大規模なシェアワールドを作るための標準規格を考えてみた

 ひさしぶりにこの話。たとえば仮案として

フリーシェアワールド規格

 物語の世界観、キャラクターなどの設定やイメージを広く一般に共有し、神話・伝承などに次ぐ「自由な物語世界」(フリーシェアワールドFSW)として扱っていくための規格。

 FSWとは次のようなものである。

  • FSWの設定の追加、改変、利用は無制限に認められている。
  • FSWの要素を用いて作った著作物に、自分の著作権を主張してもよい
    • ただし元々FSWに属していた設定や、それを拡大解釈した設定は、引き続きFSWに属するものとして扱う。
  • 基本的に一度発表した作品はもう自分が制御することはできないが、他人によって占有されることもない
    • (無断の権利登録など、第三者が独占的に権利を主張することはできない)

 FSWが扱うのは「設定」や「イメージ」といった無形のコンテンツまでである。一定の形を持った「文章そのもの」「画像そのもの」などの有形コンテンツについては、各自著作者が著作権の扱い方を決め、管理を行う。

メリット

 自分と他人の作品をシェアワールド化する際、個々の作者同士が連絡して許可を取り付けあう必要がない。FSW規格を適用すると宣言することだけが、必要な手続きである。

 特定のクローズドな「企画」ではなく、一般的に適用できる「規格」であるため、規格が浸透しさえすれば数百人とか数千人といった規模のシェアワールドを理論上形成できる。

 みたいなのがあった場合、どれくらいの人間が乗ってくるでしょうねー。(「でしょうねー」て)