『ドラマCD ひぐらしのなく頃に 綿流し編』

ドラマCD ひぐらしのなく頃に 綿流し編
この間届いた『祟殺し編』を聞こうと思ったら『綿流し編』の感想を書いてないことに気づいたので、先にこっちを聞きなおしました。一枚七十分×四枚組で計約五時間、原作を網羅とは言わないまでも必要なポイントと伏線はほぼ押さえられていました。これだけのボリュームのお話を二十分×四話のダイジェストに詰めてしまったアニメ版は、やっぱり企画自体が無茶だったのだなあと思います。

声優さんも頑張ってくれてます。特に魅音さん役の雪野五月さんの演技はとてもイメージに合っていて、この人だけは原作プレイ時に自分の頭の中にあったデフォルトの声と同化してしまいました。メインの魅音さんの影に隠れて、レナさん役の中原麻衣さんもいい仕事してると思います。出番が少ない分、要所要所では重要な発言が回ってくるんですけど、その短いシーンが実に印象的。本当に友達思いのいい子だなあと。(あーあー聞こえなーい)

ただ、BGMの使い方にはひっかかるところが少し。著作権の問題か原作出題編に用いられたフリー音楽は使いづらいらしく、ドラマ内で流れるのは解編の曲が中心となっています。必然、BGMは総入れ替えになり、曲目自体も少なめに。それ自体は仕方がないんですけれど、部活のようなごく軽いシーンで原作のクライマックス曲とかエンディング曲を流すのはいかがなものかと思いました。あとシーンによっては、曲の切り替えが頻繁すぎるかなと思ったことも何度か。youのサントラにしか収録されてなかった曲を聴けたのは良かったです。