俺屍2リプレイ(8) 1122年11月〜翌7月 復讐のスザク(棒)

  • すずめ(鬼籍): 前当主にして三兄弟の母。
  • 泉牛: 前当主の弟。萩谷家長老として三兄弟を見守る。牛の父から生まれたのになぜかインスマス顔。
  • 透雀: 当主の兄。甘いマスクのイケメンだが口元が荒木飛呂彦画風。体力なくてすぐバテる。
  • 朱雀: 当主五代目萩谷烏兎。彫りが深く全体的に荒木飛呂彦。齢3ヶ月にして一族初の奥義を閃くなどやたら有能。趣味は掃除。
  • 黄雀: 当主の弟。見た目そのまんまののんびり屋だが身体能力がやたら高い動けるぽっちゃりさん。高いところに昇るのが好き。
  • あらすじ: 短命の呪いによって阿部晴明に母を奪われた萩谷家の若き当主、萩谷スザクの復讐劇が今はじまる!(状況合ってるけどそういうノリではない)

1122年11月 夜鳥子さん転生

 亡きすずめに代わり、才気溢れる4ヶ月児、朱雀が五代目当主萩谷烏兎と相成りました。目下の目標は半年後の百鬼祭り。晴明を戦いの舞台に引きずり出すには、かの神様の協力が必要です。


  • 奉納点 17201 => 12137(-5064)

1122年12月 ぬらり大将の逆襲


 むかしイツ花も同じこと言ってたような……。あんた方なんか嫌なことあったんですが(いっぱいありそう)。



 黄雀初陣についてコーちんの一言。あー、のんびり屋だけど調子乗りそうなタイプですよね……。



 そして、夜鳥子さん到着。多少はこの家に馴染んでくれたようでよかったです。透雀は前世の夜鳥子と数ヶ月ともに暮らし、討伐にも出ていますし、当主朱雀も生まれたばかりの頃にその最期を看取りました。長老泉牛にとっては、もちろん完全に馴染みの人。微妙に幼くなって帰ってきた夜鳥子さんに不思議な感覚を覚えつつも、それぞれに懐かしみます。



 んー、今月はなんか色々ありますね。流行病にかかった泉牛がやられてしまいました。健康値は60台、漢方呑んでむりやり出陣できなくもない体調ですが、夜鳥子さんの指導に回した方がよさそうです。余命短い泉牛は、久々に顔を合わせた夜鳥子さんと何を話すのでしょう。


 今月もオンライン遠征。未熟な三兄弟では心許ないので、現地の熟練剣士に引率役をお願いします。薙刀系の範囲攻撃がないためちょっと苦労しそうですが、どうせ初陣の黄雀連れて深くへは潜れないので低階層中心に攻めましょう。



 福招き美也。だいぶ前に地上に降りたと思ったらこんなところにいましたか。大騒ぎが大好きでお侍ごっこという名の戦闘を吹っかけてきたカンペキ愉快犯です。彼女の「猫に小判」は初陣の黄雀に50しか食らわなかったのに透雀には200食らった妙な技。属性ダメージ、あるいはランダムメージかしら。



 ……無茶はしない、と言いつつ無茶をしてしまいました。結局調子に乗って中階層の敵・ぬらり大将と連戦し、まあ何とか戦えるかなと思ったところで全体攻撃術「雷電」の二連発をくらって討伐隊壊滅。なんとか死人は出なかったものの、当主朱雀と初陣の黄雀が深手を負い、一堂は屋敷へと敗走しました。まさか敵が200ダメージオーバーの雷電を隠し持っていて、しかも連発までしてくるなんて思っていませんでしたが、確実に先手を取っていけば防げたかもしれない事故。やはり完全に油断があったのだと思います。先手と言わず、中階層の敵とは戦わないのが堅実なのでしょうか……悩ましいところです。

  • 奉納点 12137 => 14214(+2077)



 流行病に伏せり最期の時を迎えようとしていた泉牛のもとに帰ってきたのは、深手を負ってほうほうの体の甥たちでした。亡き姉に託された一族の窮地ですが、泉牛にはもう何をする力も残されてはいません。彼らの負った傷が快方に向かうようにと案ずることしかできないまま、泉牛は息を引き取りました。

 生涯の大部分を戦場に立ち続けた彼は、似たような性能の範囲攻撃を持つ夜鳥子さんにややお株を奪われつつも、その薙刀で多くの敵を倒し続けました。転生した夜鳥子さんに稽古をつけるのが彼の最期の仕事になるとは、どこか奇妙な巡り合わせがあったように思えます。流行病さえなければもうひと月夜鳥子に指導を与えることができ、一族の立て直しを見守ることもできたのかもしれませんが、死は待ってはくれませんでした。彼にとって無念を残す最期になってしまったのが残念です。

1123年1月 祭具三つの国

 あけましておめでとざーっす。


 泉牛の特注装備形見分け。んー、性能的にもここから大きく伸びることはなさそうですし、さすがにお蔵入りですかねえ……*1



 一族の健康状態。当主朱雀と黄雀は気休めの漢方を飲みましたが、まーあかなりボロボロです。さすがに今月は低階層のみでの戦いを心がけることにしましょう。ただし低階層ならさすがに苦戦はしないので、レベルアップ速度を上げるため傭兵は雇わずに三兄弟だけで鬼を狩ることにしましょう。

 で、どうせ最下層の敵相手ならワンランク上の国に遠征してもいいかな……とまた余計なこと考えて、祭具三つ回収状態の国に遊びに行ったのですが、宝箱からの奇襲でこんな状態に。


 これ、あかんやつでは……。なんかうじゃうじゃいるし、薙刀系の武器を持ってる者がいないので雑魚を蹴散らすにも時間がかかります。というわけで当主朱雀の奥義「朱雀三炎弓」をここではじめて使用。敵大将のみを一撃で射抜き、なんとか勝利できました。あっぶなー。



 そしてコーちんにこんな警告かまされる始末。そりゃ先月深手を負ったばかりでまた奥義ですからね……。健康値が40切ると本当に死の危険があるので、もういつ帰還してもいいやという覚悟でここから先は本当に安全運行。当主の健康値が50切った時点で引き上げました。

  • 奉納点 14214 => 15433(+1219)

 んー、普通に自分のランクの敵と戦っといた方がよく稼げた予感。仮に今年の百鬼祭で晴明を倒せたとしても、その後ランクの上がった敵と戦っていくのは辛そうな気がします。オンライン遠征で格下の国に遊びに行けるのが救済措置ですかね。

 今回の収穫は新職業の「踊り屋」。今後は術が重要になってくるので、技の上がりやすい踊り屋は重宝するはずです。

1123年2月 夜鳥子さん初陣

 ここのところどうにもぱっとしない萩谷討伐隊ですが、範囲攻撃もちの夜鳥子さんが今月初陣なので、今後は多少楽になっていくかもです。先月で逃走アイテムが本当に底をついて緊急回避の方法がなくなったので、徹底的に地道にいきましょう。行く先は七色温泉、先月は1ランク上のレベルの国に入ったので痛い目をみましたが、今月は自国で堅実に戦います。



 あばばば……。やっぱり二柱同時戦闘ってあるんですか……。どちらも100ダメージオーバーの攻撃をしてくることはなかったので深手を負う危険はなさそうですが、攻撃が当たりにくいため長期戦になることが予想されますし、月の最後ぎりぎりで戦闘に入ることにします。



 おぼろ幻八&夢子兄妹。体力は各800と低いので、全体攻撃術の併せでさっさとケリをつけました。


 長く生きすぎて感覚がぶっ壊れてる神の相手なんてしたってばかばかしいでしょ、みたいな言葉を残しておぼろ兄妹昇天。全ては夢まぼろしなどと煙に巻くような話ばかりしていましたが、結局はそんなあやふやな神の相手よりも人の世の現実を大事になさい、と伝えに現れたのかなという感があります。まあせいぜい頑張りましょう。

  • 奉納点 15433 => 19723(+4290)

 おぼろ兄妹解放で1200点上乗せされてるとはいえ、それでも3000点。格上の敵に無理して奇襲をかけるよりも、こっちの方がよほど安定して稼げますね……。

 そいえば今月は七色温泉の討伐強化月間だったので報奨金がもらえました。8580両。んー、もらえるならもらっとこうってくらいの額ですかね。

1123年3月 百鬼祭り探索

 あー、そろそろ6月の百鬼祭りに備えにゃですね。今月は百鬼祭り予定地の根の子参りに向かい、祭りへの入り口の場所を見つけておきましょう。



 五郎さんズ最終戦。太刀風五郎はともかく、雷電五郎は以前戦ったときかなり苦戦した記憶があるので注意します(たぶん全体攻撃術の雷電を撃ってくるはず)。まずは雷電さんから狙って速攻撃破、その後太刀風さんも適当に料理。うまく攻撃が決まったので楽勝感ありましたが、長引いたらどうなっていたことやら。解放時の決めセリフはやっぱり「歯磨きはちゃんとしろよ!」でした(ドリフ)。

 んーと、とりあえず低階層を見て回ったのですが、マップ構造がややこしくて進んでるのか退いてるのか理解するにもひと苦労……。結局今月も中階層の入り口辺りに到達したとこで月が終わってしまいました。健康も減ってないので4月まで討伐期間を延長しようか迷いましたが、とりあえず進撃のコツは呑み込めてきた気がするので一端帰還。フリーズも怖いし(棒)。

  • 奉納点 19723 => 23632(+3859)

1123年4月 奉納試合リベンジ!!!

 みだれひな祭りだドンドコドーン。さて、今年こそ奉納試合リベンジです!


 あかん

 と、とりあえず敵大将を集中攻撃です。敵は所詮アホAIなので最善手を取ってこないところに勝機があります。


 獲得戦勝点50(棒)



 二回戦、敵の単純物理攻撃で最大体力317の透雀が350もらって一撃轟沈の図……。


 はい。



 萩谷家二年ぶり三度目の敗退(あぜん)。奉納試合、難易度高すぎるでしょ……。一昨年の感じなら勝てると思ってましたけど、こっちの成長に合わせて向こうも強くなってるじゃないですか、キー! もう来ねーよ! とケツまくって逃げる三兄弟+1でした。

  • 奉納点 23582 => 23632(+50)

1123年5月 透雀交神


 誰も死ななかったのが幸い(奉納試合では死なない?)ですけど、健康状態がもうみんなボロボロです。もともとそうするつもりだったのでちょうどいいのですけど、今月は透雀の交神月としてお休みをとることにしましょう。お相手は、萩谷神社でもお奉りしている下諏訪竜実さま(かわいい)。


 写真二枚撮って二枚とも目を瞑られちゃいましたが、パッチリお目々のかわいい神様ですよ。

  • 奉納点 23632 => 9650(-13982)

 ちらっと見えた遺伝子だと、萩谷家を悩ませている体力最弱遺伝子は健在のようでした。うう、おのれ……(完全に優生主義者のセリフ)。

1123年6月 百鬼祭りウロボロス


 さすが若いだけあって黄雀と夜鳥子さんの傷は完治していましたが、透雀はまだだいぶ引きずっています。仕方ないので萩谷家で調達できる最上級の漢方、東方淫羊根を一発いっときます。薬の素材が気になりますが考えてはいけません。当主朱雀も弱めのを呑んで、これで一応全員フルスペック状態。さて、入り口を見つけられるかどうかも怪しいですが、百鬼祭り行ってみましょうか。



 残り炎ひとつでなんとか祭発見! 中階層のいちばん奥でした。そりゃ低階層や中階層の真ん中あたりをいくら走り回っても見つからないわけです。

 残り時間がぎりぎりだったので、お祭り道中の鬼を狩ってアイテム稼ぎする余裕がなかったのは、まあ仕方ないでしょう。今回晴明が使役する式神は夫婦の大蛇、虚と襤褸。ウロボロです。特殊な技を使ってくるわけではないのですが、攻撃はきついしダメージもぜんぜん通らなくてもう大変。特に襤褸の方は全体攻撃で100オーバーのダメージを毎ターン与えてきます。おまけにこっちの攻撃は全然通らないし、なんとか四人の併せで放った業の火が唯一の有効打でした。でもこれを四、五発入れないと倒れてはくれません。

 結局勝ち目なしと見て退却体勢に入ったのですが、最後まで残って弟たちをサポートしていた長男透雀が逃げ遅れて深手を負いました。おのれ晴明。当主朱雀はコーちんがかばってくれたのでなんとか助かりました(そんなのあるんですね……退却選択時限定の効果かしら)。

  • 奉納点 9650 => 11972(2322)


 帰還後、コーちんに怒られる一堂。ていうか一度戦うと鬼録にボスの情報が載るみたいですね。これは助かります。

1123年7月 湖丸誕生


 透雀の娘が下諏訪竜実さまの元から到着。ひさびさの女の子ですが、ため息ばっかりついてるとやら。しかも口癖が「後生だから……」。な、なんかつらそうです。父の透雀は摩周湖からの連想で名をもらい、母の下諏訪竜実も諏訪湖に縁があるので、湖丸と書いてむりやり「うみまる」と読ませるなんてどうでしょう(そんな読みはない)。



 ジョジョキャラみたいな口元が親に似たのは色っぽくていいのですが、残念ながら体力の低さまでしっかり継承してしまったもよう……。ていうか体の素質が父と全く一緒ですね。防御高くて、体力低い、相変わらずのアンバランスです。父と違って技が土以外は高いので、一族初の踊り屋を任せてみましょうか。どこかで属性攻撃のできる扇を調達しませんとね……。いろんな街のお店を訪ねてみることにしましょう。



 で、前回のボス、虚と襤褸の能力値を見てみたわけですが……二つ目の祭具戦で戦った潮丸とは比較にもなりませんね。とりあえず貫属性の槍や弓に弱いみたいですけど、透雀の槍や朱雀の弓で50くらいしか食らってませんでしたよ? とにかくこの防御力634の壁を越えないことにはどうにもならないみたいです、うーむ。正直来年なら勝てるとも言えなくなってきました。来年の祭りでは夜鳥子さんが1歳6ヶ月なので、下手すると老化がはじまってる可能性もありますし……気長にいけや、ということですね。歯ごたえのあるゲームになってきました。


 さて。先月まではここでケリをつけると意気込んでいた朱雀も、晴明の式神の想像以上の強さに長期戦の肚を決めました。この家にとっての長期戦とは、子や孫の代を見据えるということです。湖丸の代であの虚襤褸を倒せるかというと、かなり微妙なところでしょう。今できるのは、とにかく奉納点を稼ぐこと。迷宮中階層の敵を軽くひねられるくらいにならなければ、何度晴明に挑んでも同じ結果になるだけです。

 そうと決まればまた地道に出撃です。先月みなを逃がすための盾となった透雀は、いまだ傷が癒えていません。出撃できない彼は娘の指導につけ、当主朱雀、黄雀、夜鳥子さんの三人で遠征です。透雀の抜けた穴には遠征先の薙刀士さんを雇いました。



 あら? なんでオンライン遠征でこいつ出てくんですか……。ちょうど根の子参りでお祭りやってたので入ってみたのですが、百鬼祭自体は国に関係なくイベント発生するのかもですね。さすがに晴明に勝てる見込みはないので、百鬼夜行の鬼たちを適当に狩ったら晴明をスルーして引き上げましょう。

 なお今回、入り口付近で思いがけず青の蝋燭を入手できました。これで全ての通路が見えるようになった、はず……。



 んー、前回みこしを見つけた場所では百鬼祭り発見ならず、仕方ないのでずんずん進んでいったら梵ピン将軍の祠が現れました。体力1800、というとむちゃくちゃ強い感じではないし、祭具1つの時に一度倒してるので突っ込みたくなっちゃいますね。



 月末ぎりぎりまで待ってから挑戦。いざとなったら傭兵のあんちゃんを盾にして逃げるのです。

 梵ピン将軍は様々な武器を使って攻撃してくる肉体派ですが、このうち槌は単純な攻撃力が高いのでいちばんの脅威。後列の夜鳥子さんが一撃で270くらいもらいました。攻撃は当主朱雀の弓に任せ、残りの面子はサポート中心に行動。一撃は重くとも回復が追いつかないことはないので、それなりに危なげなく撃破できました。

 なお将軍を倒して進んだ先で、「違う色の灯りが欲しければ他の国を探すといい」と黄川人くんが教えてくれました。もう全部集めちゃったんですけど……。ほんと微妙に役に立たない子ですね。

  • 奉納点 11972 => 15780(+3808)

 さて、今月は槌の指南書を獲得。新職業の壊し屋さんが解禁されます。高攻撃低命中で術は苦手、という特徴のわかりやすい職業ですが、使いどころは悩みますね……。前衛向きだけど術の才能がない! って感じの子が来たら考えてみましょう。

*1:どうやら特注装備は使用者のステータスで上限が掛かるらしく、持ち主を変えれば上限も伸びるそうなのですが、この時点ではまだ知りませんでした。