『AIR』

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遠野美凪さん編のベストエンドじゃない方のルート。
……言葉責めっ!
……鬼畜っ!
というわけで言葉責めエンドでした。PC原作では言葉以外の方法でも責めるそうですけどよく分かりません。絶望してしまった人間の爛れたやさぐれ具合が大変よい感じに表現されていたと思います。ヒネた見方をしなければこれもすごく綺麗な終わり方であることに間違いはないんですけど、TV版が子供に安心して見せられる内容だっただけに衝撃ひと押し。こういう感覚もカバーしているのですね。『ヒトクイマジカル』でいのえもんさんが玖渚さん宅に戻ってやさぐれている辺りの雰囲気と通じるものがあります。こういう静かな絶望に浸された雰囲気なら、年齢制限なシーンもたしかに効果的な演出になるかもしれません。PS2版なのでそのものの場面はカットされてますけど、こいつら今やりやがったなと明らかに判断できるシーンもありましたし言葉が乱れましたすみません。
基本的に主人公の絵は出てこなくて、CGなどで出たとしても顔が隠れちゃってるんですね。こっちの畑では主人公の男性キャラクターをそういう風に扱うのは普通なんでしょうけど、すこしびっくり。Gジェネレーションの名無しユニットみたいです。国崎さん自身もなかなかいいキャラクターだったので、ちょっと残念。
まだクリア特典の項目が選択できない状態ですし、そもそもTV版と違う話になっちゃってたので、ベストエンドは別にあるのでしょう。分岐ポイントの予測はつくのでちょっと戻ったところから始めればすぐ正編が見れそうですけど、あまり急ぎすぎるのももったいない気がします。