先生「自分で自分の好きなところを挙げましょう!」→ますます自己嫌悪

 という未来を幻視しましたよ!

 もうものっそいナチュラルに、小学校の先生がプリント配って「自分の好きなところを三つ挙げて提出してくださいー」とか「隣のお友達とお互いの好きなところについて話し合いましょうー」とかやってるシーンが思い浮かびます。そんで、「自分の好きなところ」というテーマで書いた作文を皆の前で読まされたりするんですよ! ひいい!

 こういう試みで「自分の好きなところ」に気づける子供もいるんでしょうけど、どうしても「自分の好きなところが思いつけない」って悩み混んじゃう子も間違いなく一定数いるでしょう。そんで本心からはぜんぜん思ってもいない「嘘」を書くことを余儀なくされたり。「わたしはこんなに一生懸命考えても自分のことが好きになれないんだ……きっとわたしは自分のことが本当に嫌いなんだ……」とか、そういう感性に陥っちゃう子って絶対いますよ。就職用エントリーシートを前にして絶望する子と同じ。

 本気でこういうことやるなら、もっと方法論的でカウンセリング的な、ある意味冷めた視線が必要だと思う。だからそもそもこういうのって、クラス全体で一律にやるようなものではなく、視点的に個人指導が基本*1だと思うです。でもそういう発想って、↑の人たちに望めるのかどうかのか……。

 後はあれですかね、毎日鏡の前に立って自分に向かって「わたしはわたしが好き。わたしはわたしが好き」って100回言い続ける練習とかですかね! 毎朝……鏡に向かって……「お前は誰だ……お前は誰だ……お前は誰だ……お前は誰だ……お前は誰だ……お前は誰だ……」(ゲシュタルト爆発)

*1:個人に着目した上での応用としてのグループワーク、っていう手法はあるんでしょうけど、いきなり全体として見るのは……。