『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』一周目の印象#2

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昨日の続きー。やっぱり書いてることがまとまりが悪いですけど。
ストーリーについて。旧作で騎士団領の偉い人からいきなり「あなたは〜する運命にあるのです」みたいなことを言われて不条理を感じた人は多かったでしょうけど、そのあたりの「神の定めた運命に翻弄される理不尽」というテーマのようなものが、本作ではより色濃く表現されているように思えます。まだ一周目なので何とも言えませんけど、オリジナルエピソードでその辺りへの言及があるのかもしれません。そういえば河津秋敏さんの作品って、神殺しが出てくるお話が多いですよね。アレとかアレとか、あんまり知られてませんけど実はあの作品も神殺しが一枚噛んでたりします。
また、オリジナルエピソードやラストの展開を除き、シナリオのセリフは基本的に旧作にかなり忠実です。ラファエルさんの「コンスタンツ……。ああ、彼女の名前はコンスタンツというのです」みたいな細かいところもそのまま。潰すとか殺すとか、そのあたりの言い回しだけは修正されちゃってますけど、可能な部分についてはできるだけ旧作どおりになるように頑張ってくれたようです。ただし旧作で全主人公共通だった一部のセリフがキャラクターごとに再設定されたりもするので、主人公たちの考え方の違いがわかって面白いかもしれません。人によって旧作のイメージとますます離れてしまうという向きもあるでしょうけど……。
最後にボイスについて。会話シーンは街の一般人含めてフルボイスですけど、このあたりには特に感想はありません。以前家来さんがFFXをプレイしてるのを後ろから見たことがありますけど、それと大差はないと思います。一部のセリフが音声省略できないので、何度も同じ台詞を聞かされるとストレス溜まっちゃうのが残念なくらいでしょうか。
それより秀逸なのは戦闘時の声の使い方で、これは『アンリミテッド:サガ』の時と大方は同じです。大体の声付きRPGではキャラクターが一回一回行動するごとに何らかのセリフを発するものですけど、本作では戦闘中滅多に声が聞けません。雑魚戦では一バトルにセリフがひとつ聞けるか聞けないかという程度の頻度です。セリフが出る機会も限られていて、戦闘開始・終了時や連携成功時、あとはせいぜいキャラクターが戦闘不能になった時くらいで、それにしたって必ず喋ってくれるとは限りません。声が少なくて寂しいと感じるかもしれませんけど、逆にその機会を減らすことでひとつひとつのセリフは際立っていて、特にイベントバトルでここぞとばかりに使われるセリフの演出効果は抜群です。こういったストイックな演出って、短いセリフに鋭い意味を込めるサガとはとても相性がいいのだと思います。