『白い花の舞い散る時間 -ガールズレビュー-』友桐夏

白い花の舞い散る時間 (コバルト文庫)
あはははははは。
あははははははははははははははははははははは。
ロマン大賞! コバルト文庫! 少女小説! そしてリリカル・ミステリー! 誰ですかこんな副題つけたのは。狙ってやってるとしか思えません。
これはもう、何も言う必要はないでしょう。評価が定着する前の、デビュー作の時点でこの作家に出会えたことをたいへん幸運に思います。『このライトノベルがすごい』アンケートに何を選ぶか迷ってましたけど、これでひとつは確定しました。それにしても、ネタばれしないのがこれほど難しいお話もそうそうありませんね。というわけで以下の文章にはワンクッション置きます。


ある作家の作風を強く連想するというお話を各所で見かけましたけど、その人の作品は未読なのでよく分からず。私自身は途中からまったく別の作家を連想し、読後に確認するまで皆その人のことを言っているのだとばかり思ってしまいました。むしろ、今のところ誰もその作家の名を挙げていないのが不思議なくらいです。
その人の名前を以下に挙げますけど、おそらく名前だけで「ああ、そっちのオチか」とネタが割れてしまう恐れが非常に高いです。というかこの文章だけでも結構なボーダーです。既に本作を読み終えた人か、少女小説なんかこの先一生何があっても読むつもりないよーと断言できる人以外は、この先覗かないことを強くお勧めします。


ええと、つまりこの人です。(一番上の検索ボックス)