「家具」と「人」(1日目 18:00)
『うみねこのなく頃に』エピソード4までの完全なネタばれを前提とした、二周目のプレイメモです。未プレイの方はどうぞご注意を。
ゲストハウス
- 朱志香さん、譲治さん、紗音さん。
- 真里亞ちゃんは戻っていない。戦人さんはまだ客間で寝ている様子。
- 婚約の件で、絵羽さんを含めた一族を説得する気まんまんの譲治さん。
- 休み時間を超過していることに気づき、慌てて戻る紗音さん。
厨房
- 源次さんに貴賓室への配膳を止められ、納得がいかない郷田さん。熊沢さんがおいたわしやモードで解説。
- 「片翼の鷲」ではなく「黄金の鷲」という表現。単なる表記揺れでしょうか。
- 熊沢「あぁ、おいたわしや郷田さん…。私は物陰からこうして見守るしかないのでございます…」
- 郷田「熊沢さん、油を売っている暇があったら、食堂の準備をしてきて下さい」
- ふいた。
- 使用人の序列は、源次さんが第一位、紗音さんが第二位。おそらく嘉音くんが第三位? (恋音とか、登場しない使用人が間に入るかも) 黄金の鷹のない郷田さんは下っ端。
- 廊下に場所を移し、紗音さんと嘉音くんの会話。
- 家具である使用人は、「黄金郷の扉が開く」という言葉の意味を知っている。それは現世での死を意味する様子。
- 既に人間の心を得ている紗音さんは、家具にとっては福音となるその日の到来に絶望する。
- 紗音さんが婚約指輪を受け取らなければ、生け贄には選ばないと約束したベアト。
- この時点で、初めてベアトの悪意に気づく紗音さん。
- 13人が生け贄になり、5人だけが生き残れる。黄金郷に行けるのは5人だけ。家具である嘉音くんはこの5人に入り、黄金郷で人間になることを望む。
- 真里亞ちゃんは、黄金郷に行けば全員が生き返ると言ってましたが……真里亞ちゃんと片翼の鷲の使用人で認識が違う?
- 人間になって恋がしたいと、涙を流す嘉音くん。
金蔵の書斎
- 源次さんと蔵臼さんが金蔵を呼びに来る。先の夏妃さんとの会話をふまえると、呼びに来たのは単なるポーズ。そもそも金蔵は死んでおり……。
- 金蔵の書斎の中で、チェスの相手をする南條先生。
- 金蔵が生きているのは幻想としても、南條先生が室内にいるというのは何かの手掛かりなのかも。
- チェスは勝利以外に、親友とよい時間を過ごすことも目的のひとつ。これは昔金蔵自身が言った言葉。
- それを南條先生に言い返され、珍しく笑う金蔵。
- 金蔵「…お前とのチェスの決着はつかなかった。だが、私が忘れていたチェスの目的は、どうやら果たせたらしい」
- 金蔵と南條先生の間であった現実の会話が、この幻想シーンの中で繰り返されているのかもしれませんね。だとすれば、金蔵は最後に忘れていた安らぎの一つを思い出してから逝ったことになります。
- 金蔵「あぁ、後ほどな。…………黄金郷か、煉獄か。あるいは次の世で」
- 輪廻。仏教系の世界観にも抵抗はないんでしょうか。それとも単に、六軒島のループ構造を見越していると考えた方が妥当でしょうか。
- 何重もの結界で部屋を守る金蔵。
- リスクと掛け金をつり上げた上で、さらに防御も堅め、奇跡を掴み取ろうとするのが金蔵のやり方。
貴賓室
- 紗音さんが配膳に現れる。
- 譲治さんとの恋のきっかけを作ったことに関して、紗音さんはベアトを恨まない。人間を教えてくれてありがとう、と礼を言う。
- その上で、人間は命令に従うかどうかを自分で決める、と公然とベアトに反抗する紗音さん。
嘉音くんから真相を知らされた時点で、紗音さんの中にベアトへの不信が芽生えます。ベアトは心の鏡であるという説を採るなら、家具を弄ぶことを楽しむ今のベアトは、その不信の反映と見ることもできますね。
- 「あなたなんか知らない」と、ベアトの最もいやがる方法で抵抗を示す紗音さん。
- 余裕のあったベアトの表情が、はじめて動揺に歪む。
- ベアトに敢然と立ち向かう紗音さんの表情がすごく凛々しい。竜騎士さん、気合い入れて描いたんだろうなあと。
- 人間は未来の運命なんて知らないから、最後の瞬間まで自分を精一杯生き抜くのみ。何が起こっても、そこにベアトの存在の介入など信じない、と紗音さん。
食堂
- かつての金蔵は、親族が晩餐に揃うことを非常に重要視していた。
- 晴れ舞台で郷田さんニコニコ
- 四兄弟は、食事の話をするにも鍔迫り合い。
- 19人目がこのタイミングで現れないとなると、蔵臼さんの差し金ではないのではないかと考える絵羽さん、留弗夫さん。その場合、蔵臼さんとも共同戦線を張った方がいい。
- ちょっとした会話から、夏妃さんが19人目の存在を知らないらしいことを確認する霧江さん。
- 19人目を巡る場の緊張など知らず、貴賓室に食事を届けたことをあっさり証言する郷田さん。お茶目。
- 「ベアトリーチェさまでございます」と、郷田さんもそう認識している様子。
- 嘘をつく理由がきわめて少ない、非常にニュートラルな立場の郷田さんからはっきり名前が出たことで、真里亞ちゃんが言うのとは段違いに信憑性が増すベアトリーチェの存在。騒然となる場。
- 楼座さん、真里亞ちゃん、霧江さんが、本人に会ったと名乗り出る。
- 19人目を乗せた船が"来なかった"と示すことは悪魔の証明。
- 荒れに荒れる場。絵羽さんも蔵臼さんも表情をゆがめて声を荒げる。
- 源次さんに聞けばわかることなのだから……と、一同を押しとどめる楼座さん。
- 子供たちにゲストハウスへ戻れと指示する楼座さん。他の大人たちも、子供たちの前で遺産相続の泥臭い話を盛大に繰り広げていたことに気づいて我に返る。
- 楼座さんがさりげなく場の流れを誘導して、これから死ぬ大人と生き延びる子供を分離させていますね。
- 食事は途中で散会。南條先生と子供たちは部屋を後にする。
- 南條「…………私も席を外しましょう。どうやら今夜は、私の出番はなさそうだ。」
- 戦人さんの「まだ出番じゃない」と結びつけることもできそうな物言い。
- 源次さん到着。問い詰める一同。貴賓室にいるのは誰だ? という問いでフェードアウト。
- 一体この時、どんな会話があったのやら……。
- ここにいたメンバーで生き残ったのは、楼座さんと源次さんだけ。
- これをもって楼座さんと源次さんが通じていることを疑うのは、決して無理筋ではないでしょう。