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『さよならメテオ』

実はだいぶ前に読んで感想まで書いてたんですけれど、書きためたメモの中に埋もれちゃって今更……ああわ。 へんてこりーんな心象風景小説。『エレGY』が小説を専門的に書いてこなかった人の第一作としては驚くほど流暢に綴られていたのと比べると、こちらは…

『虐殺器官』

ようやく読みましたよ虐殺器官。人類という種に秘められた「虐殺」の秘密と、その秘技を用いて世界中で虐殺行為を引き起こして回る男を巡るお話。「虐殺の文法」という観念的にも見えるアイデアを中心に据えつつも、実際の描写から生まれるイメージは地に足…

『流血女神伝 帝国の娘(下)』

上巻の感想を書いた直後から読み始めて、そのまま下巻も一気読み。一日に長編小説を二冊も読みきったのって何年ぶりでしょ。たしかブギーポップシリーズでライトノベル初体験したときに一日二冊くらい読んだ気がするので、ざっと八年ぶりくらい*1になるかも…

『最終兵器彼女外伝集 世界の果てには君と二人で』

高橋さんの作品を読むのはものすごく久しぶり。最後に載っている『スター★チャイルド』は比較的最近書かれたものだと思うんですけれど、『最終兵器彼女』の頃から雰囲気は変わってませんね。四作の中で未読だったのは『スター★チャイルド』だけだったんです…