『ゆびさきミルクティー(2)』

ゆびさきミルクティー 2 (ジェッツコミックス)
うーん、やっぱり何か根本的な作りが、他のラブコメものとは異なっている気がします。その違いはきっと、美少女ゲーム的な意味での"ゴール"がそもそも想定されていない、つまり誰かとくっついたりらぶらぶするのを暗黙の目的として恋愛しているわけではない、ということなのだとは思いますけれど、それにしてもこれは一体。男の子向けラブコメとは一線を画しますし、かといって単に少女漫画的という言葉だけでも片付けられませんし。とりあえず、物語上の都合に流されずキャラクターがちゃんと恋愛してるなとは思いました。
あー、そういえば一巻でときに感じた「この人絶対頭おかしい」感はあまり感じませんでした。いえ、アレがナニとか言い出すシーンの反応*1とかはやっぱりヘンなんですけど、そういうのが普通に作劇の中に溶け込んじゃっているというか。つまり慣れたということなのかもしれません。たいへん、のうみそ溶けちゃう!

*1:「びっくりした」で済ましますか、みたいな。