『AHEADシリーズ 終わりのクロニクル4(下)』川上稔

終わりのクロニクル 4(下) AHEADシリーズ (電撃文庫)
アヘッドーアヘッドー。
そろそろ人物関係がややこしくなってきました。昔の血縁関係や交友関係だけでもいろいろ入り組んでそうなので、未読の人は本作を読む前にちょっとその辺を整理しておいた方がいいかもしれませんね。
今回もヒオさんと原川さんは出ずっぱりで、他の人たちの活躍は貢数的に控えめです。そのためどうしてもヒオさん原川さんに目が行ってしまいますけど、よく見てみると、わずかな出番が回って来た人はその分いつにも増して良い働きをしていた気がします。
ヒオさんと原川さんは川上さんには珍しいタイプのペアですね。原川さんは初対面の女性に対してセクハラ行為を行ったりしない非常に貴重な男性キャラクターですし、ヒオさんも自分のパートナーに無容赦の打撃を入れたりしないというとても品行方正な女性キャラクターです。川上さんの主人公級キャラクターがこんなにまともだったのって、『閉鎖都市巴里』以来実に15冊ぶりじゃないでしょうか?(一体どんな作家ですか川上さん) とにかく他の佐山空間や暴力夫婦やややエロに比べて非常に健全な二人なので、せめてこの人たちだけはこのペースを保ってもらいたいものです。