2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

本日一信

うみねこEP2 再プレイ考察メモ EP4までのネタバレをふまえて、EP2を再プレイした時のメモ。実際にプレイしてたのはEP5発表前の8月だったのですが、公開はだいぶ遅くなってしまいました。文字数としては4万字。私が今までに書いたあらゆるテキストを上回って…

ウィンプのルサンチマンがルサンチマッチョを生み出す! うごご!

関連:悪しきマッチョは老害と似ている - 魔王14歳の幸福な電波 普段はウィンプとして生きている人が、マッチョになったつもりでマッチョの論理を振りかざし、同じウィンプたちを攻撃する。それが匿名の怖さのひとつなんでないかなー、と思います。ルサンチマ…

未知なる倫理への問いかけ - 『エンダーのゲーム』オースン・スコット・カード

基本的には"恐るべき子供たち"的な話。異星からの侵略生物「バガー」に抵抗する人類の最後の希望として、わずか6歳で過酷な軍人育成学校「バトルスクール」に放り込まれた主人公エンダー。特別待遇の自分に対するチームメイトたちの嫌がらせ、学校が自分にだ…

悪しきマッチョは老害と似ている

老害は既得権益を保持してますから、世の中を現状をよくしようとしなくても食べいけます。そして老い先が短いから、将来の可能性を潰すようなことをしても、彼ら自身は損をしません。若い人たちの立場に立っても何ひとつ得しないから、それを平気で度外視で…

本日一信

はてなブックマーク - Twitter / kanose: 「ポニョ! 自意識 だいすき~!!」はてなには人の自意識が大好物な妖怪で溢れてます。その妖怪は犬やシロクマの形をしていたりします 「ネットバトルに時間を割くあの人たちの心の裏にはどんな自意識があるのでしょ…

『ライトクリエイターズ vol.2』にひぐらしうみねこ対談が掲載されます

コミックマーケット(C77)・『ライトクリエイターズ Vol.2』頒布告知 - 萌え理論ブログ 冬コミ3日目の「西1ホール "れ" 22-a」(壁!)、萌え理論Blogは天野年朗さんのブースにて頒布される新刊、『ライトクリエイターズ Vol.2』に、天野さんと私のひぐらし・…

ダウンタウンのリアルブギーポップ

Twitterのログを日記に貼って更新の省力化を図るテスト。わりと大事なこと言ってもそのまま流れちゃうことが多いので、防備的な目的も兼ねて。 魔王予言:来年はダウンタウン演じるきたならしい「リアルブギーポップ」が大ブレイクします。posted at 20:11:38…

屍鬼(5)(6)

なんか趙公明みたいなんがおるー。変なおじいちゃんおばあちゃん描いてる時の藤崎さんのイキイキっぷりも異常だし、まさに絶好調という感じでございます。 なつのん 夏野さんがああいう状況になることで、物語の視座が90度くらい変わりましたね。3巻終わりあ…

『Q.E.D. ―証明終了―(23)』

金田一君やコナン君などととは一線を画し、ガチガチのミステリ小説読みの人たちにまで異様に評判のよい推理漫画。どの巻から読んでも大丈夫、ということで一冊買ってこさせたのですが、適当に選んだ巻でもこの水準というのはなるほど、噂に違わぬハイレベル…

音楽的文体 - 古野まほろ『探偵小説のためのエチュード 水剋火』

陰陽師も百鬼夜行もトラペドヘゾロンも象徴哲学も出てくるけど、やってることはガチガチの本格推理小説という恐るべき作品。同作者の天帝シリーズと比較すると、ページ数が半分以下ということもあって手加減してる感はありますが、手加減してコレというのは…

『冷たい校舎の時は止まる』

メフィスト賞受賞作。超常現象閉鎖空間に隔離された高校生たち、七人のはずなのに八人いる! この前クラスメイトの誰かが自殺してたはずだけど記憶いじられて思い出せない! 自殺したのは誰だ! お前か! みたいな話。いえ実際はそんな攻撃的な内容では全く…

ヤンデレが狂ってるんじゃない、作者が狂ってるんだ - 『唐傘の才媛』緋鍵龍彦

くるってる……。 知る人ぞ知るヤンデレ漫画、というのが読む前の印象でした。緋鍵龍彦さんというちょっと頭のおかしいエロ漫画家さんがいるという話は聞いていたので、一般紙に媒体を代えてさぞやいいヤンデレが見られることでしょう……と期待してはいたんです…