Civ4 国王メモ(8)

オスマンェ……

 友好国モンゴルの窮地に駆けつけたオスマントルコが友誼の誓いを守るため魔界に宣戦! ただしモンゴルはオスマントルコの属国になります(^o^)

 ……というわけで、窮地に陥ったモンゴルはオスマントルコに助けを求めてその属国に下り、いまや魔界の交戦国はオスマントルコと相成りました。久しぶりのプレイなのですっかり忘れてたんですが、敗北を重ねて窮地に陥った文明は、他の強国の属国となることを条件に助けを求めることがあるんですね。これが成立すると、戦争の主導権は宗主国オスマントルコに移り、もう少しで攻め落とせそうだったモンゴルは以後和平交渉のテーブルにもつかなくなります。こうなるといくら殴っても賠償金を払わせることはできなくなるので、ちょっと割に合わない戦争になってしまいます。うーん、戦争をする時いちばん気をつけなければいけないことだったんですけれど、Civ5にはないシステムだったのですっかり忘れてしまっていました……。

 さっきモンゴルから奪ったばかりのニューサライに、長距離砲とライフル兵で構成されたオスマントルコ軍のデススタックが押し寄せてきました。さすがに勝てないと判断し、ニューサライを放棄。モンゴルの地方都市を落としにかかっていた部隊もいったん帰還させ、対メフメト戦に集中。カラコルム攻めにかかろうとしていた敵主力をなんとか返り討ちにします。敵に歩兵がいなかったので勝てたようなものですが、オスマン本国の方では既に歩兵の開発も始まっている様子。うーん、辛い戦いです。

泥沼戦争

 モンゴル・オスマンとの二正面作戦になるため、あっちこっちで出会い頭の戦闘が起こるようになり、魔王軍の損耗率は一気に増加しはじめました。攻城兵器で損害を与えた後なら100%近い勝率を維持できる都市攻めと違い、遭遇戦の勝率はうまくやっても8割9割止まり。「運悪く」犠牲になってしまうユニットも無視できない数になってしまいます。

 互いに消耗し合いながらも魔王軍は少しずつ前進。オスマントルコの首都イスタンブールを含む3都市の占領に成功しました。が、ここが限界。この時点で魔界の主力兵器は戦車ですが、オスマンも同様に戦車を出してきたため、魔界にはもう技術上の優位がありません。さらに物量でも相手が上。都市攻めで有利になっても毎ターンどんどん補充の兵員がやってくるので、すぐ押し返されてしまいます。奪ったばかりのイスタンブールを取り返す時間を与えないよう、そのターンの内に和平締結。都市は奪えたものの国境圧迫でちょっと使い物にならない感じですし、なんとも実入りのない戦争でした。

 停戦の直前にモンゴルはオスマンの支配から離れており、再び魔界と一対一の戦争になりました。もうこっちの戦争もあまり実入りがないのですが、モンゴルには戦車がないので戦争はまだまだ有利。余技で軽ーく占領していき、魔界領の最後の拡張を行います。もうこの先戦争をするつもりはなく、科学研究を突き詰めて宇宙勝利を目指す予定です。ユニットは戦闘で適度に消費して、軍の維持費を削減していきましょう。(ひどい) ……という感じで暢気に戦争していたのですが、ところが。

オスマンェーーッ!

 友好国モンゴルの窮地に駆けつけたオスマントルコが友誼の誓いを守るため魔界に宣戦! ただしモンゴルはオスマントルコの属国になります(^o^)(2回目)

 はい、有利な条件で講和したのだからもう大丈夫と安心していたのですが、よく考えたら全く根拠のないことでした。いくら先の戦争に勝利したとはいえ、数字の上ではいまだオスマンが魔界の倍以上の軍事力を誇っています。そしてAIは宣戦の判断基準に数字だけを見るわけですから、「勝てる」と判断されるのも当然でした。ましてや今回は、モンゴルを攻めながらの消耗的軍縮をはじめたところだったのです。もはや魔界には、もう一度オスマンと戦う軍事力なんて残っていません。ゴーン*1……。この戦争を凌ぎきったら、私もう宇宙勝利目指して内政に励むんです……。

あれ? 終わり?

 占領地を次々と奪還され、あっという間に版図を縮小していく魔界。ここまでなら領土の広さが元通りになるだけで済むと思っていたのですが、なんと追い打ちをかけるようにエチオピアも魔界に宣戦してきました。南から、そして北東小大陸の植民地からも侵略が始まります。エチオピア爆撃機とミサイルにより、もの凄い勢いで蹂躙されていく魔界本土。植民地には核まで2発ほど落とされました。そして、この状況で小競り合い中のマヤに対する参戦要請とかしてくるイギリスのヴィクトリア。そんな暇あるわけないでしょ!

 さらに続く一方的な戦術核戦争。コハイトに2発、魔王城に3発の核が落とされ、魔界の主要都市はあっさりと占領されていきました。機械化歩兵一体しかいない都市に核を3発も落とす意味が分かりません。なんかあっさり書いちゃいましたが、だって本当に小気味いいほどさくさく都市が占領されていくんですもん。そしてエチオピア宣戦から、10ターンくらいしか経っていない271ターン目の1991年、魔界最後の都市であるベシバリクも核攻撃の後に占領され、私たちの国は滅亡しました。魔界とは何だったのか……。

反省会

 直接の敗因は、安全保障を疎かにしたことですね。後半はモンゴルを攻めることばかり考えて、オスマンエチオピアに攻め込まれる可能性をろくに考えていませんでした。特に「大国が降伏間際の国を属国化して参戦」してくるケースをすっかり忘れていたのが致命的。オスマンとどこか適当な国を交戦させるなどの外交操作をして、矛先を別の方に向けておくべきだったんですね……。今回の外交は駄目駄目でした。

 戦略面では、無理に戦争するよりさっさと新世界に植民した方がよほど効率的だった、という話も。私よく分かってなかったんですが、地球型のTerraマップだと未開の新大陸が存在するので、さっさと航海技術を手に入れて新大陸に向かうべきだったんですね。特に今回のプレイでは首都も生産都市も海岸都市だったので、海洋プレイには向いていたはずです。旧大陸に全ての文明が揃っていたのだから新大陸が手つかずなのは序盤で分かっていたはずなのですが、まあ考えが足りませんでした。

 戦争判断も杜撰なものでした。攻城兵器はライフリング獲得前から数を揃えることができたはずですし、ライフル兵自体も一から生産せずに旧型ユニットをアップグレードした方が効率的だったはずです。結果的に最初の戦争を近代まで持ち越してしまい、その後も戦いを長引かせてしまったため、ことの顛末はご覧の通りです。うーん、やっぱり戦法とかの知識はあっても、具体的なタイミングを読む力は衰えてしまっているようでした。このあたり、次回はもう少し上手くやりたいです。