2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧
出されたものを泣きながらでもちゃんと残さず食べるアリスちゃんはいい子ですね! 四代目のビジュアルが普通に格好よくてびっくり(サングラス&金髪リーゼントのギャグみたいな暴走族風を想像してました) 主人公について、戯言シリーズのいーちゃんが誠実に…
変な小説ー。タロットカードをどんどん並べていって、そこからの連想で物語を作っていくという試みから生まれた作品集。タロット元来の意味にとらわれず、用いたカードの「絵」そのものから連想を働かしているのが面白いです。 大塚英志さんの『物語の体操』…
6年ぶりくらいの再読です。以前ハードカバーで読んだ時は、まあ完全にかっこつけたいだけの動機だったので、当時と比べるとそれなりに理解できる部分は増えたのかなと思います。なにせ昔は、「私は何という懼ろしいものを見てしまったのでしょう。それは二人…
諸手を上げて凄まじいと叫びたいイヌのサーガ。 人間の正史に対する、イヌの逸史の物語です。イヌは自らは記録を残しませんから、人間の歴史の裏でイヌもまた連綿とした歴史を綴っていることに私たちは気がつきません。そういったたしかに存在する、けれど今…
私が誰であるかはどうでもよい。名乗るつもりがないとか、自分の正体を知らぬとかいうことではない。私は名無しであるかもしれぬし、祖紀神アレであるかもしれぬし、魔王ヴァレリアンヌであるかもしれず、またあるいは言語魔術師ミアスカですらあるかもしれ…
みんなが二巻で盛り上がってる時に一巻を読んでる私のアンテナ速度は遅すぎます。いえ、発売当初に買ってはいたんですけれど……。 ジャンル毎に極端な性格の人々が書き分けられています。ライトノベル読みの富士見さん以外は他ジャンルの人に対抗心燃やしまく…
直木賞に落とされた腹いせにで描かれた怨念渦巻く一冊。という触れ込みで語られることが多いですけれど、彼らが登場するのは後半になってから。それまでは、同人ブンガク作家たちのどうしようもなさが嫌な感じの生々しさでねちねちと描写されていて、こちら…
村咲弘美は自営業を営む村咲家に生まれた娘さんである。ここで彼女に関して「村咲さんちの長女である」とか「次女である」と言っておけばもう一歩踏み込んで語ることができたのだが、残念ながら彼女に関してはそういった説明をすることができない。これは後…
アンバランスーな小説。冒頭で二転三転する状況に圧倒されて、スピード感あるなーと思ったのが第一印象。ところが第二章に入ると展開は急にゆっくりになります。その後も急展開はあるんですけど、そこから一気に加速するのかと思ったらそのまままた同じよう…
はてなブックマーク - 出演者ほとんど知らなかった私が「我々はニートスズキを甘やかさない VOL.2」の感想書きます - 魔王14歳の幸福な電波 むなしい……! 珍しいイベントや社会への不満、人生を改善するライフハック、ちょっぴり刺激的なお役立ち情報なんか…
http://www.eden-rec.com/school/school.html はい、行ってきましたよ! 家来の後ろについてったんですけれど、心の綺麗な人には見えない魔法がかかってるので気づかない人が多かったかもしれません。六時には椎名林檎さんの歌を口ずさみながらJR新宿駅の東…
「我々はニートスズキを甘やかさない」の感想書いてます。この日記にしてはけっこう長い記事になりそうです。
「助けてー。早くしないとあたし、この人に犯られちゃうわー」 人知を超えた力を持つ吸血鬼VS人間が科学武装した吸血鬼殺戮組織VS吸血鬼を凌駕する第三の怪物ストーカー。『ΑΩ』みたいにファンタジーを無理やりハードSFの文脈で解釈したというよりも、古き良…
ラノベソートブラックレーベル 300クリックくらいしたところで操作間違えて別ページに飛んでデータ飛びました。に、二度とやるものか……。
昨日は我々はニートスズキを甘やかさないっていうイベント見てきました。id:sirouto2さんが壇の上にいました。あまりにも面白かったので後で軽いレポートまとめようかと思います。
Flutter into life。リンツて。このカタカナ表記だけでごはん一杯はいけます。じっと見てるとゲシュタルト崩壊起こしそうなタイトルですね! よく考えたらとてもエンターテイメントなんて呼べない筋書きですけど、それをエンターテイメントを読む時と同じ感…
名無しの話をしよう。名無しは記憶を失った者だ。自分の正体を知るため、名無しは歩き続けている。前もって言っておけば、この物語の中で名無しが自分を取り戻すことはない。この物語がどれだけ長くなるかは不定だが、たとえどれだけ長い物語が語られたとこ…
丸尾末広さん! 『新興宗教オモイデ教』とかの表紙の絵を描いてる人、くらいの知識しかなかったので、こんな濃い作品を描いてる人なんだと知ってびっくりしました。駕籠真太郎さんとか、なんかああいうエログロ漫画の源流的なものがここにあったりするのでし…
ネットが繋がらなくなってえらい大慌てしました! でも家来と一緒に頑張って協力してさっき修復できましたよ! 具体的に何をしたかというと、家来が半泣きで接続ツールの再設定したり大騒ぎで皆にアドバイスもとめたり間違って必要なドライバを削除して自滅…
『グラスホッパー』 - 伊坂幸太郎は子供を殺す このようにしょうもない記事をいかなる釣りタイトルで飾り立てようと、最初の一人二人三人がブックマークしなければ誰の目にも触れずに埋もれていく運命なのです! タイトルに惑わされない慧眼良識ある読者を持…
変な小説ー。んー、まあ伊坂さんの小説っていつもたいがい変なんですけど、今回あまり余分な要素がなかったのでそういう点が際立ってたかもしれません。伊坂さんは作中で特殊な倫理観を提示することが多いですけど、今回は特に複雑だったと思います。 たとえ…
紀仙様はまたこう言われました。 「お腹が空いても腹と背中がくっつくことはない。なぜなら恋する二人の間にはあの悪辣狡猾なず太い背骨が何対ものあばら骨を広げて立ち塞がっているからである。コーラだ! コーラを飲め!」 尊紀のお言葉の益体なき事おびた…
また変な小説を読んでしまいましたのだ。織天使セラフィ、美神アフロディト、麒麟=悪竜ジラフ。そんな世界観を越えた世界中の神々の全面戦争の危機を描くという、自由すぎるお話です。最終美神戦役と書いてアフロディトゲドンと読ませるセンスが凄いです。 …
ボンボンボビロンボビボビロンボンボンボビロンボビボビロンボンボンボビロンボビボビロンボンボンボビロンボビボビロンヘァッ
魔界スーパーでタイムサービスのおばさんがごはん売り場に来るのをぼへーっと口あけて待ってます。
お前が新たな恋に目覚めるための道は三種類の鍵、四つの封印、七頭の竜、三対の鍵爪と壁輪、そして六頭の馬のでかいケツによって万事抜かりなく遮られている。 解釈:路頭の恋占い師語るところの、「深く傷ついて家に帰れ」の意。占われたのはうちの家来です…
「御覧、君の為に重要な事柄は、常に君の預かり知らぬ処で何時の間にか決定される」 「それが君の気に沿わないのならば、君は一体どうするのかね」
(講談社文庫)" title="エナメルを塗った魂の比重 (講談社文庫)" class="asin"> これはひどいこれはひどい。気分を害したい時は、とりあえずこの人の小説を読んでおけば間違いはありませんね! 露悪の限りを尽くしたいという感じで、相変わらず胸の悪くなるキ…