『ローゼンメイデン』

TVアニメ「ローゼンメイデン」オリジナル サウンド トラック
ああ、いつの間にか放送終了から一月近く経っちゃいました。のんびりしすぎ。
最初はじまったときは、人形のニンギョウニンギョウした不気味なテイスト以外は、よくある絵の綺麗な萌えアニメという程度の感想でした。主人公が引きこもりのくそがきダメな子と分かったときには、言い知れぬ嫌な予感すらしたものですけど、実はそれこそがこのお話しの主眼だったんですね。
ジュンくんの立ち直りは、他のドール達を魅せていくのと同じくらいしっかり描かれていたと思います。最終話でジュンくんが散歩に出かけようとする際、一度思いとどまって外用の服に着替えさせた演出には感服。人を受け入れ人と生きていくのって、まずはそういう所から始めるものなのだと思います。
あと、翠星石さんを見ていてツンデレの意味がようやく分かりました。たしかにあれは……凄い破壊力だと思います。一千億万パワーくらい。

『魔法少女リリカルなのはA’s』#1はじまりは突然になの」

TVの前で騒ぎまくってしまいました。杖が! 槌が! 斧が! 本が! もう、なのはちゃんやフェイトちゃんが動いているのを見ているだけでも楽しいです。前作から半年の間に、自分がこのお話をこんなに好きになっていることにびっくりしました。
「深夜にやっている魔法少女もの」ということでアレな人向けのアニメなのかと思って、前作はかなり眉に唾をつけて見ていました。本当は見ていたと言うのさえおこがましく、『月詠』の直後の番組だったのでなんとなくTVを消さないでいたという程度。けれど後日談にまるまる一話を割いた最終話でこの作品が「敵同士だったなのはちゃんとフェイトちゃんが友達になるまでを描いたお話」だったことに気づいて、見方が180度変わりました。主題歌にも「私の名前を呼んで」ってありますものね。
そういえば、この監督も『ぱにぽに』や『月詠』と同じ新房昭之さんなんですね。*1新房さんは、いわゆる萌えに頼らない素直な女の子を描くのがとても上手だと思います。

*1:A’sの方は監督さん代わったそうです。