え上がれ! イフリータルバーン!という悠長な口上を詠み上げます。でも実際のところこれは<<火>>パネル二つで発動する単なる「爆撃」に過ぎなくて、しかもその口上も彼女の好きなレストロオセ四十四士ヴェイフレイ666の必殺技の丸パクリです。そもそもこのイフリータルというのもリンク先で指摘されている通り実に横着な和製英語というか、えっと、そもそもこの世界観に和とか英とかいう概念ってないですよね!? とか、周りの人は色々ツッコミたくていつもうずうずしてるそうです。

 ただしこのことを指摘されるとザリスさんは真っ赤になって怒ります。本当に激怒して肝心な前口上を唱えるのも忘れて爆撃爆撃って爆撃しまくるので、とにかく間違ってもおちょくって遊んでみようなんて思わない方がいいです。同様に、彼女が必殺技名を叫んだ直後のタイミングで「相手は死ぬ」とか合いの手を入れたりするのもやめた方が懸命です。だって、だってそのくらいいいじゃないですか! 苦労して覚えた技にオリジナルの名前をつけたりとか、それを大声で叫んだりとか、そういう欲求は誰もが一度は通る道だと思います。そういう原初的なパッションを鼻で笑うことが大人になるということなんでしたら、大人の階段なんてくそくらいやがれですよ! あなたたちはうそつきだ、そうやって自分が恥をかかない方法だけを考えて生きていけばいいのです! きいいいいいっ!!!