杉井光

『神様のメモ帳(2)』

出されたものを泣きながらでもちゃんと残さず食べるアリスちゃんはいい子ですね! 四代目のビジュアルが普通に格好よくてびっくり(サングラス&金髪リーゼントのギャグみたいな暴走族風を想像してました) 主人公について、戯言シリーズのいーちゃんが誠実に…

ニートをネタ扱いしない稀有な小説 - 杉井光『神様のメモ帳』

「ニート」というあんまりと言えばあんまりな題材をネタとして消費せず、真正面から捉えようとした作品なのかなと思います。 探偵役としてこの作品の中心に君臨するアリスちゃんは、「美少女探偵」とでも言うべきものの一パターンです。いわゆる「常人ならざ…

『火目の巫女』

都に居ながらにして射程距離無限の火矢を放ち、全国に出没する魔物を討伐するという任を負った「火目」。その火目の候補として修行の日々を送る、三人の娘にまつわる伝奇物語。弓を扱ったスポ根と見せかけて、終盤に差し掛かったところでいい感じの急展開を…