コストとペナルティの境界は曖昧である話

コスト

  • 必要に応じて払われる費用であり、払うかどうか選択することを期待されているもの

ペナルティ

  • 不当な行為に対して課される罰則であり、そもそも払わなければならない状況に陥るべきでないもの

 とするならば。「逮捕されてもどうせ数年で出てこられる」みたいに法令上の罰則を単なる「コスト」として認識している人もいるし、逆に合法でも「卑怯だ」と批判される場合もあるし、認識によって両者の境界は実は曖昧になる、という話。

 ゲームのルールでも微妙なところがあります。たとえばサッカーだと、ファウルによる罰則はもちろん「ペナルティ」なんですが、テクニカルな場面では「ここはファウルを取られてでもボールを止めるべき……」みたいに「コスト」として選択されてしまう場合もあります。いくら罰則と言っても、ルールの中でその代償が"定量化"されてしまっているので、そこに選択の余地が生まれてしまうわけです。揉めるわけです。人間関係こじれる。皆いなくなる。かなしい!

 ゲームやるときはコストとペナルティの境界をきっちりと決めましょう!