東野圭吾

『分身』

北海道に暮らすお嬢様育ちの氏家鞠子さん、東京でアマチュアバンドに打ち込む快活な小林双葉さん。瓜二つの容姿を持ちながら別々に生きてきた二人の人生が、母の死や自身の出生の謎を探ってる内に思いがけずごっつんこ。(執筆当時の)最先端医学を絡めて展開…

『悪意』

計算尽くされてるなーという印象。ミステリーの面白さには「隠されていた仕掛けの意外さ・派手さによる魅力」とか「真相を解明する過程の鮮やかさによる魅力」などいくつかの傾向があると思います。その分類で考えるなら本作は、とにかく「伏線の配置とその…