『屍鬼(4)』
松尾静ちゃん登場。フジリューさんがノリノリすぎます。この両手を頭上に広げて「あー! あー!」とか叫びまくる意味の分からないテンションが懐かしすぎるというか何というか。ホラーとギャグの区別が付きません。
一見ものすごく物わかりがよさそうで、ビジュアルもイケメンの夏野くんのお父さんが、実は結構な難物っぽく描写されはじめたのがおもしょーいの。「奔放な私たちは素晴らしい!」的世界観は本人たちだけでやってれば何の問題もなさげですけど、それに付き合わされる子供の方にしてみれば、そりゃたまったもんじゃなさそうです。このあたりの人間観察は、小野さんの方の力なのでしょうか。
遂に「あちら側」に視点を置いた描写がなされるようになってきましたけど、驚くほど「普通の性格」のままなんですね。その分、桐敷さんちの若いののタヌキっぷりが凄いというか……グラサン柄悪すぎです。この分だと「吸われてからの戦い」というフェイズもありえるのかなーとゆうことを、本巻ラストの展開見て思いました。