俺屍2リプレイ(6) 1121年9月〜翌2月 祭具奪還(2年ぶり2度目)

  • いずみ: 当主三代目萩谷烏兎。サツバツとした家族の中で唯一の穏健派&緩衝役なので自分が死んだ後のことがすごく心配。鍋感染済み(悪性)。
  • 由良英: ゆらふさ。いずみの妹。サツバツの元凶一。無愛想かつ無口朴念仁、部屋の隅で黙り込んでるだけで謎の威圧感がある偏屈武人タイプ。鍋感染済み(良性)。
  • すずめ: いずみの娘。サツバツの元凶二。世話焼きお節介が裏目に出てぶっきらぼうな↑や↓と揉めっぱなしの日々。鍋感染済み(良性)。
  • 夜鳥子さん: 謎の居候。サツバツの元凶三。由良英以上の無愛想無口朴念仁。鍋感染源。
  • 泉牛: いずみの息子。本人のサツバツ度は低いものの一家のサン値を下げることに一役貢献するインスマス顔。
  • あらすじ: 「晴明の元に夜鳥子さんを連れて行こう」という一年がかりのお遣いクエストが今月ようやく終わるのであった

1121年9月 百鬼祭り(一年ぶり三度目)


 一応ボス戦ということで、先月の投資で完成したワンランク上の温泉(梅乃湯)に入ってみます。防御力はどんなときでも無駄にはならないし、気休め程度の効果はありそうですね。


 さて。今月、ついに当主いずみの身体にも呪いの紋が浮かび上がりました。晴明をとっちめて母の呪いを解いてやると意気込むすずめと泉牛ですが、一家の中で唯一昨年の百鬼祭り討伐に参加していたいずみは晴明の底知れなさを承知しています。まあ気楽に行ってきなさい、くれぐれも深追いするんじゃないよと軽くあしらうような見送りでした。

 ともあれ晴明の待つ北辰桜国は竜宮渡りに向けて出撃。ちなみにもうひとつの百鬼祭出現地点である富士見ヶ原は、提灯こそ見えども灯りは灯っていませんでした。この時期になると提灯だけ見えるようになる仕様なんですかね。



 さて、それでは先代の無念を晴らしにゴー。



 あっいきなりここに出るんだ……。もちろん挑発に現れただけなので、迷宮奥へ追いかけます。いきなり突っ込むと残り時間が勿体ないので、適当に敵を倒して時間を消化しつつ進撃。残り時間が三分の一くらいになってから百鬼祭りに侵入し、道中の鬼を一掃してアイテムを稼ぎつつ晴明戦へ。



 自分の身体に残る唯一の傷をつけた者が自分の殺し方を知っているからそいつを探せ(夜鳥子さんのこと?)とかなんとか言われつつ、昨年と同じ潮丸との戦闘へ。どうでもいいけど傷を見せびらかすためにいちいち服脱ぐのやめてくれませんかね……。



 ほい撃破。昨年時点でも二回倒せた相手なので、特に苦戦はしませんでした。この辺の敵がぬるめに感じるのはご先祖様ボーナスの奉納点1万のおかげですかね……。前回は術の併せでなんとかダメージを与えていましたが、今回は由良英とすずめの攻撃が普通に通ったのも楽だった要因。夜鳥子さんの攻撃が効きづらかったのは属性の相性かも。

 潮丸式神として夜鳥子さんに乗り移ったり、過去に因縁のありそうな夜鳥子さんと晴明との関係を調べてこいと宿題を出されたりしつつ今回の会見は終了。だーらなんで仇敵にお遣いクエストを頼まれにゃならんのか、と憤る一族を尻目にドロンする晴明です。帰還後、すずめの悔しそうな報告を聞きながら「まあそんなものだろうなあ」と特に気落ちもしない当主でした。

  • 奉納点 13417 => 15212

 今回の巻物収穫は花連火、業の火、石猿、火祭り、風祭り。花連火は敵前列への単体火属性攻撃、業の火は前列全体への火風属性複合攻撃。石猿はスクルト、火祭り、風祭りはそれぞれ味方全体の属性を強化します。

1121年10月 ニャーニャーミャーミャーねうねう亭

 祭具「月見ノ宝鈴」を取り戻したことにより秋の祭が復活。田鶴姫も尋ねてきて、蛇川国なる新たなNPC遠征国を紹介して去っていきました。「前の当主はどうした?」とかド無神経なこと聞かれて謝られたり、従者の力丸もなんでお前らこんなに強くなってんだよそれに比べて俺は〜式にヘタレたり、やや態度が軟化した感じ。まあ言いたいこと言うだけ言って帰ってくのはいつもと一緒です。



 狂夜月見祭りだーピーヒャララー(原文ママ)。今回はお祭りごとに別々の曲が用意されてるんですね、ちょっと嬉しい。よーく聴くと主題歌『Will』のアレンジになってます。


 さて。のんびりと余生を過ごしている当主いずみですが、1歳10ヶ月にして遂に全身に呪いが回り、だいぶ足腰も立たなくなってきました。案の定晴明をとり逃したとはいえ、懸念だった百鬼祭りを乗り切って一息ついたこの状況。妹の由良英もそろそろ1歳2ヶ月になり、数ヶ月後には討伐隊を引退することになるでしょうから、次に考えるべきは交神の段取りです。

 年の離れた妹である由良英が自分と同じ月齢になるのは8ヶ月も後ですが、父の代の男連中は1歳5ヶ月の時点でもう呪いが進行していました。女は男よりやや寿命が長いと聞くのでちょっと甘めに間をとると、由良英がまともに戦えなくなるのはおよそ1歳8ヶ月の頃、と予測できます。つまり来年の4月。ちょうどその月に初陣の子と交代できるよう日程を調整すると、2ヶ月後の12月に交神を行う段取りとなります。

 お祭りで奉納点が1割引になる今月中に交神を行うべきか、という悩みもあったのですが、1万点台の神様と交神したことろでその割引値はたかだか千数百点。無理に交神時期を早めるほどのことではないでしょう。



 とうわけで今月も討伐です。新たなNPC国、蛇川国はねうねう亭へやってきました。ね、ねこ?


 猫がそこら中でにゃーにゃー鳴いてる家の中を迷いつつも進んでいくと、中ボスの赤猫お夏と遭遇。晴明が面白そうだから地上に降りてきた、という典型的な愉快犯系。前作だと後半のボスだったので結構つよそうな印象がありますが、今回は迷宮の入り口近い場所なのでまあ大丈夫でしょう。なおスクリーンショットは取り損ねました。

 順調にダメージを与えていったのですが、「傷舐め」で体力を全回復されたりしてわりと長期戦に。でも攻撃は軽いので危なげなく撃破。



 お夏よりもその先の雑魚、奪魂大将が強敵でした。画像は大将の攻撃で防御力低めの泉牛がいきなり310ダメージもらった図。他のメンバーでも一撃で150以上の体力を持っていかれます。祭具奪取によって敵が強化されたとは聞いてましたが、ちょっと洒落になりませんね。「強敵接近」のアラートも点灯してましたし、正直格上の相手のようです。でも獲得戦勝点も相応なので、残り体力に気をつけつつ進軍します。



 ……なんて考えたのが間違い。攻撃力が高いのは奪魂大将だけではなく、雑魚も余裕で100オーバーの打撃を与えてきました。ど、どうしよう……こういう時に限って退却用アイテムを持っていません。しかもこの状況、敵のねこ婆が全体攻撃術「太刀風」の併せまで狙ってます。

 大将を集中攻撃して退却させることに成功したので、他の雑魚も散り散りに逃げていき、なんとか凌ぎきることができました。でも残党の放った太刀風でも全体に100ダメージくらいもらったので、これが併せになったらと考えると空恐ろしいです。大将も怖いけど、回りの雑魚すら一撃では倒せないので攻撃を受ける機会が激増しています。結局この階層で戦い続けるのは危険すぎると判断。手前の階層まで逃げてきて、無難にどくろ大将狩りで残りの時間を消化しました。

  • 奉納点 15212 => 17082

 今回の巻物収穫は魔王陣。土属性の強力な全体攻撃ですが、使えるようになるのはかなーり先のことでしょう。

1121年11月 祖神火車


 ほほー? 敏速小増加、回避大増加の効果があるみたいですが、買値は13000両オーバー。買えますかい! おそらくプレイヤーごとに特産品の効果が違ってくると思われるので、お金に余裕がでてきたら他国で買いあさるのも面白そうです。



 新しい神社が建ったので、下諏訪竜美さんをお迎えしました。選考規準:かわいい



 うぬー、当主いずみにもここまで呪いが回ってしまいました。父らの世代は呪いが回り始めた途端あっという間に死んでしまったので、彼女はよくもっている方ですが……。さすがに来月まで長らえるのは難しいでしょう。静かに覚悟を決めるいずみです。



 先月痛い目に遭った奪魂大将狩りを進言してくるコーちんアグレッシブ過ぎでしょ……。自分が死ぬ前に誰かの葬儀をするなんて考えたくもない当主はもちろんこれを却下。ただでさえ祭具回収で鬼が強くなってるので、しばらくは無難にいきましょう。



 神はどこに住んでいる? との問いかけ。神様のこういう卑近さはけっこう好きなんですが、あの身勝手狼藉もその結果なのかと思うと、うーん……。



 全体攻撃「白浪」を連発し、さらには上位の全体攻撃「華厳」まで使ってくる中階層の雑魚敵、清姫大将。うーん、やっぱりちょっと荷が重いかも……。ゲームとしてはなかなか手応えが出てきました。



 引き返して低階層のボス、火車丸。旧六代当主由良英と交神したことがあり、昨年のお盆に降りてきてた旧七代当主英車丸の父にあたります。つまり萩谷一族の祖先。一族を助けるよう言われて地上に降りていたそうですが、「お前らを見ていると血がたぎる!」とかいうわけの分からない理由で戦闘に(大迷惑)。

 攻撃力は大したことなかったので危なげなく撃破。戦闘後「取り乱してすまなかった」とか謝られましたけど、ほんと神様ってこんなのばっかですね……。内緒話がしたいからまた会おう的なことを言われて、今回はひとまずお別れ。設定関連をいろいろ喋ってくれそうな雰囲気です。


 火車丸が落としていった薙刀、はふりノ峰。攻撃力はちょっと下がりますが、レベルアップ時の成長効果ボーナスが魅力。レベルが上がりまくる初陣の子に持たせるのがベストですが、泉牛もまだまだ育ち盛りなのでこっちに持ち換えるとしましょう。

  • 奉納点 17082 => 20348

 春野鈴女解放記念で700点ほど上乗せされてますが、敵が強くなった分だけ戦果も上々。巻物収穫は盾削り。敵一列の防御力を削るルカナンです。


 ……と、1歳11ヶ月まで長らえた当主いずみでしたが、ここでお迎えが。次期当主は悩ましいところですが、娘のすずめを指名。体力が低いため全後列移動を柔軟に切り替えたいので、プレイヤーが直接指示を出せる当主にすると都合がよい、というのがゲーム的な理由。性格的に考えても、世話焼きのすずめは一族のまとめ役に適任でしょう。



 一族に呪いがかけられて以降初の子として神の血を入れ、その力を親の世代に期待されていたいずみ。若い頃は薙刀士として討伐隊の主力を担いました。しかし今年の春に奉納試合で負った深手が原因となり、全盛期を待たずに引退。その後は当主として家に残り、なにかと揉めごとの多い妹や娘たちを見守る日々でした。戦いから離れた穏やかな余生、だったはずですが、亡き父らに期待されていた戦士としての役割は中途半端にしかこなせず、心のどこかに忸怩たる気持ちがあったのかもしれません。最期の時を前にして、ついぽつりと漏らしてしまった思いがこの言葉だったのでしょうか。

1121年12月 四代目当主交神


 前当主の娘、すずめが四代目萩谷烏兎を襲名。さらに故人の形見分けが行われ、いずみの特注薙刀と特注胴丸が息子の泉牛に受け継がれました。でも性能はかなり低いので、記念品の域を出ませんかねえ……。


 さて、今月は予定通り当主すずめの交神です。奉納点は2万点とかなり余裕があるので、大盤振る舞いでいきましょう。お相手は弱点らしい弱点の見えない霧ノ摩周。予約特典の神様なので心持ちよい性能な気がします。



「ああ、今夜も霧が泣いている」 キザ系や。

  • 奉納点 20348 => 6593

1122年1月 龍穴鯉のぼり討伐


 あけましておめっとざーっす。黄川人を神社に奉っておいた甲斐あって、お店に火属性の武器が並びました。見た目の攻撃力は低いですが、当主は火の技が200越えてるのでかなりのブーストになるはず。値段も安いので一本買っときましょう。火の技を上げる装飾品をつけてさらに攻撃アップです。



 遠征で未知の迷宮に挑戦。龍穴鯉のぼり。流血とかけてんですかね? そしてこのタイミングで「言い忘れてた」と新情報を出してくるコーちん。遅いがな。

 特にギミックはありませんが、道の繋がりの複雑な迷宮でした。無駄に走り回ってるうちにあっという間にひと月。どこかに中ボスの鬼神がいるはずだと探し回ったんですけど、ちょっと見つけられませんでしたね。

  • 奉納点 6593 => 8481

 道に迷ってもこの戦果ならまあ上々でしょうか。獲得巻物は萌子。単体物理攻撃力を上げる「武人」の上位術です。

1122年2月 パパパパオーン

 霧ノ摩周のもとから当主すずめの息子が到着。「何考えてんのか分かんないから案外大物かも」とコーちんに言われてました。摩周湖の透明さとすずめから取って、透雀(トウジャク)なんてのはどうでしょう。


 これまたなんというか、ずいぶんぽわんとした感じのお子さんで。体力の低さは母の悪いところを継いでしまいましたが、攻撃力と防御力は高いというなんだか極端な性能。いっぽう心と技は標準的ですが、心の水が高いのに技の水だけは低くって、ちょーっと抜けた感じのある子ですね。体力が低いからつい後列に置きたくなるけど、術を使われるとあまり関係ないし、防御が高いので前列でもあまり変わりない気はします。母のすずめと同じく、前列と後列を切り替えやすい槍使いを任せましょうかね。

 本当は透雀には今月自習をさせるつもりだったのですが、今のうちに少しでも体力を底上げするため最年長の由良英を師につけることにしました。由良英は討伐隊を抜け、代わりに遠征先で傭兵を捜すことにします。

 ……と余裕ぶっこいて格上の国にお邪魔したのですが、傭兵料が2万両とか3万両とか。だ、出せません……。


 と言いつつも1万両払ってこれ買いました。技の水が100アップの装飾品、大海の錦帯。透雀の弱点である水を補い、少しでも事故死率を下げつつ心の水の高さを活かすための投資です。



 今回はねうねう亭討伐。前作ではボスとしてだけ現れて神様リストにはいなかった「歓喜ノ舞」との戦闘です。「罪人夜鳥子を解放するなど昼子が許しても俺が許さん!」みたいなノリ。どうでもいいけどパオーン以外喋れたんだこの人……。

「燃やすぞ!」とか「殴るぞ!」とか言いながらどんどん属性を入れ替えてくるので対応がちょい面倒でしたが、まあ低階層のボスなのでそこまで怖くはありません。「ぱぱぱぱおーん」と叫びながら倒れてくれました。「夜鳥子への裁きは太照天夕子の決定なんだゾウッ!」とか言ってて、どうも夕子と昼子の対立を案じてる風? 夕子は昼子の最大の後ろ盾だったはずですが、天界の勢力構造が変わってきているのでしょうか。



 うっかり先の階層の敵に挑んじゃって夜鳥子さんピンチの図。「武人」で攻撃力強化したカニに殴られて260ダメージも食らいました。この状態で奪魂大将に殴られたら確実に戦闘不能です。でも回復したところで敵の猛攻は凌げなさそうなので、やられる前にやることにしました。昨年の晴明戦で手に入れた式神潮丸」をはじめて使ってみます。


 カニにやられてカニ召喚! ダメージのほどは……あっ大したことない(さらに窮地)。ていうか式神は一度呼び出したらその戦闘中ずっと装備してるタイプ? のワザみたいなので、一撃必殺って威力ではないんですね。健康値無駄にしました……。なおこの後間違ってさらに一回潮丸を使ってしまったので夜鳥子さんの健康値が60台まで下がってしまいました。

 で、このあと恐れていたとおり夜鳥子さんが敵の奪魂大将に殴られて万事休すと思ったのですが、なぜか25ダメージしか食らわず生き残りました。潮丸の効果で防御力とか対火属性が上がってたとかでしょうか……? 何はともあれ命拾いできたので、スタコラと逃げてきました。ちょうど熱狂の火が灯りかけたタイミングで勿体ない気もしましたが、ここでリスクはとれません。残り時間は無難にどくろ大将を狩りました。

  • 奉納点 8481 => 10456



 なお道中「ろ」の木札を入手。七色温泉で見つけた木札と同じシリーズですね? おそらく使い回せるのでしょう……といったところで今回は終了。この中層あたりの敵と渡り合えるようになるまでは、しばらくひたすら修行ですかね。