『鬱夫の恋』
配布先→http://www.geocities.jp/kimoo_no_koi/utuo.html
妙に評判が高かったので前々から気になってたんですけど、元さんも誉めてらっしゃったのでいい機会と思ってプレイしてみました。
……。
……。
……ゲフーッ!(吐血)
えっと、はい、みんな*ねばいいのにと思いました。フリーゲームで一時間と手軽なことを考えると、いい線行ってると思います。こんなに手軽に欝になれるなんて、世の中いい時代になったものですね。文字表示の遅さが気になりましたけど、目だった弱点はそのくらいでした。
このゲーム、マップ画面ではほとんどRPGつクールの素材をそのまま使ってるみたいですね。だから舞台設定は現代であるはずなのに主人公はゾンビのグラフィック、イケメンは騎士のグラフィック、教室も中世の大学風。単に手を抜いてるように見えるかもしれませんけど、こういった素材の使い方はなかなかうまいと感じました。戦闘にしてもそうですけど、スーパーファミコン時代のRPGという記号的なお約束中心の演出を逆手に取った、面白い表現だったと思います。
このラストって一見すると外部の敵が一方的に悪いように見えますけど、もっと穿った見方をすると大元の原因がウツオさんにあるようにも見えますね。この二重性が多くの人に支持される一因になったのかなー、とちょっと思いました。