たのしい神話(2-1)「主神(?)アルセスについて」
神話世界の代表的な神格、アルセス神について見てみます。この辺は私にとっては比較的よく知ってる事項になるので、復習のつもりで一通り纏めてみることにします。アルセス神について軽く調べてみたい人は、次のリンク先あたりを参照するといいでしょう。
さて、資料によって食い違う記述も多いんですけど、このアルセス神について大まかにだけ纏めてみると、
- 最もメジャーな神で、主神として扱われることもある
- 非力ながらも知略に長けた気さくな少年神の姿で描かれる
- 世界を管理するコンソール「紀元槍」を所持する
みたいなことが言えると思います。
少年神であるにも関わらず神々の中でも主神に近い存在として認められている理由は、彼が「紀元槍」を所持しているからだと考えられます。ただし紀元槍については何らかの機能が共通認識されているわけではなくて、「なんか凄いアイテム」というイメージがあるだけの様子です。(きっと世界を創り変えるような凄い槍なんです。この槍を一言で説明するには何と言ったらいいだろう、と神話の人に問うたところ、「涼宮ハルヒ」という結論に満場一致で落ち着きました)
こういう風に設定だけ並べてもイメージはなかなか湧かないので、面倒な人はとりあえず「美少年で善良な性格の涼宮ハルヒ」あたりを想像してお茶を濁しておきましょう。(いいんですよ、この辺あんまり重要なところじゃないので。いんですって) 「紀元槍」が具体的にどう凄いのか分からないのでアルセス神の威厳というのがどうにも怪しい気がするんですけれど、そこは美少年。少年愛、腐の人など世界中のアレな人たちから一定の人気を博しているそうです。同人本もたくさん出てます。
と、こういう風に並べていくと、どこかおかしいことに気付く人がいるかもしれません。ここに書いたことをどう捉えても、私たちがよく言ってる「このアルセス野郎!」とか「悪いのはアルセスです」といった罵倒の言葉には繋がってこないからです。
「利発で気さくな少年神」という爽やかなイメージであるはずのアルセス神なのに、どうしてこんな酷いことになってしまうのでしょう。アルセス神について話すならここから先が重要になってくる気がするんですけど、あまり長くなるのもアレなので続きは次回に回したい思います。