『白人萠乃と世界の危機 メイドinヘヴン』

白人萠乃と世界の危機 メイドinヘヴン (電撃文庫)

 [これはひどい]

 ……あー。このタグの一言で済ませちゃだめですか。別にいいですよね。はい別にいいですって言われて少し悔しいのでもうちょっと書きます。

 まあ前作に引き続き、捻りのないバカをやってます。何か重い作品を読んで沈殿した頭をほぐしたいときとかに流し読み捨てる感じで手に取れば作者的にも本望なんではないでしょうか。

 「正しい小説作法」を説くサイトなんかが「やってはいけないこと」として禁じているような表現のオンパレードです。飾り文字やご都合主義のうんぬんかんぬん。もちろん確信犯。おかげで、チープな雰囲気は極まってますね。ようやります。

 この調子でやれば何冊でも同じようなものを量産できそうですけれど、さすがに読んでるほうも疲れるし飽きるしで、実際続刊は出ていません。まあそりゃそうですね。ラストも打ち切りネタっぽいですし。

 新たな悪の組織襲来! と言いつつ正義の味方の内部分裂(メイド漫才)でドタバタやってる時間の方が明らかに多いのがやる気なくていいですね。バ㌍タ三世とかいうネーミングには感心しました。

 ていうか挿絵のしろさん何やってるんですか……。例のエロゲの原画といい、もうちょっと仕事は選んで……え、もしかして選んだ結果がこれなのですかそうですか