俺屍2リプレイ(1) 1118年〜1119年12月 伊勢萩谷国

1118年

 初代当主設定&ゲーム設定を終えてオープニングのはじまりはじまり。OPの流れをかいつまむと

  • 君たちの一族は京に降りかかった災いを沈めるための生贄として皆殺しにされたよ
  • 生き返りたい? 復讐したい? でも呪いのせいで寿命が2年くらいになっちゃってる上に人間とも交われないよ? 何も知らない子々孫々まで巻き込むことになるけどそれでも生き返りたい? だよねーw
  • というわけで、ここにいるお姉さん(CV林原めぐみ)が自分の命を代償に君たちを生き返らせてくれます。よかったね

 という感じ。ろくでもない! 

1119年10月 ゲーム開始

 蘇った一族は全国に散り散りに逃げ延び、神々と交わって力を蓄えながら京への復讐の機会を窺うこととなりました。プレイヤーもまたそんな一族のうちの一人として立ち上がる、という感じでゲーム開始です。



 ここまで語り部として色々ろくでもない説明をしてくれた黄川人。前作からのお馴染みキャラ、というかぶっちゃけ黒幕だったわけですが今作ではどうなんでしょうね。なお本作の主人公は前作主人公一族の子孫という設定なので、かつて「黄川人」という少年が一族を陥れた歴史を知っているはずです。いったいどういう気持ちで黄川人の誘いに乗ったのか、とか考えると面白いですね。



 で、こちらがガイドキャラのコーちん。その辺で死にかけてたのを黄川人が拾ってきたイタチだそうです。前作ガイドのイツ花とはまた違ったキャラで、元気あまって突っ走る感じ。でも目は据わってる感じ。かわいい&つよそう



 そして我らが初代当主の萩谷烏兎。この世界設定で魔王14歳とかヴァレリアンヌなんて名前はつけられないので、例によって下僕の名前とカオを使いました。髪の毛をちょっといじったくらいで、その他のパーツは取り込んだ写真のデータそのままです(まあこの写真が撮れるまでに何回か撮影し直しましたが。ご愛敬)。でも目つき悪し。

 前作では薙刀が強かったので、今回も当主には薙刀を任せました。能力資質的には、心の水と土、体の土が高いですね。体の土とはつまり防御力のことですから、安定感のあるステータスと言えます。「信条:不撓不屈」も伊達ではないもよう。



 前作ではゲームスタート時に子供が一緒でしたが、今回は代わりに2人の弟or妹が付いてきます。まずは上の弟の独妙から。「烏兎」はサガの杖技「からすとうさぎ」に由来する名前なので、こちらもサガ繋がりで槍技の「独妙点穴」から取りました。名前に合わせたわけではないですが、前列・後列同時の範囲攻撃できる槍使いに任命。ステータスが低いのは、あくまで長男が主人公という調整でしょうか。

 お顔は長男そっくりですが、こちらは早口ということで随分そそっかしい性格のもよう。兄が堅物で弟が軽いタイプの兄弟ですね。



 続いて下の弟の転。これ一文字でまろばしと読みまして、やはりサガ繋がりの剣技から取りました。由来をたどると柳生十兵衛で有名な新陰流の極意にたどり着くのですが、無理に刀を使わせたりはせず攻略優先で弓使いを任せます。序盤はいっぱい敵を倒して先勝点を稼ぎたいので、一撃の重さよりも攻撃範囲の広さを取りたいのです。なお三兄弟では末の彼だけ「一世の祝福」なるボーナスがついていません。よく分かりませんが、体力がちょっと上がる効果のもよう。

 お顔はやっぱり長男そっくりですが、髪型と表情のせいか女たらしっぽく見えますね。弱点は足の裏、立派(?)な名前のわりに修行が足りません。そしてやっぱり目つきが悪い。

 ……とまあまずはこんな感じ。あと今回は前作のデータ引き継ぎができまして、進行状況に応じた特典を色々もらえました。

  • 大江山クリア特典
    • 金10000両
    • 奉納点10000
  • ゲームクリア特典
    • 祝いの鈴×10
    • 熱狂の松明×10
  • 裏ボス撃破特典
    • 時登りの笛×10

 けっこう良いものいっぱいなのですが、特に序盤で嬉しいのは奉納点の10000。奉納点って要は「交神=子供を作るときに消費するポイント」なのですが、この最序盤で10000点を稼ぐにはおそらく数ヶ月、下手すれば1年近くを要するはずです。かなりのスタートダッシュが期待できるというわけですね。

 普通ならコーちんの指示に従って近場の迷宮に出撃し、鬼退治に励んで最初の交神のための奉納点を稼ぐところなのですが、最初から10000点もあるなら出し惜しみする必要もなさそうです。出撃隊の定員4人に対してうちの戦力は3人なので、さっさと補充したいというのもありますし。さすがに10000点使い切るのは怖いので、体力中心に物理ステータスがけっこう伸びる泉源氏お紋(5033点)と当主烏兎による交神を行って最初の月は終了です。



  • 奉納点 10000 -> 4967

1119年11月 初出撃 富士見ヶ原討伐

 先月防具屋に500両投資したところ、街が発展して職業ごとの専用防具職人を呼べるようになったと言われたので、まずは当主の薙刀を選択。今回はこういうのあるんですねー。

 さて、コーちんの助言に従って今月こそ鬼退治です。ようやく鬼相手に暴れ回れると思っていた矢先に兄貴が交神などと言い出したものだから、弟たちはそろそろ痺れを切らせています。案外、復讐に乗り気なのは当主よりも二人の弟たちなのかもしれません。



 何から何までコーちんにお任せしていざ出撃。まあ最初くらいは気楽に行きましょう。



 たった三人で都落ちして逃げてきたくせに萩谷国を名乗るとは度胸あるなあみたいな与太は置いといて、屋敷の周辺地理はこんな感じ。ぶっちゃけ三重県。当時の呼び名だと伊勢ですかね。なお日本のどの土地が選ばれるかはランダムのもよう。周辺には「七色温泉」「富士見ヶ原」の2つの迷宮が存在しますが、今回はコーちんに従って富士見ヶ原にゴー。



 元ネタは富士の樹海あたり? よくわかりません。


 戦闘画面はこんな感じ。戦闘開始時にスロットが回って、出目に応じた戦利品が手に入るんですけど、敵大将に持ち逃げされるとロスト。なので大将を集中攻撃したくなりますが、大将撃破時点で戦闘終了となるので他の雑魚を見逃すことになり、今度は先勝点=奉納点が溜まりません。前作と同じ仕組みですけど、すごいよくできてると思います。



 途中フラグが立ったみたいで、妖怪に変じていた神様の解放に成功しました。解放した神様は天界に戻り、交神相手として選択可能になります。前作だと神様解放エフェクトが一瞬だったのでスクリーンショットを撮りづらかったのですが、今回はドアップで止まってくれるようになったので嬉しいです。

 この月はひたすらガマ大将を倒して終了。最初の敵ということで、さすがに苦戦することはありませんでした。たまに色違いのガマも出てきましたけど、属性が違うだけみたいですね。



 あ、はい。わっしょい。

  • 奉納点 4967 -> 5919

1119年12月

 前回の討伐で白鏡、速瀬の2枚の巻物を持ち帰ってきました。白鏡は味方の能力値を自分にコピーする術で、前作裏ボス戦で大活躍した術です(ボスの能力値をコピーした味方の能力をさらにコピーするという荒技)。こんなに早く手に入るのかとびっくり。速瀬は行動速度を上げる術ですが、より重要なのはマップ画面の移動速度も上げられること。月々の行動時間が有限なこのゲームではめっちゃ大事です。



 先月の武器投資で職人さんを迎えられるようになったので、やはり薙刀職人を選択。薙刀は一度に敵前列全体を叩けるので攻撃範囲が広く、先勝点稼ぎにはもってこいの武器なのです。



 そして当主の第一子が母・泉源氏お紋の元から到着。あらかわいい。ようやく目つき悪くない子が来てくれてひと安心です。

「烏兎」は代々当主が受け継ぐ名前なので無理に漢字を取ったりはせず、ベタに母親の名を意識していずみと命名。パラメータ的には、体の火と水……つまり攻撃力と体力がすごい高い! めっちゃ武闘派です! でも心は水が高いので、気は優しくて力持ちタイプですね。コーちんも「最近の子にしては気が利く方」とか言ってましたし。期待のホープ(冗語)ということで、父親と同じ薙刀士になってもらいます。で、耳に吐息が弱点ってことは家に着いて早々ちょっかい出した阿呆がいるってことですかね?(なぜか頬を腫らして伸びている三男から目を逸らしつつ)



 引き継ぎ特典のおかげでお金にかなり余裕があるので、独妙、転に上位の槍と弓を買い与えるなど。さらに誕生祝いとしていずみ専用の特注防具を発注。特注品は若いうちに依頼すると値段が安くてお得なのです。デフォルト名の「いずみ胴丸」はさすがに微妙なので母の名を取り「泉源胴丸」で。

 人員に余裕があればいずみを訓練する師をつけたいところですが、今の萩谷家にそんな余裕があるはずもありません。いずみには屋敷で自習してもらい、三兄弟で出陣。今月は七色温泉で鬼退治です。



 のれんに「ゆ」って書いてあります。なめとんのか。

 京で祭具を盗まれたので儀式ができなくなり信仰心が減って神の力も弱っている、みたいな話を案内人の黄川人から聞かされました。結局萩谷一族が祭具を取り戻す展開になるっぽいので、この辺が昼子のとりあえずの動機ですかねー。まだなんか裏に色々あるんでしょうけど。



 ですよねー



 ここの敵は前作でもお馴染みのどくろ大将(画面手前)。特筆すべき点のない雑魚です。ただ迷宮構造は少々入り組んでまして、「風呂に飛び込むと同じ色の風呂にワープする」という作り。



 さらに、最後に取り着いた扉の手前で木札を要求されました。「い」……? ちょっと道を戻って探してみたりもしましたが、どうにも心当たりがないまま時間切れになってしまったので今月はここまで。

 巻物収穫は睡眠術の「くらら」。敵によっては効果絶大です。実は前作の裏ボスもこの術でほぼ完封できたりするのでした。

  • 奉納点 5919 -> 6385

 という感じで1119年が終わったところで今回は終了。最初は初めてのことが多いのでのんびり書きましたが、次回以降はもうちょいぱっぱと展開できればいいですね(毎回こんな密度で書いてたらとても終わらないし……)。息切れしないよう、せいぜい気楽に行きましょう。