2014-01-01から1年間の記事一覧

本日一信 - たまには近況でも

はいどうも、魔王14歳です。最近なにをしてるかというと、なにもしてません。『幻想再帰のアリュージョニスト』関係では、参照先のひとつになっているフリーシェアワールド「ゆらぎの神話」のライセンスをちょいと整理してあちらに迷惑がかからないようにし…

「異世界ファンタジーに日本語や外来語が出てくる問題」の7つの解決法(※ステマ注意)

(※この記事はメジャータイトル25本からお勧めする最近のなろう小説に便乗した幻想再帰のアリュージョニストのステマです) たまに創作界隈で話題に上るテーマとして、異世界ファンタジーに日本語や外来語が出てくる問題、というのがあります。 要は異世界…

神話、引喩、オカルトパンク。一部で妙に評価が高いWeb小説『幻想再帰のアリュージョニスト』とは

『幻想再帰のアリュージョニスト』 この小説が面白すぎてもう辛抱堪らなくなったので(エア)ステマ*1です。 異世界転生保険とは契約者本人を受取人として、保険量である新たな人生を給付する制度である。 身の程を知らない、馬鹿な思いつき――そのような予断に…

『WORLD WAR Z』

戦争記録インタビュー集という体裁のモキュメンタリーなのですが、タイトルは第Z次世界大戦とかゾンビ世界大戦と訳すそうで、要は世界的なゾンビ・パンデミックによる大パニックで壊滅状態に陥った人類が体勢を立て直し、反撃に打って出て見事ゾンビ鎮圧にい…

俺屍2リプレイ(7) 1122年3月〜10月 四代当主すずめの時代

※ネタばらしあります リプレイ目次 由良英(剣士): ゆらふさ。前当主の妹の偏屈武人。いつの間にか一族最年長になってしまったので最近ようやく人当たりが軟化。 すずめ(槍使い): 当主四代目萩谷烏兎。前当主の娘。他人事に首突っ込んで揉め事増やすタイプの…

俺屍2リプレイ(6) 1121年9月〜翌2月 祭具奪還(2年ぶり2度目)

※ネタばらしあります リプレイ目次 いずみ: 当主三代目萩谷烏兎。サツバツとした家族の中で唯一の穏健派&緩衝役なので自分が死んだ後のことがすごく心配。鍋感染済み(悪性)。 由良英: ゆらふさ。いずみの妹。サツバツの元凶一。無愛想かつ無口朴念仁、部屋…

俺屍2リプレイ(5) 1121年2月〜8月 異国遠征

※ネタばらしあります リプレイ目次 転: まろばし。足裏が弱い1歳6ヶ月の老人。長兄の烏兎も次兄の独妙も1歳6ヶ月で死んだので、「俺今月死ぬから」が口癖になっている。いつの間にか家族が女だらけ。 いずみ: 耳裏が弱い三代目当主。気が強いorつっけんどん…

俺屍2リプレイ(4) 1120年9月〜翌1月 夜鳥子さん下野

※ネタばらしあります リプレイ目次 烏兎: 前当主(鬼籍)。独妙の兄。せいぜい二年の命とは聞いてたけどまさか一年半しかもたないとは思わず、微妙に覚悟のないままポックリ死亡。 独妙: 現当主。「当主が戦闘不能になったら戦闘終了」というシステムを突いて…

俺屍2リプレイ(3) 1120年 5月〜8月 そして例のあれ

※ネタばらしあります リプレイ目次 ※年齢表記は4ヶ月前のものです(撮り忘れただけ) 烏兎: 初代当主。神々や朝廷や晴明が次々と現れては一方的に仕事を押しつけてくるので生来の目つきの悪さがさらに悪化。 独妙: 短気な弟。無口な兄に代わって毎日鬱憤を早口…

俺屍2リプレイ(2) 1120年1月〜4月 歩き方を模索しながら

※ネタばらしあります リプレイ目次 烏兎: 初代当主。復讐を一族の悲願と定め呪われた血を残すと決めたカタブツ。子々孫々から尊敬されたり恨まれたりするポジション。 独妙: 短気な弟。当主の薙刀が狙えない後列の敵を掃除する仕事。 転: まろばし。女たらし…

俺屍2リプレイ(1) 1118年〜1119年12月 伊勢萩谷国

リプレイ目次 1118年 初代当主設定&ゲーム設定を終えてオープニングのはじまりはじまり。OPの流れをかいつまむと 君たちの一族は京に降りかかった災いを沈めるための生贄として皆殺しにされたよ 生き返りたい? 復讐したい? でも呪いのせいで寿命が2年くら…

俺屍2リプレイ

『俺の屍を越えてゆけ2』リプレイの目次兼説明ページです。このページは適当に更新します。俺の屍を越えてゆけ2 - PSVita出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント発売日: 2014/07/17メディア: Video Gameこの商品を含むブログ (26件) を見…

うみねこ二次創作小説『探偵ヱンド』を公開しました。

先日の予告通り、昨年イベントで頒布したうみねこ二次創作小説『探偵ヱンド』を、手直しのうえpixiv小説で全文公開しました。 探偵ヱンド 大ざっぱな内容としては、「ヱリカとちび縁寿が探偵談義に花を咲かせつつキャッキャウフフするep8の改変偽書」といっ…

うみねこ二次創作小説『探偵ヱンド』公開の予定について

昨年イベントで頒布したうみねこ二次創作小説『探偵ヱンド』を、手直しの上pixiv小説で全文公開する予定です。別冊TIPSとして折り込み配布した折り込みメモ「忘却の深遠にて」の全文を、まず先んじて公開しました。 http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=…

人間基準のスケールでは動いてくれない無慈悲で巨大な超構造体世界 - 弐瓶勉『BLAME!』

シドニアがアニメ化された今更になって、なぜか旧作を読み始めた私。さいきんKindle Paperwhiteを買ったので、それの体験もかねて。面白いものを読んだ後はだいたいいつも同じこと言ってる気がしますが、こういうアタマをガツンと殴りつけて世界観を啓いてく…

完結した物語にひび割れを入れる「アフター」として - 『ひぐらしのなく頃に礼 賽殺し編』

星海社文庫版で再読しました。後日談である本作は終始内省的な展開が続くので、動きのある派手なシーンが少ない(=BGMや効果音等のゲーム演出がなくてもさほど表現が弱まらない)点で、シリーズの中でも特に小説向きの内容と思われます。お話としても一話で完…

柳生十兵衛朝鮮に渡る(いつも通り) - 荒山徹『柳生大戦争』

何を言ってるのかよく分からない記事タイトルですが、荒山先生的にはいつも通りの展開なのでお察しいただければ幸いです。とはいえ本作を最後にこの手のネタを封印されるそうなので、荒山先生の朝鮮柳生モノとしてはいちおうの最終作ということになるようで…

奇妙な因縁が人をひとり殺す話 - G・ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』

町をあげての婚礼騒ぎの翌朝、充分すぎる犯行予告にもかかわらず、なぜ彼は滅多切りにされねばならなかったのか? 1950年代頃のコロンビアのある町で、奇妙な因縁が人を一人殺す話。30年後に事件を振り返る語り手はまず冒頭で犠牲者サンティアゴ・ナサールの…

さやかちゃんが天使になる映画の感想かきます - 『劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語』

3回観ました。5回10回と観てる人からすればどってことないと思いますが、自発的に映画館に行く習慣がほぼない私にしてはちょっと異常な数字でして、まあめちゃくちゃ気に入ったと言えます。封切りからだいぶ時間も経ってレビューや考察等も出尽くした時期だ…

管理職視点のパーティ編成が楽しいギルド運営RPG『冒険者ギルド物語』

ここ1ヶ月ほどずっとこれやってます。ギルドマスターを「管理職」と呼ぶのが正しいかどうかは微妙ですが、キャラクターとアイテムを細かく「管理」して適切に「運用」することに主眼を置いた命令者視点のゲームということで、そんな的外れな表現でもないのか…