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Gファンタジー』漫画版『祟殺し編』#4
雛見沢村……とってもいいところよ、ウフフ」あらすじページのナースな鷹野さんが怖すぎます。
草野球で興宮勢の甲子園エース・亀田さんを負かす回。圭一さんが亀田さんを言いくるめるシーンに八ページも割かれていたり、二人の表情(主にお菓子の話題で夢想に耽るところ)が妙に書き込まれていたりと、作者の無駄な気合いを感じます。直後にホームランを打った沙都子ちゃんが会心の笑みを見せるんですけど、この絵は本当に素晴らしいカットでした。こういう風に絵で魅せることができるのが、漫画のいちばんの強みですね。
中盤は祝賀会ということで、入江先生が沙都子ちゃんの身の上話を語ります。沙都子ちゃんに対して何もしてあげられないことの辛さがその様子から滲み出ていて、こうして見ると入江先生って本当に誠実な人なのだと思えます。
その後は詩音さんが合流し、いくらか他愛のない話をした後で悟史さんの話題に移ります。沙都子ちゃんについて「悟史くんとは大違いです。きっと運動神経は全部妹に取られちゃったに違いないです」と漏らす詩音さんの心中の複雑さを思うと何とも言えない気持ちに。最後は"転校"という言葉に反応して豹変した詩音さんの怖い顔のアップでシメ。さあ、鉄平ちゃんの足音が聞こえてきましたよ。ぎゃあー。