俺屍Rプレイメモ(15)

1028(11年目) 1月 交神

 明けましておめでとうございます。忘我流水道で冷や汗をかいた先月の反省から、まだまだ下積みの時代は長い、と肚を決めた当主葉ノ風。将来のことを考えるなら、なにはともあれ交神です。今回は少し奉納点を奮発して、天空のハルカ(16211)をお相手に選びました。体水、つまり体力がやや低めですが、それ以外は平均的にかなり高い資質をお持ちの方です。

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 怒られました。

  • 奉納点 21207→4996(-16211)

2月 親王鎮魂墓討伐

 忘我流水道で恐ろしい目に遭った討伐隊、もう「また墓かよ……」と文句を言う者もいません。年長者の空円が引退し、初陣の竜月を連れて、またぞろ今日も出陣です。あんまり代わり映えしないものだから、気晴らしにプリクラなど。

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 そういえば、いつの間にか一家全員男子になっちゃったんですよね……。そろそろ女の子が欲しいです!

  • 奉納点 4996→12600(+7600)

3月 鳥居千万宮討伐

 当主葉ノ風と天空のハルカの息子がやってきました。また男の子……。天ノ風と名づけましょう。心の資質を見た感じ火と風の高い活発な子のようですが、父と同じく(さらにちょっと低い?)体水=体力の低さが悩みどころ。体土、つまり物理防御は固いので、こういう子は拳法家で! いちおう、単純な数値としては彼が竜華を超えて、歴代最高の素質を記録しています。

 指導は、同じく拳法家の空円に任せましょう。先月から無口イケメンの沙華月と二人で自宅待機だった空円、相手のマイペースさに調子が狂いっぱなしだったようで、新しい話し相手が出来て大はりきりです。

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 投資の成果で、京の街に烏兎獅子像とやらができたとやら。右下のスフィンクスみたいなやつらしいです。カラスなのかウサギなのかライオンなのかはっきりしてください。


 さて。地盤固めが続くといっても、行動範囲は少しずつ広げていかなければなりません。今より稼ぎ効率がよく、リスクもほどほどの場所を探さなければなりません。ここはひとつ、かつて旧本家の叡蓮・叡鈴兄弟が散った鳥居千万宮に、3年半ぶりに挑んでみましょう。

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 かつて兄弟を破った敵パーティもこの構成でしたが、今は苦戦らしい苦戦もしません。飛空大将が雷電を一発撃つ頃にはこちらも葉ノ風の散弾大筒が火を噴いているので、ほとんどのお供を一掃し、集中して大将を叩ける状態に持って行けます。成長をじーんと実感。中ボスの稲荷ノ狐次郎も、前回と比べると危なげなく倒すことが出来ました。(といいつつ、体力440の竜月がダメージ350の花乱火食らって慌てましたが……)

 さらに奥に進んで悪羅大将狩り。悪羅大将は攻撃力が高いのですが、術を使ってこないのでかえって安心して戦えます。戦勝点も、大将自身のものだけ見るなら軽足大将より割高。以降は、ここも稼ぎ場候補に加えたいです。

  • 奉納点 12600→19179(+6600)
  • 阿狛・吽狛 解放(1100点)

 双子が生まれやすいらしい阿狛・吽狛ですが、ランクはやや低めなので、お世話になるのは戦死者が複数出て人手不足の時とかになりそうです……。

4月 相翼院討伐

 悪羅大将となら手堅く戦えることが判明したので、相翼院の奥で狩りまくってみました。戦勝点ボーナスがたびたび出たこともあり、戦果大量。敵が技量回復アイテムを沢山落とすので、普段は残り技力を気にして使えない術をいくらでも使えるのが嬉しいです。葉ノ風の大筒では倒しきれない敵が多いのですが、残った敵も強力な全体攻撃術をばんばん撃って一掃できます。気持ちいい。

  • 奉納点 19179→28159(+9000)
  • 巻物「魂捧げ」「清水」


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 この月、、長老沙華月が倒れました。萩谷の討伐隊は、彼が主力を務めることでようやく一段階先に進めたのだと思います。親王鎮魂墓の奥で軽足大将を思うさまに狩れたのも、彼の薙刀のおかげ。まだまだ地盤固めの時代であり、大物討伐に打って出る機会こそありませんでしたが、その役割は彼の三人の子供たちが担ってくれるでしょう。

 美形で無口な朴念仁などと言われていましたが、臨終の言葉は意外にも家族を気にかけるもの。今までも、言葉に表さない思いはあったのかもしれません。

5月 相翼院討伐

 天ノ風の初陣に際し、代わりに誰が抜けるかで悩む葉ノ風。順番でいけば最年長の彼自身なのですが、今の萩谷家の主力は間違いなく彼の散弾大筒。会心がでれば軽足大将すら一撃で葬り去る高威力の全体攻撃、ちょっと外すのは惜しすぎます。ここは11ヶ月の竜沙にちょっと抜けてもらい、薙刀使いの竜華が葉ノ風の代わりを務められるよう成長するまで待つことに。

 今回も相翼院。前半は初陣の葉ノ風のため弱めのドクロ大将を相手にし、後半は悪羅大将のいる最深部に進みます。竜華が双光火ノ椛斬を復活させたくらいで、特に何事もなく終わるかと思われたのですが……討伐終了間際に不覚をとりました。力を溜めた悪羅大将の攻撃により、体力最大値だったはずの天ノ風が一撃で昏倒したのです。一命は取り留めましたが、今後もこの子は体力の低さで苦労しそうです……。

  • 奉納点 28159→33467(+5400)

 前半は迷路を歩き回ってしまったため、獲得点はやや少なめ。

6月 交神

 体力の低い拳法家ってどうなん……とドン凹みの天ノ風。まあまあ、その分技の伸びは高いし心技の火は最高クラスなんだから、気長に待てば大器晩成するさと空円に慰められています。

 天ノ風の休養も兼ねて、今月は当主葉ノ風の交神です。土属性の散弾大筒「ツブテ吐き」を持たせる想定で、技土の高い万寿院紅子にお相手してもらいましょう。

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  • 奉納点 33467→18509(-14958)


 天ノ風を元気づけようとしていた空円ですが、彼自身も既に老境、ここで限界が来てしまいました。臨終の言葉も、天ノ風に向けてのものだったのかもしれません。

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 見た目からして強烈なインパクトがある子でしたが、心水が高く、性根は優しい子供でした。技水の高さも相まって、討伐時の回復術はだいたい彼の担当。母・空紅葉の教育もあってか礼節もしっかりしており、萩谷家の朝は彼の大声の挨拶で目を覚ますのが常でした。そういう人でしたから、最初顔を見て脅えていた弟の葉ノ風や甥の天ノ風も、じきに懐くことが出来たようです。萩谷家において一種のムードメーカーであり、本家、分家の者を問わず、それぞれが思い思いにその死を悼んでいるようでした。

7月 親王鎮魂墓討伐

 いつまでも年長者の葉ノ風が出張るわけにもいきませんから、前回お留守番していた竜沙と交代。薙刀士の竜華はまだまだ範囲攻撃力が心許ないので、ちょっと敵のランクを下げて再び親王鎮魂墓に戻ってきました。今回は奥に何があるかなーと軽く偵察に行ったので、その時間のぶん獲得奉納点は少なめ。

  • 奉納点 18509→24137(+5600)
  • 竜沙が「真空源太斬」復活

 今回の戦利品の売却金で、見事京の商業部門復興が完了! ……むむむ、逆に言えば、買えるアイテムはこのランクで頭打ちということですか。この先の戦いはますますシビアになりそうです。

8月 相翼院討伐

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 す、すごい子がやってきました。歴代勇士録で確認するまでもなく、明らかに過去最高と分かる高資質。弱点属性もなく、極めて理想的な形です。しかもなんか、尻尾みたいなのが付いてるような……。まさしく鬼子という感じですが、もともとうちの家なんて京の人間からは半分化物扱いされてるわけですし、今さら尻尾が生えたくらいで気にする家族もいません。母の名の由来をそのまま取った彼岸花、とはやや不吉な命名ですが、鬼と同様死にまで魅入られている萩谷家に今さら不吉も何もないわ、とやたら力説する葉ノ風でした。

 職業は大筒士。同じく大筒士の父・葉ノ風が自ら指導に当たりましょう。ツブテ吐きで鬼どもをばっこんばっこん撃ち倒して、鬼の死を誘う彼岸花となるのです。


 今回は相翼院討伐。葉ノ風の大筒がないのでかなり稼ぎ効率が落ちてしまいましたが、それでもお墓よりは稼げる感じ? 途中で竜沙が奥義「竜華猛毒刃」を創作しました。

  • 奉納点 24137→30702(+6700)

9月 鳥居千万宮討伐

 相翼院のお宝はあらかた取り尽くしたので、鳥居千万宮も見てみましょう。こちらも悪羅大将が出るので、稼ぎ効率は似たようなもの。道中、熱狂の炎が灯ったタイミングで稲荷ノ狐次郎に挑み、解放に成功しました。これまで何度も戦ってきましたが、それも今回で終わりかと思うとちょっと感慨深いですね。

  • 奉納点 30702→36681(+6000)
  • 稲荷ノ狐次郎 解放(507点)
  • 巻物「梵ピン」獲得
  • 竜月が「連弾弓沙華風」復活

 味方全体の攻撃力を上げる梵ピンの術。なんか凄く強いらしいとよその当主方から耳にしているので、今から効果が楽しみです。

10月 交神

 「床上手」なんてふざけたパラメータを持ってる竜沙、1歳4ヶ月にしてようやく交神の機会が巡ってきました。先月やってもよかったのですが、遺刀を継承する関係でひと月遅らせたのでした。お相手はお久しぶりの愛宕屋モミジ。技の資質が低いのが不安要素ですが、その分体力が高いので、剣士の竜沙との相性はちょうどよいかと思います。彼女は萩谷家の中興の祖・火ノ椛の母親で、その名前は現当主葉ノ風の「葉」の字にも受け継がれているとやら。

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  • 奉納点 36681→25031(-11650)

11月 鳥居千万宮討伐

 先月は交神月だったため、今月が彼岸花の初陣になります。この子の素質なら体力・防御力もじきに上がってくれると思うので、鳥居千万宮に突っ込みましょう。もちろん、最初は弱めの敵を相手にして、悪羅大将に挑むのは月後半。この迷宮は前半部分に出てくる敵も平均100オーバーの戦勝点を落としてくれるので、初陣の子を連れてくるにはちょうどいいかもしれません。火力不足で敵に逃げられることが多かったため、最終的な稼ぎは低めでしたが……。

  • 奉納点 25031→29689(+4700)

12月 紅蓮の祠討伐

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 竜沙と愛宕屋モミジの子供がやってきました。そのまんまですが、愛沙と命名。無理やりアイシャとか読んだりせず、普通にあいさと呼びます。ほくろが悩みだそうですが、傍から見るとそれも色気などとアホな父親が申しております。総合的な資質は低めですが、体力、攻撃力、防御力は標準以上、技の火と土も悪くないため、さほど苦労することもないでしょう。標準的なアタッカーの素質。もちろん剣士になってもらい、竜沙の刀を継がせます。けれど子を残させてやれるほどの素質ではないな……というところまで考えて、一族に染みついた思考にうんざりする葉ノ風でした。


 今月は紅蓮の祠討伐強化月間。別に報奨金が欲しいわけでもないですが、これまで一度しか潜ったことのない迷宮なので、これもいい機会だと足を伸ばしてみることに。

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 熱狂の炎が灯った勢いで、鳴神小太郎と戦闘。二回ほど火祭りを使ってから食らった「双火竜」は全体に150ほどのダメージ。もっと強い攻撃も持っていたのかもしれませんが、「くらら」であっさり眠ってくれたので特に何ごともなく勝てました。

 最深部近くにいた天狗は強くて相手にならなかったので、手前の紅こべ大将と戦ってみました。お供で出てくる象花火という敵が500戦勝点を落とすので、逃げられる前に倒せればばいい稼ぎ場になりそうです。この迷宮では火の技が上がるため、火属性武器を装備した天ノ風が大活躍でした。地形ダメージを防ぐアイテムを持ってこず、思うように動けなかったのが残念……。次回からはお店でちゃんと準備しておくようにしましょう。

  • 奉納点 29689→35925(+6200)
  • 巻物「七天爆」「盾穿ち」獲得


 討伐隊の帰還後、当主葉ノ風の容態が急変。来月を待てずに没しました。

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 一族最高の素質を持つ竜華は討伐に専念させたいから、当主には別の者を……という消極的な理由で十三代目を襲名した葉ノ風。しかし彼の散弾大筒は極めて強力に成長し、結果的に竜華の薙刀以上の戦果を萩谷家にもたらしました。生まれた時は心配されていた体力の低さも致命的とはならず、名実ともに萩谷家をよく支えた当主だったと思います。彼の大筒術は娘の彼岸花に受け継がれ、討伐隊に新たな力をもたらすでしょう。

 ひたすら親王鎮魂墓に潜り続け「墓ごもり」と揶揄されていた状況から脱し、萩谷家の行動範囲を一気に広げたのは彼。当主就任後の初仕事が忘我流水道での真名姫討伐だったのは、今思うと象徴的です。危ないところもあったとはいえ、あの一件が萩谷家の動き出す大きなきっかけになったのだと思います。