俺屍2リプレイ(3) 1120年 5月〜8月 そして例のあれ


※年齢表記は4ヶ月前のものです(撮り忘れただけ)

  • 烏兎: 初代当主。神々や朝廷や晴明が次々と現れては一方的に仕事を押しつけてくるので生来の目つきの悪さがさらに悪化。
  • 独妙: 短気な弟。無口な兄に代わって毎日鬱憤を早口でがなり立てておりうるさい。
  • 転: まろばし。女たらしの末弟。早く晴明を叩っ斬りたかったのに、それこそ晴明の目的っぽい感じになってきたので「あびゃー」ってなってる。
  • いずみ: 当主の娘。気は優しくて力持ち。晴明との接触以降家の中が目に見えて荒れ始めたので徐々にこいつら↑ダメな大人なのではと気付きはじめている。
  • あらすじ: 一族に呪いをかけた仇敵阿部晴明の目的は一族の力を利用し煽って不死身の自分を葬らせようという回りくどい自殺っぽいあれだった! いいかげんにしろ

1120年5月 初遠征

 はい。先月の奉納試合一発敗退は痛かったですが、気を取り直してどんどこいきましょう。せっかく船も手に入ったことなので、田鶴姫の言っていた北辰桜国に遠征。何があるかはよく分かってません。



 かわいい。ちなみにこれ先月の写真です。ほんとは先月のうちに遠征に行こうしていたのですが、当月限定の奉納試合に出た方がいいだろうということで予定変更。試合の結果を見るに、どうにも裏目に出た感じですが……。



 えーっと、島? 半島? 地理には疎いのでこの地図だけじゃよく分かりません……。



 同族の北辰桜家にお邪魔。ちゃんと一人一人にパラメータがあり、養子縁組やケッコンも可能とのこと。あと交流試合とか傭兵雇ったりとか。交神できる神様の面子が微妙に違ったりもします。北辰桜家はいわゆるNPCですが、他のプレイヤー一族が相手でも同様のことが可能みたい。



 萩谷国にはまだない、ちょっと強めの薙刀が売ってあったので購入。そろそろお金がきつくなってきました……。



 北辰桜の国にある迷宮は「竜宮渡り」「焔獄道」の2つ。竜宮渡り……むかし黄川人と一族が争っていた時代に忘我流水道なる迷宮で当時の本家筋が断絶したことがありまして、水にはどうも不吉な印象を持っている一族です。ここは験を担いで、焔獄道の方に向かうとしましょう。


 例によって迷宮前に現れる黄川人。良い報せと悪い報せどちらから聞きたい? と言うので、悪い報せを選択。


 こいつ殴りたい(全会一致)。

 黄川人が言うには、一族を鍛えてあげるため何柱かの神様が地上に降りたとのこと。いっぽう、一族の邪魔をするために地上に降りた神様もいると。良い報せ悪い報せと言いますが、これどっちにしても「ボス敵となって迷宮に立ちふさがる」って言ってんですよね……。



 迷宮内の「名所」なる場所では記念撮影ができるとやら。観光気分です。



 宝箱の中から奇襲攻撃! きもい。



 名所のある広場から脇道に逸れると取得済みの黄色の鍵で入れる通路がありましたが、行った先は橋(?)が降りてて行き止まり。他の場所で何かする必要がありそうです。また、別のルートだと水の鍵がかかってたり。どこの迷宮に何色の鍵穴があるのか、頭が混乱してきましたよ。



 わわ! 先に進むとワンランク強い敵が出てきて、全体攻撃の連発に少しヒヤリ。あっという間に全体中回復アイテムが尽きたので、すごすごと逃げ帰ってきました。全体回復術「お地母」が使えるようになればもうちょい楽になるんですけどねえ……。



 今回は異国の迷宮ということで珍しいアイテムがわんさか手に入り、新職業「剣士」の指南をゲット。風の全体攻撃術「風車」と、回避を上げたりマップで敵を寄せ付けなくする補助術「陽炎」の巻物も獲得。あとなんか槍がいっぱいドロップして独妙が喜んでました。

  • 奉納点 8831 => 9732

 今作ではひとつの国に出現する迷宮の数が限られてるので、よそのプレイヤーの国に遠征しまくれってコンセプトみたいですね。

1120年6月 当主、二度目の交神


 初夏です。なんか9月に北辰桜国の竜宮渡りでまた百鬼祭りがあるそうなので、ぼちぼち準備を整えるのがよさそうです。



 ではちょっくら下見にでも……とまた遠征の準備を始めた一族ですが、ここで当主に異変が発生します。身体に浮かび上がった謎の文様なんじゃこりゃ。健康値こそまだ正常ですが、これは来るべき時が近づいていると見た方がよさそうです。イヤーな視覚効果……。



 というわけで当主烏兎2度目の交神。奉納点はちょい抑えめで陽炎ノ由良さま(2670点)。物理戦闘能力の資質に期待した選択です。なお、彼女は萩谷家の祖先の一人でもあります。100年前、一族が今と同じ短命と種絶に呪いをかけられていた頃は交神しまくっていたので、血縁のある神様ってけっこう多いのですよね。

  • 奉納点 9732 => 7062

1120年7月 中ボス!


 うっ……地震で街にけっこうな損害が出てしまったもよう。武器屋の一区画が潰れ、薙刀職人が萩谷国を離れてしまったそうです。お金まわり、けっこうシビア?



 そういえばまだ試したことなかったので、娯楽施設の温泉宿に入ってみました。技の火が上昇……まだ術をあまり使わない今の一族にはちょっと微妙な効果。効果は毎回固定なのかしら。



 で、北辰桜国は竜宮渡りの迷宮に到着。この提灯は百鬼祭りが近いってことでしょう。なんと芸の細かいこと。



 いったいなにものなんだ……(棒)。昼子はこのへんも全て把握して動いてそうな気がしますけど、黄川人にはいろいろ知らされてないって感じだったりするんでしょうか。



 途中で記念撮影などしつつ探索。特にギミックはないみたいですけど、洞窟内が複雑に枝分かれしててちょっとわけ分かんなくなりました。こういうとこがいちばん苦手だったり……。



 き、鬼神の祠? これが敵に回った神様とやらでしょうか。



 土公ノ八雲の姐さん! 戦闘前の会話でいつまで昼子の言いなりやってんだよ、とガン飛ばされました。そんなこと言われても……。開幕と同時にこちら全体の敏捷を下げてきたので、攻撃が当たりにくくなってます。まず前列の雑魚蜘蛛を退治して……と思いましたが、どうやら何度でも増援が来るタイプのボスのもよう。



 一族がやたらと全体攻撃術・怒槌丸の併せを進言してくるので、これを採用。いずみを基点に全員で怒槌丸を唱え、雑魚蜘蛛を一掃すると同時に八雲にも大ダメージ。対する八雲もダメージやや重めの二人同時攻撃を放ってきますが、回復が追いつかないほどではありません。もっとも攻撃力が高い独妙に攻撃力増大術・「武人」をかけたりしつつ、全員で殴って撃破!



 形だけの戦いだった晴明戦を除くと、これが初のボス戦でした。なかなか美味しい戦果です。



 で、ボス戦が終わったら熱狂の火の玉タイムに突入してました。慌てて敵を探します。先に進むとワンランク上の敵がいてちょっと躊躇しましたが、滅多にない稼ぎ時なので構わず突っ込みます。



 新職業・拳法家の指南書を手に入れたほか、全体攻撃術の血火弾、味方武器に水属性を付与する水纏いを入手。道中、坂上ノ菊理媛の解放にも成功。

  • 奉納点 7062 => 9846

 うひゃー! これまでと二回りくらい違う大戦果です。ボスを倒せたこともありますが、坂上ノ菊理媛解放の1619点が大きかったですね。

1120年8月 例のあれ

 当主の娘、いずみが元服。某火の神様に熱を上げているらしい、とコーちんが耳打ちしてきました。誰のことやら。



 陽炎ノ由良の元から当主烏兎の第二子が到着。かつて一族が朱点童子に呪いを受けていた時代、陽炎ノ由良から授かった子が六代目当主となった歴史がありまして、彼女と同じ名を取り由良英(ゆらふさ)と名付けました。防御が低いものの前衛向きのステータスかと思うので、重防具の装備できる剣士を任せることにします(そういえば旧六代由良英も剣士なのでした)。



 ……違うタイプだと思ってましたけど、こういう余計なこと言うトコはイツ花そっくりですねこの子!(開発者が悪い) キツそうな見た目の通り、我が強くて一本気なタイプのようです。心の資質が軒並み低いので人付き合い等は苦手そうでもあり、酔狂という周りの評もそんなところから出ているのでしょう。物腰柔らかい姉のいずみとは対照的です。



 娘の到着という吉事はあったものの、短命の呪いは当主を確実に蝕んでいました。蛇の文様がくっきりと浮き出、健康値も55とかなり下がってきています。既に身体能力は全盛期の半分程度となっており、前線で戦うのはちょっと無理な状態です。



 来月は百鬼祭り、でも当主は戦力にならないし弟の独妙もそろそろ身体にガタが来る頃……と考え出すとけっこう余裕のない状況であることに気づいて悩みましたが、とりあえず今月は元服したばかりのいずみの交神を執り行うことにしました。当主は戦線を引退し、娘の由良英を指導。



 孔雀院明美さま。いわゆるドラァグクィーンでしょうか。別に先述のコーちんの進言を意識したわけでもありませんが、体の素質がしっかりしてる上で心技もそれなりに伸びるので、一族の資質を底上げする上で妥当なところかと思います。

  • 奉納点 9846 => 3219



 そういえば、今月は珍しい来訪者がありました。朱点の時代の旧八代目当主、萩谷英車丸(はなぶしゃまる)です。は? いやなんでもお盆にはご先祖様が子孫を心配して尋ねてくることがあるそうで……。パラメータは正直かなり弱くなってるんですが、地上に降りるための仮初めの肉体だからとかそんなとこですかね。ちなみにこの英車丸さま、先ほど言及した旧六代由良英の息子にあたります。来月なら百鬼祭りについてきてもらう手もあったんですが……。



 あっ



 視界が暗くなり、ほとんどものも見えぬ状態となった当主。もはや一刻の猶予もなく、跡継ぎを指名せねばならないときがやってきました。もともと娘のいずみを、と考えていた当主烏兎ですが、ここでひとつの懸念。これから討伐隊は百鬼祭りに挑むわけですが、そこで現れる敵がどれほどの強さかは見当がつきません。もし人員不足の今の一族で太刀打ちできない敵が現れ、逃走も不可能となった場合、「当主を盾にして、他の者が生き残る」という選択がありえるのです。そして、神の血を持ついずみをここで死なせるわけにはいきません。……当主が指名した二代目は、はたして独妙でした。



 そして遺言。彼が一族に定めた復讐という悲願はある意味で三つ目の呪いであり、そうと認識しているからこそこんな言葉を遺したのでしょう。うーん、つくづく邪悪なゲームです。